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2016年4月 6日 (水)

あれから20年

昨日は、事務所にて諸々の調査事案の片づけなど。

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【あれから20年】

綾小路きみまろは、「あれから30年!」といって、笑いのネタを展開するが、4月になって気付いたが、大学を卒業して20年が経っていた。

20年前の今頃は、確かに大学を卒業したのだが、国家試験の勉強が続いていて、何の感慨もなかった。

多少、ゼミの仲間で集まって、師匠の川北博先生を囲んで学食でお祝いをした程度のことは覚えているのだが、とにかく目前に迫った国家試験に合格することで頭がいっぱいだったと思う。

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昨日、母校の中央大学から季節の便りが届いた。

その学員時報には、法学部の永井教授と商学部の北村敬子教授の定年退職の記事が載っていた。

長年にわたって、法学部、商学部のそれぞれを引っ張ってこられた「エース」も、70歳の定年を迎えられた。

北村先生は、私の在学中はすでに商学部の“顔”だったと思う。

先生は大学1年で税理士試験に合格し、3年で公認会計士試験に合格、そのまま大学に残って教授になった、商学部では評判の女性だったらしい。

そのように川北先生に聞いたことがある。

私は北村先生の「会計学総論」を履修したと思うが、正直、内容は覚えていない。

北村先生からいわれた、唯一、覚えている言葉は、「受験勉強しているときが一番楽しかったわ」、である。

確か、卒業した年の秋だったか、大学主催の合格祝賀会で同席したときに言われた言葉だった。

当時は、合格した喜びのさなかだったので、「受験勉強しているときが一番楽しかった」という意味が全く理解できなかった。

今は、少し理解できるようになった。

確かに勉強だけしていればいいというのは、幸せなことだろう。

それは長くは続けられないだけに、そう思うのだ。

もう一方、法学部の永井先生は、私が受験をしていたころの「商法」の試験委員の先生だった。

直接、お目にかかったことはない。

しかし、この方の書いた商法の参考書を“試験委員対策”としてだいぶ読んだ。

永井先生は、法学部の中でも切れ者だったと、別の法学部の教授がそう話していたのを覚えている。

今、残念ながら、というか私が無知だけなのかもしれないが、中央大学については法学部、商学部とも、看板になるような教授の名前を私は知らない。

学員時報に掲載されたお二人のメッセージには、そんな低迷する母校の現状を憂うコメントが載っていた。

20年前はまだバブル崩壊後ではあったが、その余韻に浸る時期でもあった。

その後、景気低迷で学費の高い私学は厳しい選別を受けるようになった。

資格試験に強い中央大学だが、それはあくまで国内向けの専門知識であり、グローバル化の進む世の中のトレンドをつかんでいないことが、選ばれにくい大学になったことにつながっているのだろう。

あれから20年、世の中の変遷を感じる2人のエースの定年退職の記事だった。

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