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2013年3月

2013年3月29日 (金)

一票の格差

昨日は、午前中に会計監査の仕事で米子市内の法人へ。

午後は、事務所で1月決算法人の税務申告書の作成。

その後、顧問先を訪問。

夕方は、社会福祉法人関係の勉強会に出席。

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【一票の格差】

最近、もっともつまらないニュースは、一票の格差問題に関するものだ。

「違憲だ」とか言っているが、国会議員への1票を単純な人口比だけで判断しているところが、なんともマヌケな印象をぬぐえない。

これに必死になっている弁護士たちは、一体、何に突き動かされて裁判をやっているのだろうか。

 

もしも日本が地方のことは地方で決められる分権国家ならば、国会議員の票は、限りなく人口比でもかまわない。

しかし、日本は明治以来、強烈な中央集権体制を敷いているから、地方のことは地方で決められず、何かと国に伺いを立てないと物事が進まない。

だから、地方と国を結ぶ“パイプ”が決定的に重要になる。

そんなとき、人口比で単純に区割りを敷いたらどうなるか。

貧する地方は、ますます貧し、富める都会はますます富み、人口も都市部に集中する。

そうするとなお、人口比で区割りの見直しが必要になり、都市部に議席も集中してしまう。

 

ニュースによると、自民党が案を出した「0増5減」にすると、鳥取2区が全国最小の人口となり、1票の格差は1.99倍になるのだとか。

「ああ、私たちは全国でもっとも価値ある一票を手にした」と喜んでいる鳥取2区の人はいないだろう。

私が東京に住んでいた経験から、東京では国会議員の議席に、地元と国とのパイプを期待して投票する人はほとんどいないのではないか?

いうまでもなく東京そのものが国家の中心だからだ。

そうした地域には、逆に人口比例で議席を配分する必要はないと思う。

憲法違反とか言ってるが、何も考えていないね。

立法府である国会は、区割りを決める際のロジックをきちんと詰めてください。

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2013年3月28日 (木)

時代の転換? 日本の逆襲

昨日も、会計監査の仕事で鳥取市内の法人へ。

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【時代の転換? 日本の逆襲】

ちょっと気になるニュースだった。

三菱HV・EV、バッテリー異常加熱 製造停止」(読売オンラインより)

最近、ようやく世の中の電気自動車に対する幻想が解け始めていると感じていたが、このニュースはそれにトドメを刺すだろうか。

バッテリーが熱くなってしまうというは、リチウム電池の弱点だ。

ボーイングの787も、原因は別としても、結果的にバッテリーの加熱の異常が問題になった。

電気自動車にとって、もっとも重要な課題であるバッテリーがこれでは、いよいよ電気自動車は遠くなりそうだ。

そもそも、「原子力で発電して、車で使う」というモデルが崩壊している。

発電所において、ガスや重油で発電するならば、最初から自動車内部で燃やした方が効率が良いに決まっている。

時代の転換を告げるニュースのように思える。

 

もう一つ、これは日本の逆襲だろう。

サーベラスVS西武HD 譲れぬ「公共性重視」 米国流VS日本流 主張は平行線」(産経WEBより)

サーベラスといえば、リーマンショックの前の時代(小泉政権の時代)に、日本でハゲタカファンドとして、名をとどろかせた外資系ファンドだ。

西武鉄道の有価証券虚偽記載事件というのは、そもそもが怪しかった。

株主名簿に記載誤りがあったというだけの話で、「それって、そんなに罪が重いの?」というくらい、大騒ぎに騒いだ。

外資の果実は、まず、堤家を西武グループから追い出すことに成功し、上場廃止によって、株価を暴落させ、安値で西武HDの株を買い取ったことがまず1つ。

これは、当然に「再上場」で果実を得ることがシナリオにある。

もう一つは、この事件をきっかけにして、悪名高き「内部統制」という制度を日本に押し付け、監査事務所のメシのネタにした。

それだけならともかく、この内部統制により、日本企業は過剰なコンプライアンスを迫られることになり、大企業を中心に、社員たちは疲れ切っている。

内部統制の説明を聞くとき、いつも枕詞に出てくるフレーズが「西武鉄道事件をきっかけに・・・」という言葉だ。

大した事件じゃないのに、それを針小棒大に拡げて大きな制度改正につなげた。

 

その象徴的存在である西武HDが、サーベラスに抵抗している。

その理由が「まだ、内部統制が十分整備されていないから」だって(笑)。

外資ロビーによる制度の押しつけを逆手にとって、ハゲタカに抵抗しているのがすばらしい。

「だって、君たちが「内部統制が不十分だ」っていったじゃない」と、西武の幹部は言ってるのが聞こえてくる気がする。

小泉内閣の時代は、ファンドを使ったハゲタカが横行した。

あの村上ファンドも、今はシンガポールに逃げた。

堀江氏が仮出所したが、今は昔になった感がある。

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2013年3月27日 (水)

最近の若者は・・・

昨日は、会計監査の仕事で朝から鳥取市内の法人へ。

夜、事務所に戻って1月決算法人の税務申告書の作成。

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【最近の若者は・・・】

昨日のヨルダン戦、前半を30分ほど見て、余裕の戦いぶりに安心して、寝ることにした。

今朝、起きたら負けていたので、ちょっとびっくりしたが、どうということはない。

楽しみをちょっとお預けにしてくれただけのこと。

あんまり早く決めてしまうと、盛り上がりにくいし、いろいろな修正点を見出すためにも悪くない敗戦だと思う。

 

ちょっと前に気が付いたことなのだが、サッカー日本代表のメンバーの多くが、海外のチームに所属している。

イングランド、イタリア、オランダ、ドイツなどなど、レベルの高いリーグで活躍する選手がキラ星のごとく、輝いている。

中でも香川真司は、マンチェスターユナイテッド(マンU)という、世界最高峰のリーグの中の最高のチームのトップ下のポジションで活躍している。(中心の中の中心だ)

そして、先般は公式戦でハットトリックを決めた。

ひと昔前なら、日本人にとってあり得ない活躍ぶりだ。

つい最近まで、アジア予選では結構、ぎりぎりのところで出場を決めるなどしていたが、今回は昨日の敗戦でもなおダントツの一位だ。

まったくもって最近の若者はすごい。

戦いぶりも堂々としているのは、彼らが積んできた海外での経験のおかげだろう。

「最近の若者は・・・」というと、つい、けなしてしまうのがオヤジの常だが、私は日本の若者は本当によく世界の動きに順応し、しっかり対応して日本の実力を高めていると思う。

ちなみに最近の学生はとても真面目で、大学などの講義もほとんどサボらない学生が増えていると聞いたが、英語などの語学も昔の学生よりよく勉強している。

もちろん、まったく逆の学生もいるだろう。

格差は確かにあるけれども、悪い部分だけを取り上げて「最近の若者は・・・」などと言ってはいけない。

私は中田英寿がどうしても好きになれなかったが、香川にしても、本田にしても、とても謙虚ですばらしい若者だ。

こういう若者がどんどん増えれば、日本の将来は安泰だと思う。

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2013年3月26日 (火)

本田に学ぶ

昨日は、午前中に顧問先を1軒訪問。

午後は、評議員を務める財団法人の評議委員会に出席。

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【本田に学ぶ】

昨晩、7時半ごろに帰宅すると、NHKでサッカー日本代表の本田圭祐の特集をしていた。

小さなころから「世界一を目指す」と自分に言い聞かせて、ストイックに努力してきた姿勢には、率直に感服した。

外見的な印象から、スタープレーヤーにありがちな独善的なイメージを持っていたが、中身はとても謙虚で、チームプレーを重視する中で自分を見出していく姿勢を持つ、なかなか立派な思考の持ち主だとわかった。

その点、かつての代表の中心だった中田英寿とはだいぶ違う印象だ。

度重なるケガにも、「神様が与えてくれた成長のチャンス」と、常に前向きにとらえる姿勢には感心した。

「自分は能力に劣る。だから人一倍努力する」という趣旨の発言をしていたが、このレベルで満足してないところがいいと思ったし、自分を世界の中で客観的に評価できている点にも感心した。

同世代の香川真司がヨーロッパのビッグクラブで活躍するのと対照的に、本田はいまだにロシアから出られない。

そのことも、「まだ自分の実力不足」と素直に認めて努力する姿勢は、とても謙虚なもので、見習いたい姿勢だ。

人間には無限の可能性が秘められている。

昔、「北斗の拳」を読んでいたころは、それを引き出すのは何か特別な能力が必要かと思っていたが、本田を見ていて、①適切な目標設定と、②それに向かって努力する姿勢、の二つを持ち続けることで、思わぬ力を発揮することが可能になるとわかる。

要するに自分の持っている能力を使いきってやろうという、強い決意を持つことが必要なのだ。

そのことを念頭において、もう一度自分自身の目標を確認し、それに対する自分のやってきた努力を検証しなければと思う。

本田くん、若いけどすごいと思う。

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2013年3月25日 (月)

経済の大きな流れを予測する

金曜日は、午前中に監事を務める法人の役員会議に出席するため鳥取市へ。

午後は米子に戻って、事務所にご来客が1件、その他、2月決算法人の税務申告書の作成など。

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【経済の大きな流れを予測する】

「この株価上昇は本物か?」というのは、投資家ならずとも、経済に関心のある人たちの共通する疑問だろう。

私も、「これはバブルだろうか?」とか、「いつまで続くのか?」ということについて、常に関心を払ってきた。

現時点で、私が出している結論としては、この株価上昇は本物であり、今後も続くと見ている。

安倍内閣に課せられたもっとも重要な役割は、これまで何度か書いてきたように、アメリカ経済を救済することである。

TPPもその一つになろうが、金融緩和を中心とするアベノミクスは、まさにそうした役割を果たすための重要な政策であり、安倍内閣と日本はその役割を果たす限り、存続させてもらえる。

ただ、安倍内閣の巧妙な点は、単なるアメリカ救済ではなく、そこに日本の国益を最大化するプランが織り込まれていることだと思う。

今までのように、単純に資金提供することでアメリカを救うのではない。

シェールガス革命、これは日本の技術が奏功して成し遂げられるエネルギー革命だが、単にガスが出ただけでは革命にならない。

これを大量に、しかも高値で買ってくれるユーザーがいてこそ、経済上の「革命」が成立する。

そのユーザーこそが日本であり、日本はこれからエネルギーの調達先を、中東からアメリカにシフトさせることで、アメリカを救い、エネルギーの安定調達に資するという日本の国益を同時に達成することになる。

同時に、アメリカでは、シェールオイルもこれからどんどん産出することになり、その埋蔵量はサウジアラビアを抜いて世界第1位になると予測されている。

アメリカは資源大国となり、日本はそこからふんだんにエネルギーを調達することが可能となり、日米のウィンウィン関係が構築されることになるだろう。

そうした方向に舵を切った安倍内閣が、外国人投資家から評価されるのは当然といえば当然のことだろう。

それをまだ評価できていないのが、日本の機関投資家。

先週の土曜日の日経新聞には、主体別の投資動向が乗っていたが、この上げ相場の主役はあくまで外国人投資家の買いであり、日本の金融機関や生保などは、いまだに売り越しが続いている。

これらの国内機関投資家が、3月を過ぎて新年度に入り、改めてポートフォリオを組み直すとき、日本株の比率を反転、上げてくるようなことがあれば、いよいよ日本の株高は本物となり、日経平均は20,000円を目指すことになるだろう。

ちょっと期待しすぎかもしれないが、経済の大きな流れはそういうところに予測している。

ちなみに、先週の木曜日に「いつ、やめるべきか」と題したブログを書いたが、こうした状況を踏まえて、柔軟に検討していくのは言うまでもないことです。

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2013年3月22日 (金)

タイヤ

昨日は、午前中に2月決算法人の税務申告書の作成など。

午後は、顧問先を訪問。

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【タイヤ】

先週末に、車のタイヤをスタッドレスからノーマルに履き替えた。

タイヤの転がりがよくなっているのをはっきりと実感する。

スタッドレスは、どうしても接地面に柔らかくグリップするので、燃費や転がりが悪くなることが多い。

最近は、スタッドレスタイヤでも乾燥した路面でも燃費がさほど悪くならないものも出ていて、冬用タイヤもずいぶんと良くなったとは思う。

それでもノーマルタイヤとはやはり違うものだ。

タイヤというのは、クルマ全体の中で、価格的な比率が低い割には、ちょっと良いタイヤを履くと、静粛性や燃費、転がりなど、てきめんに効果が出る。

最近は、「静粛性」と「燃費」という、相反する効果についても同時に達成しようとするタイヤも出ていて、しっかり選べば、それなりの効果は実感できることと思う。

その割に、タイヤ選びは軽視されがちである。

以前の私もそうだったが、タイヤの性能を意識することはほとんどなかった。

前の車のときだったが、ちょうどタイヤが消耗して取り替えの時期になったとき、知り合いのタイヤショップから、静粛性に優れたタイヤを進められた。

半信半疑で買ってみたが、なるほどと実感できるほど、静粛性がアップした。

そのとき、はじめてタイヤの重要性を実感した。

クルマの走りを改善するのに、タイヤの費用対効果は高い。

タイヤを買い替えることはめったにないことではあるが、意識したいパーツである。

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2013年3月21日 (木)

いつ、やめるべきか

火曜日は、会計監査の仕事で鳥取市内の法人を訪問。

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【3月20日】

昨日はいろいろと印象に残るニュースがあった。

イラク戦争から10年が経ったそうだ。

最近の北朝鮮の“予定された暴発”ぶりを見ると、アメリカというのはやはり10年に1回戦争しないとやっていけない国なのか、と改めて思う。

ベトナム、アフガン、湾岸、イラクときて、今度は再び朝鮮戦争だろうか。

そういうミステイクをアジアでは冒さないようにするのが、日本のインテリジェンスの役割だろう。

 

地下鉄サリン事件から18年というのも昨日だったそうだ。

18年前の私はまだ大学生で、水道橋にある専門学校に通って公認会計士の試験を目指していた。

サリン事件が起きてすぐ、「またサリンがまかれる」という“Xデー”のデマが流れた。

そのXデーの日は、私もさすがに専門学校に行くことなく、自宅で勉強したのを覚えている。

なぜ、覚えているかというと、その日がドジャースの野茂の初登板の日だったからだ。

暗いニュースを吹き飛ばすほどの快投ぶりに興奮したのを覚えている。

サリン事件について、いまだに「オウムとはなんだったのか」という論調があるが、ロシアをはじめとする外国の工作機関の出先という見方がなかなか出てこない。

封印された事件史となるのだろう。

要するに外国の工作機関に、日本の中枢が狙われたのだ。

その視点なしに、あの事件、あの教団のことは理解できないだろう。

 

昨日のNHKニュースで、四つの証券会社の投資セミナーで、都内の会場に5000人が集まったとあった。

個人投資家はこれから動きだす。

すでにかなりの上げ幅を見せているが、さらにもう少しは上がるだろうということだ。

投資の話をするとき、いつも思うのだが、大半の個人投資家は、株価が上がってから株に興味を持ち始める。

私はいつも、下がっているときに最大の興味を注ぐ。

だから、私の話はいつもすれ違う。

私はすでに「いつ、やめるべきか」を考えている。

投資の世界では、大衆とともに行動することは、儲からないことなのだと改めて思う。

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2013年3月19日 (火)

山本監督

昨日は、午前中に新しく顧問先となった方のところへ行き、諸々の打ち合わせ。

昼に、商工会議所青年部の委員会に出席。

その後、別の顧問先を訪問。

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【山本監督】

WBCは、日本は敗れたが、選手や監督はよく戦ったと思う。

すでに試合内容に批判的な記事は出ているが、最初から、飛車角抜きで、イチローはじめとするメジャー選手はすべて辞退する中、苦戦は想定済みだろう。

そうした事態が予想されたため、誰も監督を引き受けない中、あえて火中の栗を拾った山本浩二監督には、率直に敬意を表したい。

予選リーグでは、それなりに良い試合を見せてくれたし、何よりも、通常ならばキャンプ中からオープン戦のこの時期に、各チームの主力選手がコンディションのピークを持ってくるという、とても難しい状況の中で、よく戦ったと思う。

アメリカなんて、最初からほとんどやる気なしで、トーリ監督ははっきりと「今はキャンプ中」とのたまっている。

大会はアメリカが優勝しやすいように、決勝はアメリカが舞台になっているという出来レース。

それでもアメリカは勝てず、「ワールドシリーズの方が上」といわんばかりのやる気のなさ。

どう考えても、「終わってる大会」であるWBCという困難を引き受けた山本監督には、お疲れ様と言ってあげたいところだ。

日本では、野村克也という、すでに「終わった」元監督が、この山本采配にケチをつけ、「自分がやりたかった」などと、見苦しいことこの上ないコメントを発していた。

誰も引き受け手がない中でも、「野村だけはダメ」と思われた人物である。

よほど、人徳がないのだろう。

そんな、お鉢が回ってこなかった人物が、負け惜しみもいいところで山本監督に文句を言っていた。

スポーツマンとしての潔さのかけらもない。

最終戦となった、準決勝の試合は、8回の内川の走塁ミスが、反撃ムードに水を差したと報道があった。

当の内川は、自分のミスを涙を流して悔やんでいたというが、山本監督は、「ダブルスチールしてもよいというサインが出ていた」と言って、彼のミスを否定して、自らの責任であることを示唆した。

たぶん、山本監督は、代表監督を引き受けた時点で、すべての責任をかぶる覚悟ができていたのだろう。

“ミスター赤ヘル”こと、山本浩二監督の男気に日本の敗退も救われたと思う。

カープファンとして、負けた代表監督を出したことは、忸怩たる思いはあるが、それでもお疲れ様と言いたい。

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2013年3月18日 (月)

教育

金曜日は、確定申告の案件についての若干のフォローと、1月決算法人の税務申告書の作成など。

夕方は、松江市内の顧問先を訪問。

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【教育】

先週の土曜日、長男が幼稚園を卒園した。

4月からいよいよ小学生。

3年前はまだ、おむつが取れていなかった。

月日の流れと子供の成長は、実に早いものだ。

 

経済同友会で教育問題を担当させてもらっている。

教育というと、いろいろ難しい問題も多いのだが、もっとも重要なのは、やはり「親」だ。

親がきちんとした見識を持つことが、教育問題の大半を解決できる。

「いい学校を出て、いい企業に就職する」というのは、子供よりむしろ、親の願望だそうだ。

学歴が高くなると、大企業には入りやすくなるが、その一方で、ビジネスのセンスはどんどん落ちていく。

学校の勉強は、「決められた課題を、決められた時間内に、正確に解いた人」が、成績の上位になる。

しかし、実社会では、課題は決まっておらず、それを解決する時間も設定されておらず、当然のことだが正解も用意されていない。

そういう時、学校の秀才は役に立たないどころか、自分の才能を「出来ない言い訳」に使ってしまう。

「これと、あれの条件がそろっていないから出来ません」みたいな説明は、高学歴ほどうまい。

こうした事実があるにもかかわらず、親の世代が昔ながらに「いい大学を出て、いい企業に就職してほしい」と子に願うらしい。

学校の先生は、それなりに実社会の情報を教育に反映させようとしても、親が、それを拒むという。

教育というのは、最後はやはり親の見識が物を言うのだろう。

経済同友会では、本当に良い勉強の機会を持たせてもらったと思う。

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2013年3月15日 (金)

TPP 日本の戦術

昨日は、事務所で確定申告の仕事や1月決算法人の仕事など。

今朝の米子地方は雲一つない快晴。

毎朝6時ごろに起きるが、外がだいぶ明るなっているのに気付いた。

春分の日も近い。

春はもうそこまで来ている。

ただし、花粉は今日は「非常に多い」らしい(苦笑)。

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【TPP 日本の戦術】

今日、安倍首相がTPPに参加すると表明するそうだ。

TPP交渉、首相きょう参加表明」(読売オンライン)

TPPはもともと、グローバリズムの展開にとん挫したアメリカの次なる“地域グローバリズム”というのが本質だろう。

つまり、リーマンショックによって露呈したのが、金融をテコにしたグローバル資本主義の失敗だったわけだが、そこで失った雇用を回復するために、地域間の経済協定を結ぶことにより、米国の雇用を回復を図ろうというのが始まりだった。

だから、単純な関税の問題だけでなく、「国内制度」のような実質的な貿易障壁(非関税障壁)をも撤廃しようと言っている。

アメリカが、日本の軽自動車制度をやめろと言っているのはその一つだ。

笑えるのは、本気でお互いの関税を撤廃すると、アメリカの自動車産業はいよいよ日本に駆逐されてしまう。

だから、アメリカ国内では、自動車産業で働く人たちから、「TPPに日本を入れるな」という声がある。

日本の農産品にしても、本気で勝負したら、たぶん日本が勝つと思われる。

それは、たとえ高価格であっても、高品質なものは、一定割合のシェアをとれるからである。

日本政府は、TPPを農業の国内改革に使おうという節がある。

いつまでたっても農業生産の効率化に動かないJAを動かすための“黒船”にTPPを使おうという意図があるのは間違いない。

JAが反発するのは、農業分野だけでなく、稼ぎ頭となっている「JAバンク」や「共済」なども取り込まれる可能性があるからだろう。

しかし、TPP参加の弊害もある程度自覚しているようで、だから農業団体が展開する反対運動を黙認し、いざとなったら「国内の反発が抑えられない」といって、TPPを骨抜きにするか、事実上、参加できない状態にする戦術も考えているのだろう。

本気で参加したいのであれば、関税は撤廃したうえで、農家への補償をすれば済む。

ただ、今のところそれをしないのは、本気じゃないか、あるいはTPPを農業の黒船に使おうという意図のためだろう。

 

われわれ公認会計士の業界は、いち早く国際化と言う名の米国化に応じた。

それでどうなったかといえば、監査の業界は、もはや自国の独自性を発揮する場面はなくなり、監査報告書のような公式文書はすべて、英文の直訳で、日本国憲法の前文のようなおかしな日本語になっている。

大手監査法人の内部で使用している監査マニュアルは、提携先のアメリカ大手会計事務所のマニュアルを直訳したものになっている。

TPPに参加する前に、すでにやられていた。

日本が世界に誇る強い産業分野なら、なんとかなるだろうが、政治力もなく、また、インテリジェンスの無い業界は、TPPでずたずたになるだろう。

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2013年3月14日 (木)

心に余裕を

昨日は、午前中に確定申告の仕事。

昼前から商工会議所青年部の理事会に出席。

事務所に戻って、確定申告の仕事の続き。

夕方からは1月決算法人の税務申告書の作成。

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【心に余裕を】

常に心に余裕を持っておきたいというのは、自分の中にある正直な気持ちです。

焦っているときの判断は、往々にして間違うもので、自分を客観視できていなかったことが後なってわかるというのもよくある話です。

確定申告の時期も今日であと2日となり、我が事務所では、だいたい昨日の夕方までにすべてのお客様のメドが付いたところです。

こうした時期にも、ブログで株の話やメタンハイドレートの話など、仕事に直接関係ない話題を書けているのは、まだ心に余裕がある証拠だと自分を分析しているところです。

人間、本当に余裕がなくなったら、こうして毎日、のんきにブログなど書いていられなくなるものです。

それを逆に応用して、余裕のないときほど、あえてホッと一息つきながら、ブログを書いてみるというのも、心への効用として多少の効き目があるようです。

ツイッターやフェイスブックは、一応、自分のアカウントを開設してはいるものの、今のところまったく投稿していません。

書いている内容が、どうしても「特定の誰か」に対するものではなく、「その話題に興味のある人」に対するものになっているというのもあると思います。

例えば、昨日のようなメタンハイドレートの記事は、普段、おつきあいのある友人に向けての記事ではなく、私のことを知らなくても、メタンハイドレートについて興味のある人に読んでもらえればいいと思うからです。

フィエスブックだと、どうしても地元の話題や食べ物の話題じゃないと、“友達”たちには受けないところがあって、難しいところがあります。

もう一つ、ブログは、特定の話題について、短時間で文章をまとめる訓練になっているという効用があります。

その点、ツイッターでは短すぎて、連続で投稿している人(橋下市長とか)がいますが、読みづらくてしょうがない。

ブログで1ページにまとめるか、メルマガにでもすればいいと思いますが、どうでしょう。

 

と、まあ、確定申告があと2日となった時点で、こんなことを書ける余裕ができたということだと、今日の記事は受け止めていただければと思います。

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2013年3月13日 (水)

メタンハイドレート

昨日は、午前中に鳥取市内の法人にて、会計監査の仕事。

午後は、米子に戻って、事務所で確定申告の仕事や1月決算法人の税務申告書の作成など。

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【メタンハイドレート】

昨晩見た9時のNHKニュースは、トップでメタンハイドレートの実用実験に成功したというものだった。

もう、このネタについては何度も書いてきたので書き飽きたが、いつも言うように、こうしたニュースは地質学的な見地から、「日本の近海にもたくさん埋蔵しているようです」とは伝えるが、これを政治学的に考察した解説がない。

だから、いつも、「コストが高いから、本格的な実用化はまだ先になりそうです」といって、ニュースが終わる。

一般紙では、「5年後に商業化」(読売オンライン)とあるが、日経新聞を見ると、海洋基本計画に商業化を織り込むのが、「2017年までに」とあり、採算ベースに乗せるのが「23年」とあるから、のんびりもいいところだ。

日経のリンクはこちら

私のブログを読んでいただいている方ならすぐにこうしたニュースの欺瞞を見抜かれることと思うが、そんなのは、短期間にしっかり予算をつけてやれば、アっという間に実用化できるはずだが、それはまだやらない。

「なぜやらないか?」が重要だ。

経済産業省には無駄な産業支援が多く、そんなのやめて、メタンハイドレートの実用化にある程度絞っていけばいいと思うのだが、そうはしない。

ちょっと考えればわかることだが、固形化したガスの塊(メタンハイドレート)があるということは、その近辺の層には、気化状態の天然ガスがあるはずだ。

そこまで掘って、それを採掘すればそのまま使える。

何も「実用化にコストがかかる」と言ってはばからないメタンハイドレートを使わなくても、すぐ近くにあるはずの気化状態のガスを探すべきだろう。

いや、実は見つけているのかもしれない。

また、佐渡沖には、「大規模な油田もある」と何かに書いてあったが、天然ガスが出る地層と油田の出る地層は重なっていることが多いとも聞くので、油田の存在まで突き止めている連中が必ずいるはずだ。

 

改めて、政治学的な見地からメタンハイドレートを考察すると、今、日本はアメリカの天然ガスを買わなければならなくなった。

いわゆる「シェールガス革命」というやつだ。

これをある程度の高値で買ってやらないと、アメリカ経済が持たない。

「革命」なんて呼ばれているが、それを支えているのが日本の購買力だ。

もっと言えば、日本主導でシェールガス革命を起こし、窮地のアメリカを救ってやらないといけない。

この「窮地のアメリカを救う」のは、安倍政権のミッションだろう。

アベノミクスの本当の意味は、そこにあると見ている。

加えて、ロシアとの間で北方領土問題の解決に手がかかっている。

北方領土問題を何とか解決に導くためには、やはりシベリアのガス田から、これまたガスを買ってやらないといけない。

そうした状況で、日本が何も交渉材料がないと、価格が高止まりする。

加えて円安だから、このままでは消費者の負担ばかり重くなってしまう。

そこで、温存してきた日本の大規模資源を小出しにして、「実は日本も使える資源をいっぱい持ってるんだけどね」と交渉の中でちらつかせるために、昨日のようなニュースを出したのだろう。

「メタンハイドレート、実用化実験に成功しました」と言っておけば、アメリカやロシアに対して「別におたくから高値で買う必要ないんでねぇ」と言える。

こうしてみると、アメリカやロシアなどの大国に挟まれて、日本の外交はしたたかにやっていることがわかる。

アメリカを何とか大国たらしめて、傘の下でぬくぬくと金をため込んでいるのが日本。

本当は資源大国のくせして、国民には「資源の無い国は知恵を絞れ」と勤勉を説く(苦笑)。

日本の官僚の統治ノウハウは、マキャベリの君主論より上じゃないかと思ってしまう。

「民はよらしむべし、知らしむべからず」とか、「生かさぬように 殺さぬように」など、本でも書いたらいいじゃないだろうか(笑)。

ちなみにアラブの王様は、石油で儲けた金をそのまま国民に配ってしまうから、いつまでたっても国民は勤勉になる機会を持てない。

日本の官僚の統治ノウハウを少しは勉強したらどうかと思う(苦笑)。

資源は国家戦略そのものだから、政治学的見地から考察すると面白い。

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2013年3月12日 (火)

そしてインフレへ・・・

昨日は、午前中に確定申告の仕事。

午後は、顧問先を訪問。

決算に関する相談など。

事務所に戻って、確定申告の仕事の続き。

夕方は、某証券会社のセミナーに出席。

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【そしてインフレへ・・・】

デパートで、腕時計などの高級品がどんどん売れているという。

株や為替で儲けた人たちが、普段買わないような高級品を買っているらしい。

このところの株高が、消費を刺激する効果が出始めているようで、株式市場においても、三越伊勢丹や高島屋などデパートの株価もこのところよく上がっている。

地方においても、不動産がだいぶ回り始めていると聞く。

消費税増税前の駆け込み需要で、家の受注も増えている。

安倍政権発足以来、デフレ脱却が具体的に語られるようになり、にわかにインフレ期待が高まっている。

私が社会に出たのが1996年。

バブル崩壊後の不景気が強まっている時期で、就職氷河期の始まりの年でもあった。

私たちから下の世代は、バブル経済を知らない。

放っておくと、物がどんどん上がっていく時代を知らない。

ずっと不景気の中を過ごしてきた。

放っておくとどんどん物価が安くなるデフレの時代に慣れきっている。

しかし、ここへきてインフレが来るような気配が少しずつ見えてきただろうか。

今はまだ、デフレ脱却は半信半疑の状態だが、いろいろと話を聞いていると、物が動き始めている様子が聞こえてくるのだ。

頭を切り替えていく必要がありそうだ。

今まではとにかく安く良い物を提供することが必須だった。

それ自体は変わらないが、加えて良質な物やサービスを相応の価格で提供することがとても大切になる。

誤解を恐れずに言えば、「商売は強気に」というところだろうか。

ついでに、「資産は株に」だ(笑)。

このところの株価の値上がりの仕方は、最近、味わったことのないような動き方をしている。

こちらも頭の切り替えが必要だ。

まだ半信半疑の中ではあるが、経済はじわりと変わり始めているように思う。

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2013年3月11日 (月)

医者と薬

金曜日は、午前中に確定申告関係の仕事。

10時から県の西部総合事務所で、監査委員の仕事。

午後もまた、確定申告関係の仕事。

土曜日に出勤して、確定申告関係の仕事の仕事をかなり仕上げた。

 

今日は震災からちょうど2年の日。

思えば、2年前も確定申告の仕事をしている最中だった。

まだあの時の記憶を強く引きずっている感じがして、「もう2年経ったのか」という感じだ。

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【医者と薬】

欄外に「医者に殺されない47の心得」(近藤誠 著)という本を紹介している。

たぶん17年~18年前のことだと記憶しているが、同じく近藤誠氏の「患者よ、がんと闘うな」は衝撃的だった。

たまたまそれを読んだ後に、監査法人の面接を受けて、面接官から「最近読んだ本で面白かったものは何でしたか?」という質問を受けた。

とっさに出たのが「患者よ、がんと闘うな」だった。

15歳のときに、がんと闘わずに老衰で亡くなった祖父の記憶が強かっただけに、「早期発見、早期治療」という医学の常識に反する近藤氏の本には、驚いたものだった。

以来、この著者は、同様の本をずっと書き続けてきたようだが、その集大成ともいえる患者の心得を説いた本がこの本だった。

本題も過激だが、サブタイトルも「医療と薬を遠ざけて、元気に長生きする方法」とあり、この本のすべてを語っている。

賛否があるのは承知している。

だから、別に多くの人に薦めたいとは思わない。

私の場合、どうも薬が効きすぎることがあって、副作用の影響でかえって調子が悪くなってしまうことすらあるので、こういう医師の考え方があることを知るだけでもホッとする。

本の中には、「体や頭は洗わなくていい」という、賛同できない記述もあって、そのすべてを肯定するわけではない。

しかし、医療や薬の業界のタブーに堂々と切り込んでいるのは、とても勇気のあることだし、これによって救われる患者も少なくはないだろう。

近藤氏の言う通りに治療が進められれば、医療や薬の業界は売上が半減以下になってしまうだろう。

それほど、タブーの強い話の連続だった。

先ほど書いたように、賛否があるのは当然だから、多くの人に薦めたいとは思わないが、薬がどうも体に合わない人などは、現代の医療はつらい面が多いだろうから、こういう考えがあることを知るのは悪くないと思っている。

ここまでご自身の考え方を貫かれるという点で、立派なプロフェッショナルだと思った。

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2013年3月 8日 (金)

目指すべき道は・・・

昨日は、午前中に顧問先を訪問。

確定申告の打ち合わせなど。

午後は、別の顧問先を訪問。

決算に関する打ち合わせなど。

その後、事務所に戻って確定申告の仕事や1月決算法人の税務申告書の作成など。

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【目指すべき道は・・・】

先日、訪問した顧問先でちょっとうれしい噂を聞いた。

その方の知人の話だが、今春、大学に合格したばかりのそのお子さんが、「進学したら公認会計士を目指す」と言っているのだそうだ。

きっかけは、高校で私の話を聞いたからだそうだ。

かれこれ6年間も、私は母校で公認会計士の職業紹介をしてきた。

そのたびに、この仕事のマイナーぶりを痛感していた。

なぜなら、300人以上もいる1年生のうち、公認会計士の話を聞きに来るのは、せいぜい10人ちょっとだからだ。

それでも、聞きにきた10人の中から、少しでも多くの高校生が何か目標を持って頑張れるといいと思って、自分なりに一生懸命話をしてきたつもりだった。

だいだい会計なんてのは、資本主義社会の一般教養でないとダメだと思っている。

これを知っている人が「専門家」なんてのは本当はおかしい。

もっと広く、会計の知識が広まれば、それは地域経済にとってベースとなる知的基盤になる。

多くの地元の人たちが、「地域経済の活性化が大事」みたいなことを言われるが、そこに何等かの知的基盤がなければ、活性化などできない。

ソフトバンクみたいな狡猾で獰猛な資本主義のプレーヤーに赤子の手をひねるようにやられてしまう。

それをカバーするのが会計の知識であり、彼らにとっての一般教養が、この地域の幹部たちに足りていない。

だから、少しでも多くの学生が、この会計という一般教養を学んでから社会に出てほしいと思っている。

 

公認会計士の業界は、今年1月の第一回短答式試験で、受験者が激減している。

平成23年度の第一回が17,000人、平成24年度の第一回が13,000人、今年が9,900人だったのだそうだ。

明らかに、公認会計士協会の政策ミスが原因である。

合格者数を大幅増にした反動で、就職できない公認会計士の問題がクローズアップされた。

結局のところ、合格者を絞ったため、再び狭き門となり、受験者も激減した。

ただ、こうした政策ミスは大人の責任だが、本当に目指す人にとっては、まったく関係ない話と受け止めるべきである。

業界の動揺の中で、受験をあきらめる人は、きっと別に道のあった人だと思う。

目指すべき道がはっきりしている人にとっては、こうした業界の問題は関係なく受かっていくし、また仕事もきちんとしていく。

いつも高校生には、業界の実情を率直に話したうえで、「そんなの関係ないからね」と、話している。

「なりやすいからなる」ではなくて、「やりたいから目指す」でないと、どんな道でも成就しない。

ちょうど今、受験シーズンたけなわだが、若い人にぶれずに頑張ってもらうのは、大人の責任なのだと思う。

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2013年3月 7日 (木)

商社株

昨日は、午前中に確定申告関係の仕事。

11時から商工会議所青年部の四役会に出席。

12時半に中座して、今度は経済同友会の懇談会に出席。

担当委員長として、鳥取・島根の合同懇談会に出席し、終わったのが午後7時。

それから事務所に戻って、確定申告関係の仕事。

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【商社株】

昨日も株価がよく上がった。

加速がついてきたような感じだ。

朝方、株価を見ていて、「ちょっと上がっているな」くらいの上昇だった。

しかし、昨晩、事務所に帰って株価を見てみると、日経平均終値は248円高の11,932円。

12,000円までもう少しだ。

こういう、後場(午後)に入って上がってくる展開というのは、相場が強いときの特徴だ。

今朝の日経を読んでいても、年金基金のような機関投資家が動きはじめているのがわかる。

こういう機関投資家の運用責任者は、人事ローテで仕方なく担当になった人も多く、いわば責任取りたくない人たちが多い。

だから、株価が上がってきて、世の中に追随するように運用構成を変えてくる。

私のように日経平均が8000円を割ろうかというころから、「割安だ」と言って買ってきた者からすれば、どこで売ったらいいかを考え始めているときに、12,000円になろうかというところから、さらに買ってくれる人たちはありがたいというほかない。

もう少しホールドしておけば、十分な利益が得られるだろう。

 

しかし、私が一押ししてきた商社株は、どうやらこうした株価上昇の波に乗れていないようだ。

上がっていないわけではないが、上がり方が日経平均に負けているのはいかがなものか。

日本の商社は、今や最強のビジネスモデルを誇ると思うのだが、これが外国人投資家に理解されていないようだ。

単なる「投資会社」、あるいは「資源・エネルギー株」としか思われていない節があり、今、上昇率が高い「輸出企業」や、「不動産業」のようにポンポンと上昇していない。

我慢すべきか、乗り換えるか。

とりあえず、現時点では我慢すべきと考えている。

配当利回りの良い銘柄は、3月下旬の権利確定日に向かって上がりやすい。

長年、手がけてきたセクターだけに、十分楽しみたいと思う。

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2013年3月 6日 (水)

日本の税法

昨日は、朝から確定申告の相談担当で、会場のある米子コンベンションセンターに詰めていた。

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【日本の税法】

確定申告会場に、自ら申告に訪れる方々の多くは真面目な市民の方々ばかりで頭の下がる思いだ。

もちろん、中には面倒くさそうに、しぶしぶ申告手続きされる方もいる。

しかし、それとて、会場までわざわざ足を運んでいるのだから、善良な方だと言わざるを得ない。

確定申告会場では、申告される方の少なからぬ人たちが還付申告を行っている。

これ、逆にいうと源泉徴収で取りすぎているのだ。

もちろん、「取りすぎ」という言い方は正確ではなく、適正に源泉徴収されていただけのことだが、そうするとちょっと多めに納税してしまうような仕組みになっているのが、この源泉徴収制度のミソだ。

逆に言えば、還付申告に来ない人たちというのは、取られすぎのまま、税が確定してしまう。(注;給与所得で会社で年末調整されている方はそんなことはありません)

年収400万円以下の年金受給者は、昨年から申告に来ないでよくなっているが、これによって、還付申告にいよいよ来なくなるお年寄りも増えたことだろう。

日本の税法というのは、こうした細部にわたって取り漏れがないどころか、ちょっと多めにとって、全体として税収不足にならないよう制度設計されている。

この度、日銀総裁に就任する予定の黒田氏は、元は財務省の財務官だが、主税局の出身でもある。

この方、東大在学中に司法試験と国家公務員試験に上位の成績(2番)で合格した、典型的な天才タイプだが、こういう人たちの集まりが日本の税法を作っている。

いわば、日本の最高の頭脳が税制を作る部隊に充てられているのが、日本の統治システムの大方針なのだ。

脱税どころか、「節税」すら簡単じゃないのはわかるというものだろう。(「節税できた」と思い込んでいる人はたくさんいるが・・・。)

 

節税できたと思い込んだ人の中に、銀座の不動産王が含まれていたというのが昨日のニュースだ。

丸源ビル社長 8億6200万円脱税容疑で逮捕」(読売オンラインより)

2月27日付のブログで、「確定申告のツボ」と題して、「泣く子と地頭にはかなわない」と書いたばかりだが、その中に、日本の国税は「巨悪を逃さないことが徹底されている」と書いた。

日本の税法は、「赤字を作る」だとか、「会社を清算して新会社を作って転がす」などの手段により、形式的に税を逃れたと思っても、最後は実質主義で課税する仕組みを持っている。

つまり、実質的に所得があると認定されると、「赤字決算」だとか、「会社がすでに無い」だとか関係なく課税されてしまう。

「こうした手段で自分はうまくいった」と思っている人は、そもそも所得が低くて、税務署が気に留めなかっただけの場合が多い。

しかし、そうした“プチ脱税”も、それが目立ち始めたところから、税務署との付き合いが始まる。

国家財政が、プチ脱税があっても予定通りに税収を上げるために、“プチ取りすぎ”という、源泉徴収制度があるのだろう。

税法を作った官僚というのは、日本の最高の頭脳でもある。

全体として取り漏れがない仕組み(源泉徴収制度)が備えてあり、かつ、巨悪を撃つ道具(実質主義)も揃えている。

だから私の考えでは、税金をいかに安くするかを考えるよりも、売上をいかに上げるかを考えた方が、よっぽど効率が良いと思うし、精神衛生上も良い。

それにしても、銀座を歩いていて嫌でも目に飛び込んでくるあの丸源のネオンサインの裏で、そんなことがあったとは全く知らなかった。

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2013年3月 5日 (火)

イオン

昨日は、事務所で確定申告の仕事。

午後に顧問先を1軒訪問。

当面の経営課題などについての話し合い。

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【イオン】

今朝は、いろいろと気になるニュースがあったのだが、とりあえずこのニュースを取り上げたい。

イオン、スーパー「ピーコッックストア」買収へ」(読売オンラインより)

これまでのイオンの基本的な出店戦略は、地方都市の郊外の広い土地を二束三文で借りて、巨大なモールを建設して、その地域の需要を根こそぎ剥がしていくという戦略だった。

この戦略では、地価の高い都会では通じず、都市部でのシェアは低いのがイオンの特徴だった。

私は東京に住んでいるときもピーコックには行ったことがなかったが、比較的、高級スーパーとして知られているお店だろう。

そこをイオンが買収するというのは、ある意味で合理的な拡大戦略ではあるが、それによって、こうした高級スーパーの品ぞろえがどうなるのかが見ものだ。

イオンの食品売り場というのは、トップバリューというプライベートブランド(PB)が比較的、多くなってきていて、選ぶ側からすると、あまり面白みがない。

トップバリューは、安いのがとりえだが、反面、ちょっと面白そうな食材となると、PBでは対応できていないのが現状。

現行のようなPBをピーコックのような所得の高い人が行くようなお店に置いたところで、どれだけの反応があるのだろうか。

それにしても、こうして成長の機会を貪欲にものにしようという事業意欲は大したものだと書いておこう。

このような巨大なお店を、地元とどうやって折り合いをつけていくかが、これからもっと話し合われていいだろう。

地域の発展とともに、こういうお店があるということも忘れてもらいたくない。

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2013年3月 4日 (月)

スキー

金曜日は、午前中に確定申告の仕事など。

午後は、顧問先を訪問。

株の贈与に関するご相談など。

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【スキー】

昨日、長男を連れて大山にスキーに行ってきた。

私が最後にスキーに行ったのが、たぶん高校三年のとき。

そう考えると、実に21年ぶりのスキーだった。

しかし、長男は昨日が生まれて初めてのスキー。

私が滑るどころの話ではなかった。

「自転車と水泳とスキーは、いくつになっても忘れない」というが、確かに21年ぶりのスキーであっても、滑り方は体が覚えていた。

ただ、初めての子供にとっては、スキーの板の感覚などまったくないわけで、口で言って、体で教えてやる、その繰り返しだったが、私はヘトヘトに疲れた(子供も疲れていたが・・・)。

最終的には、何度か子供の体を支えながらゲレンデを滑降したのだが、小さくかがめた腰が疲れる、疲れる。

今朝は、足、腰、そして腕までも筋肉痛だ。

でも、ちょっと楽しかった。

昨日は山の天気も悪くはなく、時おり見せる晴れ間には、日本海まで一望できた。

写真を撮ろうと思ったら、電池切れで残念だったが、何より白銀を滑走する面白さを思い出した。

冬山は、装備など、何かと面倒くさくてずっと敬遠してきたが、子供がスキーをやりたいというなら付き合ってやるのもいいかもしれない。

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2013年3月 1日 (金)

貿易摩擦

昨日は、確定申告の無料相談の担当で、確定申告会場のコンベンションセンターに詰めていた。

今朝、家を出て、外が生暖かいのに驚いた。

今日は、南風で天気が荒れるらしい。

春がすぐそこまで近づいているのを感じる。

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【貿易摩擦】

今日から3月だが、日経新聞の裏一面、「私の履歴書」の今月は、アメリカの元通商代表のカーラ・ヒルズだ。

今、TPPへの参加問題で揺れる日本にとって、1990年代の、いわば貿易摩擦が激しさを増したころのアメリカ側の担当責任者による執筆は、今日の初回から興味深かった。

アメリカがいかに日本に気を使いながらも、日本の富をむしり取っていこうとした過程がすでに読みとれた。

参入障壁をなくしてしまった業界がどうなるか。

それは、公認会計士が一番知っている(はずだ)。

今の監査基準は、国際監査基準を直訳したものであり、そこに日本的な価値観は入り込む余地がなくなっている。

国際監査基準に変更があると、それに合わせて国内基準も改訂される。

まったく、日本の公認会計士による主導的な取り組みはない。

たぶん、大半の公認会計士はこうした事態に問題意識がない。

少し前にこの欄で紹介した、川北博先生と八田教授による「会計人魂」を読んで、「これじゃいけない」と、私も改めて気が付いた。

今、日本はTPPの問題で議論が起こっているが、外国から入ってくる物やサービスは、きちんと日本の国内で換骨奪胎しないと、後で大変なことになる。

そういう意味では、日経新聞の「私の履歴書」は、アメリカがどのような気を使いながら、日本を骨抜きにしようとしているのか、それが垣間見れる、いわば時宜にかなった連載になるだろう。

また、機会があれば、触れてみたい。

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