映画

2016年9月23日 (金)

「後妻業の女」

水曜日は、事務所で諸々の調べものの片づけなど。

昼を前後して、商工会議所青年部の四役会、理事会。

午後は、事務所にご来客があり、仕事の打ち合わせなど。

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【「後妻業の女」】

資産家の後妻となって、その財産をかすめ取る「後妻業」という存在があるそうだ。

「このケースが」というのはわからないが、有名な芸能人が亡くなった後、その後妻さんと遺族の間で遺産を巡って大きくもめるケースがあった。

奥さんと別れ、高齢となって一人寂しいところに病気などして余命いくばくもない、そんなころにやさしい女性が現れて身の回りの世話を焼いてくれれば、男などいちころなのだろう。

「後妻業の女」という映画を観た。

公式サイトはこちら

資産家で奥さんに先立たれた高齢の男たちが次々に後妻業の女(大竹しのぶ)に引っかかっていく。

それを裏で糸を引く男(豊川悦司)がいて、かすめ取った財産を山分けしていく。

最後にどうなるのかはこれから観る方もいらっしゃるだろうから書かないが、女優・大竹しのぶの個性はこの役柄にハマっているように思えた。

本当にタチの悪い輩が世の中にはいるということだ。

引っかからないためには、①資産家にはならない、②奥さんに先立たれない、③女に甘えない、この3つのいずれかがあれば、後妻業なる輩に引っかかることは無いのではないだろうか。

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2016年9月 2日 (金)

シン・ゴジラ

昨日は、午前中に新規で顧問先となった会社の方が来所され、今後の仕事の進め方についてのご相談。

昼前から税理士会の幹事会など、夜の懇親会まで。

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【シン・ゴジラ】

「おもしろかった」と、各方面で話題になっている「シン・ゴジラ」を見てきた。

昨日は、「1日」ということでMOVIXの映画チケットは一律1100円の日だったこともあるのだろう。

夜にも関わらず、結構な人出だった。

公式HPはこちら(音声にご注意)>。

おもしろいと思ったのは、そのリアリティだろう。

ゴジラ自体はフィクションであるとしても、自然災害とも敵国からの攻撃ともいえない、首都圏の被害拡大に対峙する日本政府のおかれた状況が、リアルな課題を目の当たりにしてくれているのだという。

ゴジラの来襲で被害を拡大する首都圏を見ても、官邸は法律的にどう対応して良いのか右往左往する。

そんな様子にリアリティがあったので、笑うに笑えないところが面白いのだと思う。

長く書くと、あらすじを書いてしましそうになるので、これから観る方のために、この辺りに留めておきたい。

観て損はない映画だといえる。

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2015年12月14日 (月)

「杉原千畝」

金曜日は、午前中にご来客があり、業務についてのご相談。

午後は、事務所で10月決算法人の税務申告書の作成など。

夕方に、経済同友会の例会があり、アジアでのビジネスに関する講演を拝聴した。

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【「杉原千畝」】

金曜の夜、一つ会合をこなして、その足でMOVIXのレイトショーへ。

映画館でゆったりと映画を観るというのは、本当に至福のひとときだ。

観たのは「杉原千畝」(←公式サイト 音声にご注意)。

先日観たエルトゥールル号の物語である「海難1890」も、歴史上のストーリーは知っていたが、杉原千畝もまた、知るところではあった。

戦時中の日本は、多くの判断ミスを積み重ねて、結果、敗戦という惨事を招いたわけだが、中には良識ある外交官もいて、適時に情報収集し、無益な戦いを避けようと進言していたこともあっただろう。

杉原千畝は、ソ連の専門家だったが赴任したリトアニアでヨーロッパの情報を収集していた。

やがてリトアニアがソ連に併合される間際に、ナチスドイツに追われて逃げ場のなくなったユダヤ人6000人に「命のビザ」を発給し、多くの命を救った。

その後に赴任したドイツでは、独ソ不可侵条約を破ってソ連に侵攻しようとするドイツの動きをいち早く察して日本の本国に情報を送ったが、当時の日本政府はこれを無視した。

当時、破竹の勢いだったナチスドイツを味方につけて、大東亜戦争を戦おうという目論見も、ドイツに実は力がないということを事前に悟った外交官から見れば、その時点ですでに無謀な戦争だった。

杉原千畝は有能な外交官ではあったが、戦後は外務省の意に沿わない動きをしたこともあり、外務省を退職してしまう。

杉原氏の功績が復権したのは、1990年代に入ってからで、これは鈴木宗男氏の働きかけによるものだそうだ。

こうした人物の存在を日本人が知っておくことは必要なことで、「海難1890」とともに、観ておきたい映画だと思う。

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2015年12月11日 (金)

「海難1890」

昨日は、午前中に顧問先を訪問して、会計処理についてのご相談など。

午後は、公認会計士協会の研修を受講。

今朝は出勤前から猛烈な雨と風。

荒れた天気に閉口。

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【「海難1890」】

昨日、仕事を終えてから、日吉津のMOVIXで映画「海難1890」(公式サイトのリンク→音声にご注意)を観てきた。

1890年に起きたエルトゥールル号の悲劇にまつわる話は、ニュース等で知ってはいた。

そのときに救出に奔走したのは和歌山県の大島の人々だったが、そのことが95年が経った1985年、イラン・イラク戦争の際、テヘランで孤立した日本人の救出にトルコ政府が動くことにつながった。

トルコの人たちが、95年経っても日本人に救出してもらったことを忘れていなかったことに胸を打つ。

それを映画化したものが、「海難1890」という映画だ。

大まかなストーリーは以上の通りなので、これ以上は書かないが、この映画は多くの日本人に見てもらいたい。

トルコと日本の友情について再認識する意味でもそうだが、もう一つ、1985年の当時、日本政府が「危険だから」と言って、テヘランで孤立した日本人を助けに来なかったこともよく記憶しておくべきだ。

あのころはまだ左派の社会党の力も強く、当時の中曽根内閣は決断できなかった。

情けない話だ。

しかし、その弱体化した日本の窮地を救ったのがトルコ政府とトルコの人々だった。

95年も前の救出劇を後世に伝え、恩返ししてくれたわけだ。

さて、これから映画をご覧になられる方に一つだけご注意を。

映画の中身が終わって、エンドロールが始まっても席を立たないようにしてください。

私もたまに、エンドロールが始まるや否や、席を立って帰路につくことがあるが、昨日は、その後に用事もなかったこともあり、エンドロールをそのまま観ていた。

そしたら、その後にも物語が続き、すべてが終わったかと思ったその後にも“おまけ”があった。

いや、大切な“おまけ”だ。

夕べも、エンドロールが始まってからすぐ席を立たれた方がおられたが、私は最後まで観て、得した気分というか、良かったと思うので、その点だけご注意を。

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2015年8月13日 (木)

日本のいちばん長い夏

先週から上映されている映画「日本のいちばん長い夏」を見てきた。

日本のいちばん長い夏」(公式サイト

半藤利一氏による原作を、一度は読みたいと思っていたが、なかなか読めずじまいだったところ、映画化されたので、すかさず観賞した。

日本の戦局が悪化し、本土決戦に持ち込むか否かの議論が起きている当たりから映画は始まり、あっという間に映画の中に引きこまれた。

映画は、当時の陸軍大臣だった阿南惟茂を中心に展開された。

ポツダム宣言を受諾するかどうかで、国内がもめている中、鈴木首相と昭和天皇を中心に降服する道に導かれるわけだが、陸軍の若手将校を中心にそれに反対するクーデターが起きそうになる。

阿南陸軍大臣の自決は、その文脈の中にあったのだと改めて分かったが、それぞれに重い責任を全うしようとした日本人がいたのだと思った。

あらすじについては、これから観られる方のためにこれ以上は書かないようにするが、終戦の日を前後して、いかなる動きがあったのかを知るのに良い映画だと思った。

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2014年11月19日 (水)

南極物語

昨日は、午前中に事務所で9月決算法人の税務申告書の作成など。

午後は、鳥取県庁にて監査委員の仕事。

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【南極物語】

日本を代表する俳優である高倉健さんが亡くなったというニュースには衝撃を受けた。

「あの人も亡くなるんだ」と、率直にそう思った。

訃報の中で、代表作として伝えられるのが、「網走番外地」や「鉄道員」のようだが、私の中では「南極物語」であり、「ブラックレイン」がある。

特に「南極物語」は、たぶん私がはじめて映画館でみた映画なので、よく覚えている。

昭和58年だったので、小学校3年か4年のときだ。

そのころは「高倉健」という俳優の名前は知らなかったが、あの渋いまなざしで、南極の雪の中、犬たちをとりまとめる姿はしっかりと印象に残っている。

極寒の中、寒さに耐えながら、厳しい表情で遠くを見るまなざしは、私が小学生だったということもあるだろうけど、「南極とはああいうところなんだ」と自然に思わせられるに十分で、それは高倉健さんの演技力のたまものだったのだと、今になってわかる。

ブラックレインは、松田優作の印象が鮮烈だが、そんな中でも高倉健の存在感がしっかりと伝わってくる映画でもあった。

その他、あれは日生のCMだっただろうか、「不器用ですから・・」というセリフが印象に残る。

いつでもどんなときでも「高倉健」というイメージを崩さない人だった。

晩年、さすがに「歳とったなぁ」とは思ったこともあったけど、まさか亡くなるとまでは思わなかった。

ご冥福をお祈りします。

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2014年10月21日 (火)

グレース オブ モナコ

昨日は、朝から会計監査の仕事で米子市内の法人を訪問。

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【グレース オブ モナコ】

昨日の夜、仕事を終えてから、MOVIXに映画を観に行った。

グレース オブ モナコ」(公式サイト 音声が出ます)

昨日は月に2度あるMOVIXデーで、大人1100円で映画を観ることができた。

しかし、平日の夜ということもあって、館内はガラーンとしていた。

せっかく身近に映画を観る施設があるのだから、もうちょっと映画観た方がいいと思う。

特に「グレース オブ モナコ」のようなハリウッドの教養映画は、自分の見識を広げてくれる。

グレース・ケリーという王妃の名前だけは知っているものの、この人物がどういう風にすごかったのか。

ただ美しかっただけではない、その“ハリウッド仕込み”ともいうべきインテリジェンスの部分にスポットを当てた映画だ。

モナコという周りを大国・フランスに囲まれた小さな王国が、いかにして生き残りを果たしてきたか。

そこにグレース・ケリーの果たした役割とは何だったのか。

例によって、これから観る方のために内容は明かさないが、フランスからの強い圧力により、併合されそうになったモナコは、グレースの一世一代の大芝居でこの危機を乗り切る。

おもしろいのは、これを50年経って映画化して、舞台裏を世界に明かしたことだ。

一応、「フィクション」ということにしているが、どこまでが真実でどこまでがフィクションかはわからない。

しかし、この映画によって、プライドの高いフランス人が大恥をかくことになった。

当時のシャルル・ドゴール大統領は、要するにグレース・ケリーの大芝居にだまされていたことを、50年経った今、世界に発信されたわけだから。

こういうところがハリウッド映画のおもしろさであり、つまりはユダヤ人のユーモアであり、インテリジェンスなのだ。

そのような大きな背景を理解して映画を観ると、10倍面白くなる。

ついでに、グレース・ケリーの役を演じた主役のニコール・キッドマンがとても美しいかった。

本物のモナコ王妃を知らない私は、ニコール・キッドマンがまさにモナコ王妃に見えたのだった。

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2014年2月17日 (月)

ウルフ・オブ・ウォールストリート

金曜日は、事務所で12月決算法人の税務申告書や確定申告に関する書類づくり。

午後、外出した後、事務所に戻り、ご来客が1件。

確定申告に関する資料の受付やご相談など。

土曜日も、一通り仕事を片付けて、午後から理事を務める法人の理事会に出席。

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【ウルフ・オブ・ウォールストリート】

週末に、なんとか時間を作って、映画を観てきた。

「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(公式ホームページはこちら 音声があります)

「金融」というものを題材に、ここまではちゃめちゃな映画を作れるのは、さすがハリウッドだと思った。

最初、なぜ「金融」をテーマにする映画が18禁なのかと思ったが、観てよくわかった(笑)。

やたらドラッグを吸うシーンや性的な描写がある。

もちろん、明るく、はちゃめちゃにだ。

金融というものは、行ってみれば欲望の象徴でもあるお金そのものを扱う世界。

この映画で喝破しているのは、そこに崇高な理念は必要なく、あるのは、限りない欲望と、そしてその欲望を掻き立てるシステムだという、いうなれば、元も子もないところを描ききっている。

そのシステムを作り上げて、年収49億円の栄華を作り上げたのが、ディカプリオが演じる主役の男だ。

内容については、これから観られる方のために触れないが、この映画は、最後のオチが普段と違った。

ハリウッド映画には、興味深い裏のテーマが隠されていることが多い。

それがハリウッド映画の魅力なのだが、最後のオチがこれまでの勧善懲悪的なものではなかったという点が、この映画の最大のメッセージだろうか。

人間の持つ欲望を否定しないのは、ユダヤ人の教義でもある。

映画の中で、欲望を否定的に描かず、そして、ウォール街という、世界の欲望が集中するこの街の真の姿を描ききったのではないだろうか。

アカデミー賞候補?

そんなのどうでもいいのだ。

観て損はない映画だと思う。

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2013年12月24日 (火)

永遠のゼロ

金曜日は、午前中に顧問先を2軒訪問。

昼に経済同友会の総務委員会に出席。

その後、役員を務める法人の理事会に出席。

中海テレビの打ち合わせ。

その後、顧問先を1軒訪問。

土曜日も出勤。

日曜日は、中海テレビ「県議熱中討論」の収録。

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【永遠のゼロ】

21日に公開された映画「永遠のゼロ」を観た。

原作がとてもおもしろかっただけに、映画には、あまり期待しすぎないようにしていたが、杞憂だった。

主人公を演じる岡田准一がとてもいい味を出していた。

この人、ほかの映画でも主演しているのを見たことがあるが、どんな役にもピタリとハマる演技力はすばらしい。

ジャニーズという枠にとらわれず、活躍してもらいた俳優だ。

ちなみに来年の大河ドラマの主演が岡田准一というのもうなずける。

大河ドラマも久しぶりに男の話。

ここ数年、フェミニズムの影響か、女を描いたものが多かっただけに、岡田准一の演じる黒田官兵衛には期待できそうだ。

「永遠のゼロ」は、大東亜戦争で活躍し、のちに特攻隊の悲劇を生んだ「零戦」と、その搭乗員の物語。

腕利きのパイロットが、戦争中に何を考え、どうして特攻に散っていったか。

その孫たちが、当時を知る人たちにインタビューしに行くところから、物語が始まる。

一つ一つの描写に感動が詰まっていた。

観て損は無いどころか、ぜひ、時間を作って観てほしい映画だと思う。

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2013年11月 5日 (火)

人類資金

金曜日は、午前中に事務所で山陰経済新聞の原稿書きなど。

午後は、諸々の調べ物。

4時過ぎに、ダラズFMの金ダラDXの経済のコーナーに出演。

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【人類資金】

連休に、時間を見つけて、映画を見てきた。

人類資金」。

戦争中に日本軍がアジア各国から略奪してきた金銀財宝の存在。

「山下財宝」などと呼ばれて、一時、話題になったこともあるが、その存在についてはよく知られていない。

この金塊は、戦後しばらく、フィリピンの山中に秘匿され、日本の戦後復興の様々な財源として使われたという話がある。

確かに、何の担保もなしに、IMFや世界銀行が日本にポンポンお金を貸してくれたというのなら、何か裏がありそうだが、この財宝の力があったのかもしれない。

逆に、単なる「見せ金」(あると見せかけて、実は無いお金)だったら、それはそれでおもしろい。

小野田少尉が、戦後、ずいぶん経ってから、フィリピンの山中から出てきたというニュースがあった。

「終戦を知らなかった」というのが、フィリピンから帰ってこなかった理由だそうだが、この方は陸軍中野学校の将校だった。

中野学校といえば、スパイ養成の超エリートが集まるところだ。

「終戦を知らなかった」という話は、にわかに信じがたい。

財宝を隠していたフィリピンで、その管理を任されていたという話もある。

その後、ブラジルに渡って、日本人の前に姿をほとんどあらわさないのも、こうした仮説を裏付けるかのようだ。

あるいは、アメリカの裏庭であるブラジルで、北米情報の収集にあたらせたのかもしれない。

日本は、ブラジルに移住した人たちのネットワークを通じて、アメリカの情報を収集し、日本が直接収集した情報と、クロスチェックしている、なんて話もある。

小野田さんって、いったいどんな役割を負っていたのだろう。

 

前置きが長くなった。

人類資金という映画は、この秘匿された財宝の噂を映画化したものだ。

紙幣という、紙切れに価値を持たせるには、その発行体(=国)の信用が必要になる。

信用がなかった終戦直後の日本が、この資金(映画ではM資金と呼んでいる)を使って、戦後復興の礎を築いてきたという。

この資金は、人類繁栄のために使ってほしいという願いをこめて「人類資金」と呼んだ。

これから見る方のために、中身には触れないが、日本が密かに保有する(といわれる)巨万の富の存在を大いに感じさせてくれるリアリティがあった。

原作を書いた福井晴敏という作家は、「亡国のイージス」などでも、リアリティあふれる日本の危機を描いていたが、今回も、「ありそうだけど、実際はどうなんだろう」という、空想と現実のすれすれのところを見事に描いていたと思う。

「信用(クレジット)とは何か?」

「資本主義とはなにか? そして、その限界は?」

これらのテーマを映画を通じて勉強させてくれる。

タメになる映画だと思う。

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