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2015年7月10日 (金)

合区

昨日は、午前中に5月決算法人の税務申告書の作成を行い、午後は鳥取市へ移動して、鳥取環境大学の講義。

終えて、事務所に戻って、税務申告書の作成の続き。

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【合区】

政治の世界の議論は、本音を隠して、いかにも理想論に近づける形をとったフリをして、本音を実現するということは往々にしてあることだ。

それによって、議論の中身にずいぶんと良識が無くなっていることは、べつに今になって思うことではないが、「ああ、ここまで来たか」という思いだ。

参議院制度改革 合区の導入もやむを得ない」(読売新聞 7月10日社説より)

どうやら自民党が野党各党の圧力に押されて、参議院での一票の格差を是正するため、選挙区をひっつける「合区」を導入することを飲んだようだ。

それによって、1票の格差は4.77倍から2.97倍に縮まるというが、これが改革の中身だとすれば、実に中途半端で改革の名には値しないだろう。

前々から書いているように、もし、本当に一票の重みが重要だというなら、もっと一票が重い鳥取県に人が集まっているはずだろう。

現実はその逆で、人々は、一票の軽い都市部へと流出している。

その現象を十分にとらえないで、後を追うように一票の格差を解消していては、過疎化、あるいは都市と地方の格差はさらに加速するだろう。

野党は単純に「小選挙区」だと自民に勝つのが難しいから、そう主張しているだけに思う。

一票の格差をめぐる裁判も、民主党が主導している感があった。

簡単な話、全国を1比例区にすれば、共産党の議席はぐっと増えるが、今の割りでは選挙区から共産党が勝つことは難しい。

それは、他の野党も似たり寄ったりの党勢だろう。

「小選挙区だと勝てない」と正直に言えばいいと思うし、官僚機構はおそらく、「中央集権体制をより強固なものにするため、都市部の無力な議員を増やすための一票の格差解消」なのだろう。

そういう本音を隠したいかにも理想論にすぎない議論はつまらない。

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