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2013年2月

2013年2月28日 (木)

レアアース

昨日は、会計監査の仕事で鳥取市内の法人へ。

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【レアアース】

昨晩、7時過ぎに帰宅途中、車のラジオでNHKの「7時のニュース」を聞いていると、日本の経済水域で見つかったレアアースに関するニュースを報じていた。

私は、この手のニュースにはまったく驚きを感じない。

一応、ネットで調べてみると、日テレニュース24というのが、すでに2月21日付で報じていた。

南鳥島のレアアース、一部で中国の約20倍」(日テレニュース24より)

NHKは、なぜ、昨日のタイミングで大々的に報じたのだろう。

さも、スクープであるかのように。

今朝の地方紙の一面は、メタンハイドレート開発にかかるものだった。

政府、18年度に採算化技術整備 メタンハイドレート」(共同ニュースより)

「18年度」って、5年後のことだ。

しかも、その段階で「技術の整備」だ。

サイトのニュースには載っていないが、朝刊には、「2023年~2029年までに商業化」と書いてあったように思う。

仮に2029年だとして、15年後。

明らかにやる気がない。

 

最近、一般の方々からもメタンハイドレートに関する“希望”を語る方が増えてきた。

しかし、このブログの読者ならお分かりのように、私が以前から書いてきたことだが、こうした日本の資源は、できる限り温存されるのは間違いない。

担当の官僚たちは、「技術的に難しい」だとか、「採算に乗せるのに時間がかかる」などと、もっともらしい理由を並べて、しまいには「2029年ごろまでには」などと平気ののたまう。

しかし、これは一つの戦略だ。

つまり、日本は資金が手元にある限り、外国の資源を買い続ける。

アメリカのシェールガスも買ってやらねば、アメリカ人は日本の車を買う資金がない。

シベリアのガスも買ってやらねば、ロシアの発展が遅れる。

そうなると、ロシアがいつまで経っても日本の工業製品を買うほどに豊かにならない。

日本が仮に、実は豊富にある自国の資源を開発して、国内でそれを使うようになったら、アメリカもロシアも金満国家・日本に売るものがなくなるから、日本から工業製品を買う資金的余裕もなくなる。

貿易は常にバーターだ。

一方的に売ることはできない。

だから、まず買ってやり、相手に資金ができたところで、車などの工業製品を売って、その資金を回収する。

このサイクルを守るためには、自国の資源はなるべく温存せざるを得ない。

ならば、なぜこのようなニュースが出てくるのか。

それは、こうしたニュースを流しておくことで、日本が買う資源の価格を抑える目的があろう。

つまり、「いつでも実用化するよ」というメッセージを送っておかなければ、足もとを見られる。

高い価格で買ってあげているのは、ひとえに経済援助の代わりなのだが、それでもこうしたニュースを流しておいて、「日本はいつでも資源大国になれるけど、あんたとこの資源買ってあげるよ」というメッセージをアメリカやロシア、そして中国に送っている。

本当は、間違いなく日本は資源大国なのだが、それを温存して、「技術の無い国だから、知恵を絞れ」と国民の努力を促している。

日本人は日本の官僚をバカだと思っているが、実はとてもしたたかにふるまっている。

そういうことが垣間見れるのが、こうしたニュースの“とぼけぶり”なのだ。

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2013年2月27日 (水)

確定申告のツボ

昨日は、午前中に事務所で12月決算法人の税務申告書の作成など。

午後は、顧問先の方がご来所。

決算に関する報告など。

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【確定申告のツボ】

業界は今、確定申告の真っ盛り。

コンビニの店頭に並ぶ雑誌の中には、確定申告に関する“裏ワザ”みたいな特集が盛んに組まれ、「節税しないと損」みたいな記述が散見される。

中には気になる方もいらっしゃるだろうけど、基本的には雑誌の“ネタ”であり、普通は特別なことをする必要はない。

「スーツは経費に落ちるか」などという、いろいろな特集が組まれているが、基本的にそうした生活費的なものは落ちないし、それで何かが大きく変わるかと言えば、そんな人生が変わるほど得するわけでもない。

ただ、中には経費に入れて何も言われなかった人もいるかもしれない。

しかし、それは単に所得が低くて、税務署的にどうでもよかった(=調査に行くだけの意味がないと思われた)だけの可能性も高く、「経費に落ちた」ということと、「正しい納税」ということは別なので、この手の話には注意が必要だ。

11年前、川北事務所で働いていたころ、確定申告の担当を持たせてもらって、そのときに所得税(事業所得)の経費については徹底的に勉強した。

なんでもかんでも落としてしまうお客さんがいて、「これはまずいですよ」と注意したつもりが、「大丈夫だから」の一言で押し切られ、結果、やっぱり駄目だった(調査で否認された)、などという苦い経験もさせてもらった。

昔から「泣く子と地頭には勝てない」という。

うちにはまだ小さい子供がいて、下の子なんて、悪いことをして叱ってやると、「えーん」とビービー泣き出して、こっちも「(あちゃー)」なんて思うが、泣く子にはホントかなわないと思う。

よく見ると、涙が出ていなかったりするのだが・・・(苦笑)。

「地頭」は、鎌倉時代に地方の土地(荘園)の管理や、租税の徴収を行っていた地方官吏である。

「租税の徴収」は、国家の基本であり、これがきちんとできている国とそうでない国は、国力に差が付く(脱税天国のギリシャを見ればよくわかる)。

あの時代から、「泣く子と地頭には勝てない」と言われるほど、日本政府の租税の徴収力は地方までしっかり張り巡らされていたわけだ。

それは今も基本、変わらない。

税務署の仕事ぶりを見ていると、「巨悪を逃さない」ということが徹底しているように見える。

つまり、雑誌に載っているような小さな話(スーツがどうのとか)はあまり関心がなく、誤解を恐れずに書けば、そのレベルでは、ある意味、遊ばせてくれる。

しかし、一旦、収入が増え、所得が増えだすと、たちまちに厳しいチェックが入る。

そのラインは、税務署の管轄のエリアによって違うだろうが、現代風に言えば、「泣く子と税務署には勝てない」だ。

奈良の律令の時代から大蔵省があって、鎌倉時代には「泣く子」と並び称される力を持ち、現代に脈々と受け継がれる日本の国家の徴税技術。

これが日本が国家として2000年もの歴史を刻んできた世界で唯一の国である所以だろう。

「泣く子と地頭には勝てない」という言葉が現代にも生きていることを知れば、日本の社会を渡っていくうえでの良い教訓になるだろう。

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2013年2月26日 (火)

食育

昨日は、午前中に顧問先を1軒訪問。

当面の経営課題などについての話し合い。

昼から商工会議所青年部の委員会に出席。

終わってから、顧問先を2軒訪問。

決算に関するご報告や、確定申告のご相談など。

事務所に戻って、12月決算法人の税務申告書の作成など。

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【食育】

「食育」という言葉が聞かれるようになったのは、そんなに昔のことではない。

食育とは、「食」を通じて生きる力を育むこと、なのだそうで、「きちんと食事をとることの大切さ」だとか、「栄養バランス」などを、食事を通して教えてやることがその主眼らしい。

日本は貧しくなっているのだろうかと思う。

朝食をまともにとらない子供が増えているというのは、一昔前からの話で、今は、学校で「朝食はきちんと食べましょう」と教えられる時代だ。

また、共働きの家庭が増え、夜食を一人で食べる子供も増え、その食事の内容もカップ麺だけ、みたいな栄養バランスが考えられていない子供たちも少なくないとも聞く。

そう考えると、日本は貧しくなったのだろうと思う。

ただ、家でまともな食事ができないというのは、ひとえに家庭の問題で、それが今、学校に押し付けられたのが「食育」なのだという理解もできる。

もちろん、当の文部科学省は、「自分たちの仕事が増えた」と思って喜んでいるのだろう。

 

先週、行われた米子市の公共事業評価委員会の中で、「給食センター」の建設に関する計画について話し合いをしたのだが、この「食育」の中身が明らかでない点に、いろいろと意見が出た。

議論の中身については、いずれ議事録が公表されるはずなので、そちらを見ていただくとして、一つ面白かったのは、子を持つお母さんの意見として、「大量生産のセンター方式よりも、個別の学校に調理室を作って温かい料理を子供たちに食べさせてあげたい」、という意見が出たことだった。

給食というのは「冷たい」というイメージがあるのは間違いないが、母親というのはなるべく温かいものを子供に食べさせてたいものなのだろう。

しかし、父親の立場としては、必ずしもそうではないと思った。

私の経験から言って、外でまずいメシを食ってきたことが、どれだけハングリー精神を養ってくれたかということだ。

小学生時代の給食は、決しておいしいものではなかった。

(はっきりいえば、冷めていてまずかった。はっきり言ってはいけないかもしれないが・・・。)

それから、思い出すのは東京での一人暮らしのころのこと。

コンビニめしはよく食べたが、これは本当に空腹を満たすだけのもので、あっという間に飽きた。

国家試験の勉強をしているころは、水道橋の専門学校の界隈で、安いメシといえば、近所の大学の学食だったが、これも安いだけのメシで、味はまずかった。

こうした経験を積んできて、「早くうまいメシが食えるようになりたい」と思ったし、「どんなものでも食って生きてやる」というハングリー精神を覚えたように思う。

そして、その後、社会人になってちゃんとメシが食えるようになったとき、そのときの体験をベースになっている。

これらの体験が、私にとって最大の食育だったかもしれない。

食育を学校に任せるということが、まず最大の間違い。

そして、「学校給食がうまい」なんて時代に育った子供が、どうハングリー精神を養っていくか、新しい課題だと思っている。

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2013年2月25日 (月)

上げ相場の心構え

金曜日は、ものもらいがひどかったため、すべての外出を伴う日程をキャンセルさせてもらい、事務所で12月決算法人の税務申告書の作成や、確定申告関係の作業など。

おかげさまで、週末でものもらいは(嘘のように)すっかりよくなりました。

初めての経験だったので、「この目はいったいどうなることか」と不安だったが、昨日の日曜日は、中海テレビの県議熱中討論の収録も無事にこなすこともできた。

よかった。

ホッとした。

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【上げ相場の心構え】

週末は、重要なニュースが相次いだ。

一つは日米首脳会談だ。

安倍首相は、TPP参加への道筋をつけ、シェールガスの購入と原発再稼働への道筋までつけ、ほぼ満点の出来ではなかっただろうか。

また、次期日銀総裁も元財務官の黒田氏で調整が付きそうで、これまた順当にアベノミクスが進みそうな人事ができそうだ。

これを受けて、少し膠着状態だった日本の株価も、3月に日経平均13000円を目指して、再び上げるトレンドに入るかもしれない。

3月は日本企業の決算が多いので、政策的な期待をするならば、こうした時期は年金などの公的資金の買いが入りやすく、株価の底上げが図られる。

円安と株高で、3月の業績が押し上げられると、7月の参議院選挙まで安倍内閣の高い支持率が続き、自公で過半数を取るというシナリオが実現できそうだ(それを狙っているのだろうが・・・)。

 

週末に届けられた今週の週刊ダイヤモンドの特集は、株式投資の入門だった。

いろいろ書かれていたけど、どれもピンとくる話はなかった。

現在のような上昇相場では、こうした“理屈”の世界ではなくなる。

PERがどうとか、PBRが割安だとか、そういうの関係なしに上がってくる。

私のようにずっと株価が低迷していたときから投資している人間から見ると、「何でもあり」の相場で、かえって難しい。

慎重な銘柄の選別などおかまいなしに、「円安メリットを受けそうだ」などという理由で株価が上がってくる。

それでいて、ちょっと目算が狂うと(業績の下方修正が入ったりすると)、株価はドーンと売られる。

かなりバブルっぽい相場になっていると思う。

このバブルにしっかり乗っていくか、それともほどほどに付き合うか。

これはそれぞれの投資家の判断の問題。

私は後者。

普段、仕事で忙しい人ほど、運用は長期でじっくり構えるのが良いと思っている。

上げ相場は、いつか下げに転じるときがくる。

そこまで考えて投資しないと、トータルで見たときに儲かっていないことが往々にしてある。

意外と難しいのが、こういう上げ相場なのだ。

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2013年2月22日 (金)

災難

昨日は、午前中に顧問先を訪問。

贈与に関する確定申告のご相談。

午後は、別の顧問先を訪問。

確定申告に関するご相談など。

夜は、商工会議所青年部の例会に出席。

今年の事業報告などを行った。

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【災難】

昨日、午前中の仕事に入る前に、眼科へ行ってきた。

というのは、一昨日から、左目にものもらいができて、一日様子を見ていたのだが、昨日の朝はかなりひどい状態だったので、眼科へ行くことにした。

診断を受け、先生から「めぼいたですね」と言われた。

私はものもらいとばかり思っていたから、「(めぼいた??)」と思いながら、「はあ。」と聞いていた。

全治3日ほどだという。

事務所に戻って、「めぼいた」を調べてみると、「ものもらい(麦粒腫)」の鳥取地方の方言だそうだ。

確かに聞いたことはあるのだが、自分自身、ものもらいになったことが無かったものだから、「めぼいた」=「ものもらい」だと思わなかった。

 

しかし、それはいいのだが、これ、相当つらい。

眼球を動かすと鈍い痛みがあるので、あまり動かしたくない。

そうやって仕事をしていると、なんだか目が疲れてきて、昨日はそれでも予定通りに仕事をこなし、夜は青年部の例会も担当として役目をこなし、みんなの前で発表もし、さすがにその後の懇親会はキャンセルさせてもらったが、家に帰るとどっと疲れが出て、さっさと寝た。

今朝は、昨日よりも痛みが減ったが、腫れはまだひどく、まるで試合が終わったばかりのボクサーのようだ。

左目を開けるのがつらく、涙が止めどなく出てくるので、今朝は車に乗るのもやめて、徒歩で事務所まで出勤した。

まったく、とんだ災難だ。

こんな忙しいときに・・・。

しかし、こうした不合理を受け入れることで、人間が大きくなるのだろう。

(そう思うしかない。)

人生というのは半分以上、思う通りに行かないものだ。

それを受け入れる心ができて、人間の幅が広がり、人生の幅が広がるはずだ。

(きっと、そうだろう。)

人間が少し、大きくなるための一つの試練として受け止めてあげよう。

この、不細工なものもらい君を。

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2013年2月21日 (木)

国内の機関投資家が動き出した

昨日は、午前中に12月決算法人の税務申告書の作成など。

午後は、米子市公共事業評価委員会に出席。

委員長として、今年が任期満了。

昨日の案件は、流通町に建設予定の第二給食センター(仮称)について。

諸々の議論を行った(議事録は後に公開されると思います)。

終わってから事務所に戻って、確定申告関係の仕事など。

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【国内の機関投資家が動き出した】

2月の後半になって、上がり続けてきた株価が少し頭打ちになっている。

株価が上がるとすかさず利益確定の売りが出て、上がったり下がったりを繰り返している。

この先どうなるかと、思案していたところ、次の二つの記事はかなり気になる話だ。

想定レート円安に 13年3月期業績に上ぶれ余地」(日経新聞より)

主力企業の想定レートの平均は1ドル87円で、今、1ドルが93円台であることを考えると、この先、さらなる業績の上方修正が期待できるという記事だ。

こうした点を見るに、日本企業は為替に関して保守的に想定レートを設定していることがわかる。

もう一つは、こちら。

公的年金 運用資産の配分見直し 13年度中に 日本株割合高める公算」(日経新聞)

日本の機関投資家は、外国人投資家と違って、株が上がれば追随し、下がればそれに合わせて追随するという、なんとも主体性のない(責任を取りたくない人による)投資行動をする。

だから、下がったときは、さらにそれを追い打ちをかけるように売ってくるが、こうした上がったときは、逆に「これから買うか?」と思えるほど、ワンテンポもツーテンポも遅れて買ってくる。

だから、外国人から見ると、格好の売り玉を提供してくれるわけだ。

さらに、記事を探しきれなかったが、生保も運用資産に株の割合を高めることを検討していると今朝の日経新聞にあった。

生保の場合、国際的な規制に対応するため、このところずっと株を売って国債を買ってきた。

その運用割合を見直して、株を再び買うというのだから、これも重要な情報だ。

バブル崩壊後の日本では、一般の事業会社や銀行や生保などの機関投資家、公的年金などが、株の持ち分をどんどん減らしてきて、それが長きにわたる日本株の低迷につながってきた。

実は、その反面、株を売って国債を買ってきたため、国はいくらでも借金できるという、借金体質が定着していた。

ここで、そうした運用スタンスの転換が起きるとすると、一つには、国債の金利の上昇につながるが、これは安倍内閣への官僚からの牽制になるだろう。

もう一つは、機関投資家たちの売り玉が無くなったところで、「後は買うだけ」の状態が来ていることの表れだと思われる。

日本の株価については、長期的な大底を打った可能性が高い。

今後の株価は、こうした日本の機関投資家の買いがポイントになるが、これまで安値で買ってきた外国人投資家が売りに出るようだと、思うようには上がらない可能性もある。

しかし、日本の機関投資家が戻ってくるということであれば、長い目で見て、相場の底を固める動きにつながると予想している。

多少、面白くなってきたかもしれない。

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2013年2月20日 (水)

政治評論

昨日は、午前中に顧問先を訪問。

当面の経営課題などについての話し合い。

昼に内外情勢調査会の講演会に出席。

午後は、事務所で確定申告の仕事。

ご来客が2件。

仕事の打ち合わせ。

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【政治評論】

昨日の内外情勢調査会の講演会の講師は、作家の大下英治氏だった。

大下氏の著書をアマゾンなどで検索していただければわかると思うが、政治関連の評論を中心に大量の著書を書き上げていらっしゃる。

これだけ大量の本を発刊されていて、私が1冊も大下氏の著書を読んだことがないのはなぜなのだろうと、ふと思った。

はっきりはわからないが、たぶん、それぞれの著書のテーマは各論にすぎるのだろう(私にとって)。

私はいつも、全体が俯瞰できそうな本を好んで選ぶ。

政治であれば、これまでの流れが理解できて、これから先がある程度予測できるような本が出ると、私は買っていると思う。

結局、私は政治評論家ではなく、投資家だからだ。

投資家の興味は、「誰が何した」ということではなく、「これから誰が権力を握って、経済をどう動かすのか?」だ。

そしてマネーの行先はどこなのか、ということだ。

しかし、それにしても個別のテーマに強い方だと、講演を聞いて思った。

政治にまつわる様々な話を大量にご存じの方だった。

「なるほど」と思った話を一つ。

なぜ、民主党が崩壊しかかっているかという点で、自民党の総務会を比較に出された。

現在の自民党の総務会長は、野田聖子氏であるが、自民党のシステムは、あらゆる案件が最後に総務会に持っていかれて、総務会は「全会一致」で意思決定をするという。

そのときに、反対議員は欠席するので、結果として、常に全会一致が成立するのだという。

だから、どんなに党内の議論が割れたとしても、最後は総務会で一本化を図ることになっている。

しかし、民主党はこの仕組みがなく、議論が割れたとき、「私に一任してくれ」と言って、「冗談じゃない」みたいな話がおきて、結局、大事なことを決めるたび、党が本当に割れていった。

意思決定のシステムって大事だと実感する話だ。

他にもいろいろと、政界の裏話を聞いたが、講師の大下氏というのは、文春の元記者で、政治取材の経験も長く、また、何よりこうした話が大好きな方だと、傍から見て思った。

好きな題材を仕事で突き詰めていくというのは、何にせよ、大切なことだと思った。

それでこの分野で一流になられているのだから。

そうしたこともまた印象に残った。

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2013年2月19日 (火)

ニンジャ

昨日は、午前中に確定申告の書類作成作業など。

午後は、顧問先を2軒訪問。

当面の経営課題についての話し合いや、決算についての報告など。

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【ニンジャ】

先週末、長男が通う幼稚園で、子供たちの作品展があったので、行ってきた。

1年間に作成した絵や工作などがたくさん展示してあり、中には「将来の夢」と題した切り絵のような絵も展示してあった。

子供たちの描く将来の夢としては、例えば「サッカー選手」だとか「お花屋さん」、あるいは「パティシエ」なんてのもあった。

中には「お医者さん」なんてのもあって、「(親御さんがお医者さんなのだろうか)」、なんて想像もしたりした。

長男が属する年長組ともなると、ほとんどの子が上記に挙げたような、「現実に存在する職業」を描いていた。

そんな中、うちの子の夢を見てみると・・・、

 

にんじゃ」 だった(汗)。

 

ハハッ(苦笑)。

まあ、いいさ。

夢があっていいぞ。

ぜひ、「忍者」になっておくれ。

4月からはついに小学生。

早いものだなあ。

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2013年2月18日 (月)

「会計人魂」

金曜日は、午前中に顧問先を訪問。

会計処理についての確認など。

午後は、別の顧問先を訪問。

当面の経営課題などについてのご相談。

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【「会計人魂」】

わが師・川北博先生と、監査論の第一人者・八田進二教授が対論の形で、昭和20年代の会計士業界の裏話など、現代の会計士の業界について鋭い視点で論点を斬っていく本。(欄外のリンク参照)

川北先生は、昭和24年の第一回公認会計士試験の合格者で、昨年、米寿(88歳)の祝いを迎えて、今なお、こうして業界に向けて鋭い意見を発信しておられる。

そんな人は、もはや川北先生だけしかいない。

川北先生の人生そのものが、公認会計士業界の歴史でもある。

なぜ、昭和20年代の中央大学に岩田巌教授をはじめとする、当時の一線級の会計学者が集まったか。

また、そこでどんな講義がなされ、どういう時代だったのかを知るのは、もはや川北先生でないと語れない。

私が学生時代、川北ゼミ生として、先生の傍らで、いろいろな当時の裏話を聞いていたが、それが一冊の本にまとまったというのはとても貴重なことである。

本の中で、恐るべしは、歴代会長に対する評価だ。

中にはけちょんけちょんに斬られている歴代会長もいる。

私は、学生時代の当時、その一端を聞いたことはあったが、こうしてまとまった形で、ぶった斬られているのを読んでいて、恐ろしくなってきた。

しかし、これも「闘う男」・川北先生でないと書けない。

本の中には、先生ご自身が、終戦直後に本当にぶった斬られた肩の傷も披露されていた(笑)。

私も学生時代に、この傷を見たことがあったが、元陸軍少尉として、本当に斬った、斬られたの戦争をされていたのだから、人間としての基本が違う。

また、これからのあるべき会計人の姿については、業界に属するものとして、また、川北門下生として、改めてその意識と、誇りを持つことの大切さに気付かされた。

なんだか学生時代に戻ったときのような錯覚を覚えるほど、先生の教えを改めて受けた気持ちがした。

同時に、先生からこうした貴重な話を引き出した、八田教授もまたすごい方だと改めて感じた。

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2013年2月15日 (金)

学校の裏ルール

昨日は、午前中に顧問先の方が来所。

当面の経営課題などについてのご相談。

午後は、顧問先を訪問。

決算に関する報告など。

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【学校の裏ルール】

学校の裏ルールというのは、理不尽なものであるが、今となっては笑える。

『「裏ルール撤廃を」、と生徒会』(読売オンラインより

「1年生は派手なバックは禁止」、「下級生は一部のトイレしか使えない」など、現在も妙なものが残っているようで、それを無くしていこうという中学生たちの自治活動はすばらしい。

「伝統」と「悪しき慣習」の間には、明確な線が引けない。

ただ、長い期間をかけて、良き「伝統」は生き残り、「悪しき慣習」は、いつかなくなっていくものなのだろう。

私が中学生のときも、妙な裏ルールはあった。

「1年生は、ノーヘル(自転車でヘルメットをかぶらない校則違反)をやってはいけない」

校則を守るか守らないかは、学校の外では上級生の目があった。

2年生になると堂々とノーヘルができるようになった、というのも妙な話だ。

「1年生はボンタン(幅の広いだぶだぶのズボン)禁止」というのもあった。

標準の学生服を着るか着ないかについて、1年生に関してはやはり、先生よりも上級生の目が怖かった。

裏ルールを仕切るのは、上級生なのだ。

特に中学時代に野球部だった私の場合、「1年生は丸刈り」、「2年生になるとスポーツ刈りが許される」なんてルールもあった。

1年生の最初のころは、丸刈りでも3枚刈り(9ミリ)だと先輩から、「なげー(長い)」と一言言われて、やり直しをくらい、最低でも2枚刈り(6ミリ)でないといけない、なんて話もあった。

裏ルールには、こうした妙なものが多いが、今思えば社会の理不尽さを覚える最初のハードルだったのかもしれない。

大人の社会は、法律にない暗黙のルールがいくつもある。

中には理不尽なものもあって、閉口することもあるが、すべてが理屈通りいかないことを覚えるには、中学校の裏ルールはよい学習だったのかもしれない。

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2013年2月14日 (木)

売り時の難しさ

昨日は、午前中に2軒訪問。

午後は、事務所で12月決算法人の税務申告書の作成など。

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【売り時の難しさ】

投資は、買うときよりも売るときの方が難しい。

買うときは、様々な銘柄を横に並べて、比較の中で最もよさそうなものをチョイスできるが、売るときは、その1銘柄について判断しなければならないからだ。

損切りができなくて、ずるずる行くときも大変だが、利益が出たのに売り時を失して、利益が幻と消えたとき、あるいは、さらに上昇して利益を取り損ねたときもまた、残念に思うものだ。

しかし、相場は毎日変動するから、そういうことが起きるのは当然のことだが、これを「当然」と受け止められるようには、それなりの精神修養か経験が必要である。

先日、お会いしたある方が、「外貨預金を早く売りすぎました」と言われた。

為替の円安によって、外貨に利益が出ている人が多いが、これもまた売り時は難しい。

ただ、早く売りすぎたときでも、その判断については、決して責められるべきものではない。

むしろ、きちんと利益を確保して終えたのであれば、褒められるべきことだと思っている。

得てして人は、「あのとき、買っておけばよかった」、「あのとき、売っておけばよかった」と過去の判断を悔いるものだが、言えばキリがないし、意味もない。

そのときどきに下した判断は、その時点では正しいわけで、後になってそのときの判断を評価するのは、まさに後出しジャンケン。

私だって後出しジャンケンが可能なら、今ごろ億万長者になっていた。

だから、過去の判断については、「何が間違っていたのか?」と、反省・検証はしても、後悔はしない。

決済した後の利益は堂々とあきらめればよい。

投資は単に経済に関する知識だけでなく、どこか生き方にも通じる「後悔しない心」も磨かないといけないと思っている。

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2013年2月13日 (水)

政治とカネ

昨日は、午前中に事務所で12月決算法人の税務申告書の作成と、確定申告に関する作業など。

昼に経済同友会の総務委員会に出席。

午後は、事務所に戻って12月決算法人の税務申告書の作成など。

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【政治とカネ】

ニュースは、北の核実験の話が続いている。

いつもどこか、茶番を感じる。

北はどこまで実力を持っているのか?

報じられている通り、金正雲の独断による、“横暴”なのか?

1980年代、すでにソ連は国力を弱めていたが、アメリカをはじめとする“西側”は、ソ連を張子の虎として脅威の象徴に仕立て上げ、それを口実に軍備拡大など様々な戦略を実行していった。

もちろん、日本もそれに便乗し、国力を高めることに成功した。

あの当時、ソ連を“張子の虎”だと見抜いたのは、小室直樹だったと思うが、北朝鮮は旧ソ連以上に張子の虎ではないだろうか。

「北の脅威」を利用しているのは、いったい誰なのか。

そこが一番の興味だ。

 

そうした中、ほとんど誰もがスルーしているが、この方のストレートな表現に、改めて感心した。

母がいなければ、民主なかった」(読売オンラインより)

民主党の元代表の鳩山氏の母が亡くなられたことを受けて、鳩山氏が言った言葉。

そのままだがん、と思った。

母親から巨額の贈与を受け、そのお金で民主党の議員を囲い込み、政権交代までこぎつけたというわけだ。

要するに母親が事実上のスポンサーとなって資金を供給し続け、民主党政権ができたということだ。

政治で権力を取ろうと思うと、巨額のカネが必要になる。

鳩山氏と、そして小沢氏の二人がパトロンとなって、民主党政権が誕生したといことだ。

そして、すでにその二人は民主党にはいないから、誰も資金面で民主党議員をまとめ上げることは不可能となり、民主党の党勢がそがれるのはある意味で当然のことだ。

それでもまだ、政権の座にあれば、民主党に残る意味もあるが、人気が落ち、金もなくなれば、党勢を維持するのは不可能だ。

無い袖は振れない現実には勝てない。

「政治とカネ」という言い方は、何か汚い物でも扱うかのような書き方で嫌だが、カネの力で物事が動くというのもまた事実なのだと改めて認識させられるニュースだった。

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2013年2月12日 (火)

気になるニュース

金曜日は、事務所で12月決算法人の税務申告書の作成や、確定申告の準備作業など。

午後にご来客が2件。

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【気になるニュース】

私のブログというのは、気になる話題をチョイスして、自分なりの考察を加えて書いているわけだが、このところ多いのはやはり安倍政権の経済政策(アベノミクス)がらみだろう。

そして、それに伴う株高も最近よく取り上げている。

安倍政権が誕生する前は、政治への関心も薄れていて(あきらめにも近いものがあって)、取り上げるニュースも少なかった。

株価もずっと低迷していて、何となく株について書くのもはばかられた。

株の話題というのは、株価が上がってこないと関心を持たれないという“宿命”がある。

長年、投資をしてきた身としては、株が下がっているときの方がより強い関心を持つべきだと思っていて、逆に今のように株価が上がってきたところでは、もはや放っておくしかないのが本当のところなのだが、世の中はそうではない。

そして、最近は、逆に、政治ネタ、経済ネタが豊富すぎて、このブログもいつも似たような話題が続いている点はご容赦いただきたいところだ。

 

そんな中、最近世の中を騒がせているニュースといえば「体罰問題」。

日本のマスコミの悪いところで、一度「×」となると、徹底的に叩く。

しかし、事件の起きた大阪の高校では、体罰ではなく暴力が行われていた。

暴力を体罰とは区別して議論することは、不可能なのだろうか。

スポーツで、ミスをしたり、試合に負けたりして体罰をふるうというのは言語道断だと思う。

これはほとんど暴力のようなものだし、ましてや数十発も叩くというのは犯罪だ。

しかし、生活態度が著しく悪くて、人に危害を加えたり、犯罪まがいの行為を行うような、いわゆる非行少年に対して、生徒指導上の体罰を加えるのはありだろう。

白か黒かの議論では、いつまでたっても終わらないし、解決にならない。

 

もう一つは、政治・経済ネタ。

甘利氏 日経平均 期末に1万3000円を目指す」(日経新聞より)

最近の内閣は、ここずっと、株価に関心が無い人ばかりが中心だった。

10年ほど前は、PKO(プライス キーピング オペレーション)とか言って、亀井静氏あたりが、株価が下がりすぎないように対策を打ったりしていたものだった(その是否はともかく)。

しかし、最近はそういうところに関心を持つ政治家がいなかっただけに、「ああ、久しぶりに政治家から株価に対する関心を聞いた」と思った。

甘利氏が言うまでもなく、株価の上昇は、企業の有価証券含み損を減らし(含み益を増やし)、業績に厚みを作ってくれる。

また、個人の金融資産も増やしてくれるから、消費の拡大にもつながり、経済を潤すことになる。

アメリカは、ずっと景気が悪いはずなのに、株式市場が値を保っているので、ぎりぎりのところで厳しい経済状況をしのいでいる。

政治が経済対策をするというのなら、株価にも関心を持つことは必須だと思うが、それが安倍政権になってようやくまともになってきた。

具体的な株価の水準を示したことに賛否はあるようだが、3月末までに1万3000円という水準は、投資家の間ではっきりと意識されることだろう。

推測でしか物は言えないが、1万3000円くらいまでは安心して買っていいというサインに受け止められる可能性がある。

賛否のうち「否」があるのは、仮にその水準まで上がっていったとして、中身の伴わない「官製相場」なら、その水準を達成した後に、ガクンと下がって、かえって損をこうむる人が増えるし、また、プラスとマイナスが相殺されて、結局、意味がないじゃないかという意見だ。

いろいろあるが、良いネタを提供してくれるものだ。

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2013年2月 8日 (金)

VW車

昨日は、午前中に事務所で12月決算法人の税務申告書の作成など。

午後は、ご来客が1件。

その他、諸々の仕事の片づけ。

今朝の最低気温は、マイナス3度。

降る雪は、文字通りパウダースノー(粉雪)。

さらさらの雪が、車に、衣服に、ブーツにまとわりついた。

寒い一日になりそうだ。

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【VW車】

昨年の秋、ヨーロッパではフォルクスワーゲン(VW)のゴルフがモデルチェンジしたそうだ。

日本には、今年の夏ごろデビューするという噂だが、さらに進化したというから、同クラス日本車は、もう追いつけないだろう。

私が初めて買った車がVWのポロだったが、とにかく足回りの強靭さは同じクラスの車と比較にならなかった。

特に高速道路を走ったときの安定感は抜群だった。

「これが1600ccの小型車か」と思うような、どっしりとした安定感は驚きで、乗れば乗るほど、自分の体と一体になるのがわかるような、そんな作りをしているのがポロだった。

昨年まで乗っていたゴルフも同様に、足回りの強さ、高速安定性は抜群だった。

私が乗っていたゴルフは5代目の初期型で、いわゆるTSIエンジンやDSGと呼ばれる変速機はまだついておらず、ミッションはアイシン(トヨタ系)のものを使っていた。

それが、6代目を経て、今年、7代目がデビューするという。

しかも、軽量化とエンジンの進化で、燃費も大幅に向上し、持ち前の走りがさらに進化しているというから、「ああ、次は、またゴルフに戻そうか」という気持ちが持ち上がってくる。

 

こんなに素晴らしいVWの車だが、耐久性に関しては、やはり日本車に軍配が上がる。

また、エンジンに関しても、今のエンジンは暖気(アイドリングで温めてから走ること)が要らないといわれるが、VWのゴルフに乗っていたときは、エンジンをかけてしばらくは、ぎくしゃくした走りが続いた。

特に冬場はこれが顕著で、エンジンが温まるまで、ぎくしゃくした走りが続いた。

日本車に乗り換えて、このあたりのストレスがまったくないことはすばらしい。

私が乗っていたゴルフは、初期不良で、当初、4回も走行中にエンジンが止まり、結局、無償でエンジンを交換してもらったほどだった。(その後はノートラブルだった)

耐久性をとるなら日本車。

走りの楽しさをとるならVW車。

ちなみに、今朝のような雪道の場合、ゴルフのような足回りのしっかりした車は安心感が非常に高い。

スリップ気味になっても、スリップしたなりに、すぐに操舵が効くので、体制を戻しやすい。

普段からハンドルの遊びの大きい日本車は、こういうときちょっと不安だ。

次回のクルマ選びはまだ先のことになると思うが、そのときに再びVW車が候補に上がるだろうか。

7代目ゴルフを楽しみに見ておきたい。

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2013年2月 7日 (木)

日銀総裁辞任で円安・株高進む

昨日は、午前中に事務所で諸々の仕事の片づけ。

11時に松江に向かい、経済同友会の打ち合わせ。

終わってから、米子に戻り、商工会議所青年部の四役会に出席。

さすがに、課外活動がバッティングするとしんどい。

なんとかしなければ・・・。

四役会終了後は、事務所に戻って12月決算法人の税務申告書の作成など。

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【日銀総裁辞任で円安・株高進む】

昨日の日経平均は、400円を超す値上がりだった。

恐るべし相場になったと実感する。

確かに円安による上方修正は予想していた。

しかし、予想を上回る円安水準に、その上方修正の金額も、かなり跳ね上がっている。

トヨタなどの輸出企業は特にその恩恵を受けていて、株価もうなぎのぼりだ。

私は実は、富士重工を狙っていた。

北米でのスバルの売上が順調に伸びていいて、加えて円安ドル高だから、富士重工の株はもっと上がるだろうと予測していた。

しかし、結局のところ、買うタイミングを逸した。

急ピッチの上がり方に、バリュー投資を心掛ける私は、手が出しづらく、それでもどんどん上がっていくから、今の相場は恐るべしだ。

こんな相場は、この10年なかったのではないか?

「そろそろ調整が入るかな」という感じもするが、「いや、まだまだこれからだ」という感じもする。

普段なら、前者で間違いないが、今の相場はまだ外国人主導だ。

もし、日本の機関投資家や一般企業が余剰金の運用に再び株を使い始めると、さらに伸びが期待できるし、日本にはその潜在力もある。

果たしてどこまで行くのだろうか。

 

前置きが長くなったので、本文は短く行きます。

昨日は特に、日銀総裁の任期前の辞任が伝えられたことで、株高が進んだとも言われている。

なんとも気の毒な総裁だ。

どうやら、このタイミングでの辞任は既定路線だったらしい。

就任のタイミングが、政治決定の遅れで1か月遅れになったため、通常のサイクルに戻すという単純な意味だけだったようだが、それまでの金融緩和の不十分なやり方を市場から否定され、前倒し辞任が、「解任」と捉えられたり、「引責辞任」と捉えられたりして、市場に影響を与えてしまった。

しかし、円高を抑えるために、金融緩和政策で乗り切ろうとしているのは、あの1980年代後半のバブル経済と同じ状況だ。

プラザ合意後の激しい円高を、国内の金融緩和で乗りろうとして、日銀は円の蛇口を思いっきり開放した。

それが、あのバブルを生んだ。

その後の後始末に20年もかかったのは、記憶に新しいところだ。

これを避けるために、日銀が努力してきたという側面はきちんと検証する必要がある。

白川総裁は、決して悪いとまでは言えなかったのではないか。

円高が是正されて、株高が起きたいま、そういうのはどうかとも思うが、そういう別の視点を常に持っておきたいものだ。

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2013年2月 6日 (水)

ありのままを直視する

昨日は、午前中に事務所で諸々の仕事の片づけ。

昼に商工会議所青年部の委員会に出席。

その後、1時過ぎからダラズFMのランチブレイクカフェにゲスト出演。

仕事のこと、プライベートのことなど、15分程度の出演だった。

「自分のことを動物に例えると?」と聞かれて、「ネコ」と答えた。

私は、誰にも縛られないで自由をこよなく愛するからだ。

この日誌のタイトルが「きまぐれ日誌」であるように、好きなように生きているから、ネコなのだ。

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【ありのままを直視する】

日本人はいつから裸をタブー視するようになったのだろうか。

公園のダビデ像 「下着をはかせて」・・・町民が苦情」(読売新聞より

島根県奥出雲町の公園に設置されたダビデ像とビーナス像に、町民から「教育上ふさわしくない」、「下着をはかせて」などとクレームがついているという。

間抜けなクレームだ。

左翼系の人たちだろうか。

人間のありのままを否定して、しょうもない倫理観を、さも正義であるかのように振りかざす人たち。

こうやって“見てはいけないもの”をたくさん作って、タブーをたくさん作って、攻めたてる道具にするという、なんとも情けない手法がまかり通っている。

クレームをつけられる方も、余計なトラブルを避けたいからと、どんどん自主規制して、表面上、何事もなかったようにしてしまう。

そうしているうちに、表面上だけは波風が立たない、本当につまらない社会が出来上がっていく。

しかし、人間の本質は変わらないから、タブーはネットに氾濫していて、隠したつもりでも、隠せなくなっている。

最近は、あらゆるタブーが地下化していて、だったら、表で堂々と議論すればいいじゃないかということが増えているように思う。

わかりやすい例が暴力団だが、「あってはいけないもの」して追放運動をした結果、地下化した。

「○○連合」とか、地下組織がたくさんできて、収拾がつかなくなってきている。

ありのままを直視しない癖、表面上だけ取り繕う癖というのは、いろいろな問題を解決する上で必ず障害となる。

 

ちなみにこの件、本当にきちんとしたクレームをつけたいのであれば、「イタリアのパクリはダメだ」、「オリジナリティがない」、になるはずだ。

裸そのものは芸術作品でもあり、問題視すべきでないが、なんで奥出雲町にダビデ? が率直な感想。

ユダヤ王であるダビデの像をそこに置くということは、ユダヤ・キリスト文化を知らず知らずに受け入れているということでもある。

これではオリジナリティのかけらもない。

日本男児の裸像をおいておくべきだった。

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2013年2月 5日 (火)

アベノミクスへの不安

昨日は、社会福祉法人関係の研修のため、日帰りで東京出張。

午前中の便で羽田へ。

昼から浜松町のホールで研修。

最終便で帰宅。

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【アベノミクスへの不安】

最近の週刊誌は、株高を煽りまくっているね。

そこまで煽って大丈夫かよ、と言いたくなるが、実際に株価は毎日のように続伸している。

今朝のNYは、反落したから、そろそろ一服するだろうか。

それとも、まだまだ上がるだろうか。

もはや理屈でない感じがしてきたから、予想しづらくなってきた。

雑誌が「株が上がる」、「有望銘柄はこれだ」と書くのは、売れるからだ。

つまり、半分以上は、セールス用のキャッチであると、割り引いて読むようにしたいところだ。

 

アベノミクスへの期待は、全国的にすごいものがある。

あらゆる業界団体が、今、霞が関や永田町に陳情に出かけているという。

民主党政権が、こうした団体を飛ばして、子供手当や農家への所得補償など、個人への給付を中心とした政策を展開し、自民党の牙城だった、組織・団体をつぶそうとしたがうまくいかなかった。

自民党政権が復活すると、元のように組織・団体の活動が活発化し、そうした動きに合わせて、景気対策と名のついたばらまきも復活した。

しかし、こうした動きに最も乗っかろうとしているのは、経済産業省だろう。

無駄な中小支援対策のオンパレードになりそうだ。

ひどいと思うのは、こうした政策が本当に中小企業を救うためではなくて、自分たちの仕事を確保するためにやっているのではないかと思える事業が多いということだ。

雇用対策と名のついた補助金を確保すれば、その窓口となる事務局の仕事が確保できるからね。

 

さて、こうした弊害も多いアベノミクスの最大の弊害は、バブルが去ったときだろう。

これからバブルが生成されるというのに、もうバブルがはじけたときのことを考えるというのは、ちょっと気が早すぎるだろうか。

しかし、金融緩和による景気底上げは、あくまでバブルだから、ある程度はそれに乗っかっていくことが必要だが、特に株式投資をしている者にとっては、適当なところで降りないと、反動の損失で手取りがマイナスになることだってある。

特に、最近の週刊誌の煽りを見て、これから取引に入る人は注意が必要になる。

9000円台を割れるような底から持っている者としては、少々下がろうとも損が出ることはないが、今の11,000円台から取引に入る人は、ちょっと注意が必要じゃないかと思っている。

アベノミクスは、これでもかというほど政策を総動員しているため、その反動はいつか必ずくる。

また、アクセルを踏むポーズをしつつ、「増税」や「地方交付税削減」など、地方の消費を抑えるブレーキも同時に踏んでいる点には注意が必要だ。

「経済重視」と言いながら、ブレーキの踏み方も意外にきついことを、誰も指摘していない。

私は、このバブルで確実に儲けていこうと思っている。

しかし、「確実」にするためには、深追いしないことが大切だ。

こういうバブルに踊る人が表れ始めたときは、常に冷静な視点を忘れないでいきたい。

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2013年2月 4日 (月)

Uさんのこと

金曜日は、午前中にご来客が2軒。

午後は、顧問先を訪問と、外出案件が1軒。

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【Uさんのこと】

先週の火曜日のことだった。

県の監査委員の仕事を終え、、一路、米子へ戻っていたところ、珍しく監査法人時代の先輩から連絡が入った。

「(珍しい方からだな)」と思って電話に出た。

「久しぶりだね」なんて話しかけられたあと、「実は・・・、」と、そこで告げられたのは、なんと私の直属の上司だったUさんの訃報だった。

まだ52歳。

あまりに早い死に、言葉を失った。

私が監査法人に入所して配属されたチームの主査で、5年間の在籍中、私がもっとも同じ時間を過ごした上司だった。

私たちのチームは、年間100日以上の出張をこなす、いわゆる“出張族”だったが、その大半の出張を、私はこの上司とともにこなしてきた。

仕事のイロハを教わり、監査法人時代の仕事の思い出には常にこの上司が含まれている。

上司はヘビースモーカーだった。

あるクライアントの担当者の方が、「U先生はチェーンスモーカーですね」と言ったのを覚えている。

初めて聞く言葉だったが、たしかに、たばこの火を消したかと思うと、もうその手に次のたばこが準備されていたりした。

なるほどこれをチェーンスモーカーというのかと、そのとき思った。

私たちのチームのボスが、この上司の健康を気遣って、「タバコはやめなさい」と何度か注意されているのを見たことがあった。

タバコとビールをこよなく愛した上司だった。

ストレスの多い職場で、タバコの本数も増えていたのかもしれない。

肺がんという死因を聞いたとき、得も言われぬ残念な気持ちに囚われた。

当時、私たちの監査チームには、巨大なクライアントを監査するために組織されたT先生をボスとする鍛え抜かれた先輩たちがたくさんいた。

そのチームに私も入所と同時に入れられて、周囲からはその仕事の激しさに気の毒がられたほどだった。

しかし、短期間で激しく仕事をさせてもらったおかげで、同期の誰よりもたくさんの実務経験を積ませてもらった。

このことが、私にとってどんなにか財産となっていることは論をまたないが、このチームの中心にいたのがT先生の一番弟子であり、亡くなったUさんだった。

仕事もよくしたが、夜の接待も激しかった。

4泊5日で地方の工場に出張し、その4日間、すべてに接待が(2次会まで)あり、私とその上司の二人で連日連夜、応じたこともあった。

タフな人だと思ったけど、私も鍛えられた。

アルコールの弱かった私が、にわかにビールが少し飲めるようになると、「だんだん飲めるようになってきたな」と喜んでくれた。

その上司が亡くなった。

人生のはかなさを痛感する。

ここ数年は、直接会う機会がなかった。

感謝の一言を改めて言いたいと思ったが、それが遺影に向かってであったことは残念だった。

土曜日は、私も上京して、葬儀に出席した。

葬儀に出るまでは、正直言って半信半疑だった。

あの人が亡くなるということがあり得るのだろうか、と。

あの淡々と仕事をこなすUさんが・・・、という気持ちが今もぬぐえない。

葬儀には、懐かしい先輩や後輩たちの顔がたくさんあった。

当時、お世話になったクライアントの方々の顔も見えた。

こうした人たちとは、まずお会いする機会がない今の私だが、亡くなった上司が皆を引き合わせてくれたと思った。

不思議なもので、こうした人たちの顔を見るだけで、お名前や肩書とともに、当時の記憶が次から次へとよみがえってきた。

クライアントの方々の当時の肩書や、その当時にどんな話を交わしたかなど、長らく思い出したこともない記憶だったが、20代のもっともフレッシュなときの記憶は、今もしっかり脳裡に刻まれているのだと気付かされた。

亡くなったUさんには、こうした人たちとの交流を通じて、たくさん鍛えていただいた。

心から感謝しつつ、ご冥福をお祈りします。

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2013年2月 1日 (金)

強い相場 アベノミクスへの対応法

昨日は、午前中に顧問先を1軒訪問。

当面の経営課題などについての話し合い。

午後は事務所で、諸々の書類の作成など。

 

今朝は少し暖かい。

それだけでホッとする。

今日からしばらく暖かい日々が続くようです。

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【強い相場 アベノミクスへの対応法】

昨日の午前中、顧問先への訪問を終え、事務所に戻って諸々のメールのチェックなどを行い、ついでに株式相場を見ていた。

そのときは、相場は下落していた。

午後3時を過ぎて、改めて株式相場をチェックすると、なんと上がって終わっていたではないですか。

下がるとすかさず買いが入って、上げて終わる相場というのは、強い相場のときの特徴だ。

長年、投資をやってきて、こういうパターンが出る時期というのは多くない。

市場ではすでに急ピッチな上げ相場に、バブル懸念が出ていて、利益確定の売りが出やすい状況になっている。

加えて、生命保険会社という日本最大の投資家は、自己資本規制の強化のため、この上げ相場を活かして売りに出ている可能性が高い。

それでも、相場が上がっていくのだから、なかなか強い相場だといえる。

 

さて、このアベノミクスだが、まあ、なんというか、アクセルとブレーキの両方が踏まれたような政策だ。

金融緩和と公共事業の増加は、経済にとって間違いなくアクセルになる。

しかし、自民党政権になってからの税制調査会は、結局のところ、増税のオンパレード。

特に富裕層に対する増税は、消費マインドを冷やす効果が大だ。

また、地方に対する交付税の減額、公務員の退職金の減額などは、地方経済にとってマイナス要因だ。

民間よりも高い水準である公務員の退職金を削減することは、政治的には正しくても、経済的には、単純な話、消費にマイナスの影響を及ぼす。

経済政策重視のはずの安倍政権にしては、タイミング的にもお粗末だし、経済政策の細部に目が届いていないことがよくわかる。

公共事業の増加で、職人さんなどの一部の職種の日当は上がるが、全体として、どこまで上がるかは不透明。

 

アベノミクスは、基本的にバブルを作る政策だと見ている。

金融緩和というのはそういうことだ。

需要を作り出すわけではない。

マネーの力で、消費を偽装するだけだ。

その偽装された消費は、まさにバブルであり、バブルの恩恵にあずかれる人は、それなりに良いものになるが、恩恵にあずかれない人にとっては、何のご利益もない、むしろインフレによって、生活コストが上がってしまう。

また、バブルに乗れた人であっても、その後にくるバブル崩壊の過程では、儲けた以上に損する可能性も秘めている。

私はアベノミクスに大いに期待をしている。

上げ相場が続きそうなうちは、できるだけ乗っていきたいとは思っている。

しかし、一瞬でも、世の中の期待がはがれそうな瞬間を見逃してはならないとも思っている。

バブルは、その生成過程ではバブルに気が付かないが、崩壊して初めて気づく。

それではダメだ。

何とか勝ち逃げをすることが大切で、これがアベノミクスへの基本的なスタンスということになる。

よく見ておかないと、あとで痛い目に合うぞ、というのがアベノミクスなのだ。

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