昨日は、午前中に顧問先を訪問。午後からは、顧問先の方のご来訪を受ける。
ニュースを賑わせているのは、2兆円の定額給付金に関する法案(二次補正予算)について。成立は、今日に持ち越したようだが、例によってマスコミは国民を煽動して反対の世論を作っている。
消費喚起のために国民に金を配るというのを、国民の側が反対しているのだから、なかなか面白い構図だと思うのだが、このあたりのシナリオは、アメリカの金融危機と実は直結するであろうことを私は推測している。
重要な事実は、もはやアメリカ一国でこの危機は乗り切れないということだ。
アメリカでは、すでに30年物の国債金利が急速に上がり始めている。これは、国債の引き受け手が無くなりつつあることを示しており、アメリカ政府が債務不履行で瓦解しかねない歴史的瞬間(Xデー)が刻一刻と迫っていることを意味している。
オバマ大統領が70兆円にもののぼる景気対策の原資の調達が非常に危うく、世界の景気は今後、さらに悪化することになるだろうが、このとばっちりを真っ先に受けるのが日本である。
中国もサウジアラビアも、アメリカとは一線を画する態度を示している中で、オバマの頭の中には、日本人にいかに資金提供の要求を飲ませるか、ということしかないだろう。
オバマはアメリカだけだなく、世界の人々を陶酔させるための術に長けた操り人形であり、その効果は残念ながら日本には効果てきめんだったようだ。
しかし、有能なスピーチライターをはじめ、超一流の“振付師”がオバマのバックにいるわけで、日本人は彼の演説に決して酔ってはならない。彼の巧みな演説の裏には、日本をはじめ世界の従属国からの支援を円滑にしたいというアメリカ政府の精一杯の演出が含まれていると見るべきだ。
人気の高い指導者というのは、その人気にかまけて何をするかわからないのが世界の歴史。あのヒトラーでさえ、民主主義体制の中で生まれ、人々は彼の演説に熱狂し、やがて独裁化した。日本では小泉元首相にそういう傾向があった。
崖っぷちに追い込まれたアメリカがオバマ人気にかまけて法外な要求をしてくるのは間違いなく、マスコミを総動員して日本の政界再編を実現し、日本に親米政権の樹立を急いでいることだろう。
定額給付金にはマスコミに煽動された反対論が根強いが、日本の富を日本人のために使うことは何ら悪いことではない。日本で消化しきれない資金は、結局はアメリカに取り上げられると覚悟しておくべきだろう。
そのために奇妙な消費税率引き上げの議論を演じているのであり、自民党分裂の危機を演出しているのであって、自民党の苦心の策を無駄にすべきではない。
定額給付金は「公明党の選挙対策」という説も必ずしも本当かどうかわからない。結局、選挙は行わないシナリオが正しかったわけだから、法案潰しのために流されたデマだったとも言える。そういう意味では、公明党は自民党並みに気の毒だと思う。
官僚は自公連立政権を潰してでも、日本国の生き残りを懸けているのだろう。仮に民主党政権が誕生しても、愛国派の官僚によってアっという間に骨抜きにされるはずだ。
日本の民主党躍進の背景には、おそらくアメリカ政府と日本の大手メディア、広告代理店などの日本の親米派の動きがあると思われ、民主党政権が誕生したとしても、官僚はすでに仕掛けられているであろう地雷を爆発させて民主党を瓦解させると思われる。旧社会等などの左翼が混ぜられているのは、そのときのための仕掛けの一つかもしれない。
日本は奈良の律令の時代から有能な官僚が国を守ってきた。生き残りのためのインテリジェンス(情報工作)は、200年の歴史しかないアメリカよりも長けているはずだと思っている。
私も当初はマスコミの論調に乗せられ、うかつにも定額給付金には問題が多いと思ってしまっていたが、今ははっきりと「これはきちんともらって、しっかり地元で消費に回すべきだ」と思っている。
消費に回らないという意見もあるが、それも間違いだろう。使われず、預貯金として金融機関に預けられたままお金は、貸出しや運用などに回され、ゆくゆくは消費に回る。
経済学では「ISバランス」といって、「貯蓄(S)=投資(I)」と定義される。
経済学者は、こういうときくらいわかりやすく消費に対する経済効果を説明すべきだろう。そういう説明が出てこないことが、すでに“コントロールされた世論”なのだ。
さて、私の場合、子供が2人いるので私の12,000円以外に、40,000円(20,000円×2人)が入るらしい。妻の12,000円をも合算すれば、64,000円になる。
さて、何を買おうか、考えるだけでも楽しい。こういうときに、イヤイヤもらう人はお金に縁のない人であり、もらったお金が卑しいからと使わないでおく人もまた、お金に縁のない人なのだと思う。
消費喚起のために託された“血税”である。地元でパーっと使って消費を増やすことが愛国者の振る舞いであることは間違いないと思っている。
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