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2012年7月

2012年7月31日 (火)

太陽光発電

昨日は、午前中に6月決算法人の税務申告書の作成など。

午後は、社外役員と務める法人の理事会に出席。

事務所に戻って、税務申告書の作成の続き。

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【太陽光発電】

日本勢はメダルラッシュ。

金はまだ1つだが、それでもうれしい。

 

それにしても、毎日のように猛暑が続く。

エアコンもフル稼働で、節電なんてできるレベルではない。

そこへきて、電力料金の値上げ。

中でも東電はひどい。

4人家族で1,377円値上げ 東電 9月から新料金」(朝日デジタルよりリンク)

原発が動かないだけではなく、再生可能エネルギーの買い取りが始まるかららしい。

 

実は、私は今、自宅用に太陽光発電のパネルの設置を本気で検討している。

1kwhあたり42円の買い取り価格は、もはや誰がやっても設備投資を回収できるレベルの買い取り価格だ。(固定価格買い取り制度についてはこちら

ここまでの大盤振る舞いも、太陽光発電を普及させるためとはいえ、ちょっとやりすぎではないかと思うが、そう決まった以上、検討することは必要だろう。

初期投資の費用さえ拠出できるなら、やってみる価値はあるというものだ。

しかし、この仕組みは、ご存じのとおり、すべての利用者に薄く広くフッかけることで成り立っている。

設置できる人は得をして、設置できない人が損する制度だ。

こういう仕組みを放置していていいのだろうかと思う。

当初はそういう議論もあったはずだが、最近は聞こえてこない。

つくづくまともな議論がなされない国だと思う。

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2012年7月30日 (月)

ブリティッシュロック

金曜日は、午前中に公認会計士協会の仕事で、鳥取環境大学との包括協定の調印式に出席。

会計士協会が、こうして大学と講義やインターンシップで協定を結ぶのは、全国で初の試みとなる。

私は4年次生の監査論の講義を担当する予定。

午後は、顧問先を訪問し、当面の諸課題についての打ち合わせなど。

その後、中海テレビへ行き、番組の打ち合わせ。

土曜日は、夜に顧問先が新しく開業した結婚式の施設のレセプションに出席。

日曜日は、午前中に中海テレビの県議熱中討論の収録。

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【ブリティッシュロック】

オリンピック中継にくぎ付けになった週末だった。

しかし、思うように勝てないものだ。

特に柔道。

しかし、柔道に関しては、それが悪いことばかりではないと思う。

日本が産んだスポーツを、日本人以上に頑張っている国がたくさんあるからだ。

テニスやサッカーで、イギリスばかりが勝つわけではない。

イギリスのすごいところは、自分でルールを作ってそれを世界に広げたところ。

その点では、世界でイギリスの右に出る国はない。

まさにグローバルスタンダードを作る達人の国ともいえる。

柔道の試合で、外国人の審判が「ユーコー」とか、「マテッ!」とか言っているのはおもしろい。

 

開会式はライブでは見なかったが、ニュースでみて、一つ印象的だったのは、ブリティッシュロックの発祥の地として、ロックの演奏があったということだった。

ブリティッシュロックといっても、私は全く詳しくはないが、例えばディープパープルなどは、よく聴いたものだ。

しかし、ロックには退廃的なムードが漂う。

麻薬とセットで語られることがあるが、アナーキー(無政府状態)や破滅願望を助長する効果もある。

例えば、ディープパープルの「ハイウェイスター」を車の運転をしながら聞いていると、頭がおかしくなってくるのがわかる。

「Nobody gonna take my car(誰も俺の車に追いつけない)」とか歌っているわけで、下手をすると免許証が何枚あっても足りなくなってしまう。

日本でも、例えばX-Japanのライブでは、服を脱いでしまう女の子が結構いたという。

理性が破壊されてしまうのがロックの力だ。

こういう音楽を世界に流布することの意味を、おそらくわかってやっただろうと思う。

19世紀には清にアヘン戦争をしかけた国だ。

敵国を退廃的にして、つぶしにかかるという手法をあっさりとやってのけるのが、イギリス流。

 

世界のスタンダードを作り続けてきたイギリスのオリンピックは、いろいろな見方ができておもしろい。

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2012年7月27日 (金)

成熟国

昨日も県の監査委員の仕事で、鳥取市内の東部総合事務所へ。

午後は、現場視察。

外はひどい暑さだった。

このままずっと外にいたら倒れるな、と思った。

 

今朝、男子サッカーが勝ったことを知った。

大金星だ。

それにしても、日本人はオリンピックが好きだなあと思う。

朝から報道はオリンピック一色。

本気か演技か知らないが、現地から伝えるキャスターは、常に興奮している。

東京に招致すればいいじゃないかと思う。

ご存じのとおり、その最大のネックは、「地元の熱意が足りない」こと。

なぜ、東京で開催することに、日本人は冷めた目で見ているのだろうか。

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【成熟国】

要するに成熟した国になったことの一つの証拠なのだろう。

東京でオリンピックを開催した1964年ごろの日本と違って、オリンピック招致はもはやイベントとして魅力が下がっていると、日本人は自然にそう思っているのだろう。

ただ、ロンドンオリンピックのはしゃぎぶりを見ていると、必ずしもそうではないと思わざるを得ない。

頭はクールにしているつもりでも、体が自然にオリンピックに反応してしまっている。

そのエネルギーをクールに装っている頭に注ぎ込んでやる必要があろう。

 

どうも日本人の頭には、妙な金融資本主義が刷り込まれてしまった感がある。

ただし、刷り込んだのは必ずしも英米人ではない。

財務省にまんまと載せられてしまっている。

口を開けば、「そんなの無駄だ」という言葉が出てくるのは、金融資本主義に頭をやられてしまっている証拠。

コストとリターンのバランスが取れないものは、すべて無駄と言ってしまう。

しかし、採算性が合わない事業こそ、官業の役割。

そこには、本質的に必要かどうかの議論が優先する。

オリンピックは、コストとリターンは直接的には見合わないのかもしれないし、招致にかかる労力とコストは、無駄の典型ともいえるかもしれない。

しかし、これだけ多くの日本人が興奮するコンテンツだから、単純な採算性では語れないはずだろう。

そこに官業の果たす役割があるはずだが、二言目には、「無駄だ」という言葉が出てくる。

根本は金融資本主義への洗脳だが、これを逆手にとってうまく利用して日本人に流布したのが財務省ではないかと思っている。

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2012年7月26日 (木)

自然体で

昨日は、県の監査委員の仕事で、鳥取市内の東部総合事務所へ。

今朝のニュースは、なでしこジャパンの勝利一色だった。

格下とはいえ、初戦を勝利で飾れてよかった。

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【自然体で】

毎朝、こうしてブログを書いてきた7年間の間にも、ミクシィのようなSNSがはやり、今は、実名が原則のフェイスブックがもっとも流行しているといえるだろう。

私も一応、フェイスブックには登録しているが、ほとんど書き込むことはない。

最初の一瞬で見抜いた。

「こりゃ、疲れるわ」と。

反応を気にしながら書くのは、大変なのだ。

このブログをなぜ「気まぐれ日誌」にしているかというと、自分のペースを守ることが続けるコツだろうと思ったのと、何かしら制約を受けないで続けて行きたいという考えからだ。

フェイスブックでもそういうやり方をやれば、長続きするのだろうけど、知り合いの反応があると、次も反応を狙っていくので、普通の人は続けられなくなるだろう。

これは、ブログが流行りだした最初のころにもあった現象だ。

ブログを書き始めたが、コメントが少ないと、誰も自分に関心がないのではないかと、勝手に落ち込み、やがてやめてしまうという現象。

自分の書くこと、興味の向く先は、大半の人にとって、どうでもいいことだという自覚が前提にないといけないと思っている。

株の話だとか、政治の話だとか、経済の話だとか、このブログに書くけど、大半の人にとって、それはどうでもよかったりする。

フェイスブックにも、グルメの話などとても多いが、大半の人にとって、「どこそこの何がうまい」みたいな話は、どうでもよい。

友達のよしみで、反応することはあるが、それが現実だろう。

それにうっすら気が付いて、みんな書き込みをやめていくのだろうけど、本当の始まりはそこからだ。

それを乗り越えて、楽しめる人が続けられる人なのだろう。

私の場合、趣味として、定点観測として、朝のご挨拶がわりにブログに書き込む。

フェイスブックでもそういうやり方をとれば、続くのだろうが、あちらの場合は、どうしても読み手の顔が見えるので、反応を気にしてしまい、やがて疲れやすさはあると思う。

 

こないだ30周年を迎えた「笑っていいとも」の司会者タモリが言っていた。

「長く続けるには気合いを入れないこと」

だそうだ。

肩の力を抜いて、自然体でやることが、何にしても大切だということなのだろう。

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2012年7月25日 (水)

関電

昨日は、事務所で5月決算法人の税務申告書の作成など。

夕方だったか、飛び込んできたイチローのヤンキース移籍へのニュースは、なかなか衝撃的だった。

移籍後の初打席で、ヒットを放つあたり、相変わらずスペシャルな男だ。

昭和48年生まれの38歳。

私と同い年。

彼の活躍は、私にいつも刺激を与えてくれる。

イチローに負けずにがんばりたいと思う。

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【関電】

関西電力の株価の下落が止まらない。

電力株全般に安いが、特に関電の下落が大きい。

震災前は、原発依存度が50%以上で全国でもっとも高く、原発という“温暖化対策のためのクリーンエネルギー”をもっとも推進している「優等生」だったが、福島の事故後は、これがあだになっている。

この4月~6月の四半期利益も大幅な赤字計上。

このところの株価の下落ペースを見ていると、どうやらマーケットが経営破たんを意識し始めた感がある。

破たんするかどうかは、政治的要因もあるのでわからないが、大口の保有者が投げ売りに入ったのは間違いないだろう。

信用倍率が比較的高めなので、個人の投資家も投げ売りも入りやすい状態だと思われる。

民主党政権は、福島の事故の後始末にも手間取っており、原発の再稼働のための動きも主体性が感じられない。

事故の前の後とで、いったい何を改善したというのか。

それでいて、再稼働を政治的決断でやっていまうのだから、これじゃあ、反対されても仕方がない。

関電株の将来は、原発再稼働をいかに進めるかにかかっている。

そこがうまくいかなければ、原発依存度の高い関電は、東電と似たような状況になるだろう。

投資としての観点は、まず、この再稼働がどうなるかを見極めること。

そして、もう一つが、信用倍率。

信用倍率がまだ高いということは、個人投資家の多くが、まだ関電株を投げていない。

逆に信用売りもまだ十分できっていない。

信用倍率が下がり、空売りが増えてくれば、原発再稼働の動きを見極めながら買いを狙う。

古い活断層が出てきたとか、いろいろ再稼働に向けてのハードルが上がってきている。

こうしたハードルをどうクリアしていくか。

下がりすぎた分の修正が入るだけで、株価は跳ね上がる。

それにしても、平家物語のように、“盛者必衰の理”を見るような感じだ。

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2012年7月24日 (火)

最近の経済状況

昨日は、午前中に5月決算法人の税務申告書の作成。

そのあと、顧問先を訪問し、決算に関する相談。

午後は、別の5月決算法人の税務申告書の作成。

夕方に、某証券会社の経営者向けセミナーに出席。

夜は、某銀行さんの互助会に招かれて、講演をした。

最近の経済状況について話をしたのだが、気合い入れて資料を作っていったら、話きれず、まとまりのない話になってしまった。

直前まで忙しくて、講演当日の話の割り振りまで考えなかったのが原因。

大いに反省。

ちょっと気合いが入りすぎた。

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【最近の経済状況】

また、ユーロ不安だ。

引っ張るねぇ。

1ユーロ94円台までユーロ安が進んだ。

毎度のことだが、わざととしか思えない政策発動の遅延行為だ。

昨晩の講演でも話をしたのだが、「ユーロ」というかたまりで見ると混沌としていてよくわからない。

ドイツはどうなのか。

ギリシャはどうなのか。

と、やはり、個別の国で見ていくことが、正しい見方だと思う。

それで行けば、ギリシャは生かさず殺さずの状況だが、ギリシャの金持ちは脱税して悠々自適。

脱税ばかりしている国で、国家は破たんしても、金持ちたちはそれを見越している。

そして、ドイツは相変わらずギリシャをだしにして、ユーロ安で大儲けしている。

別にどこかの国が破たんしてもおかしくはないが、戦後60年以上が立って、大戦で2度負けたドイツが、いよいよ欧州の覇権に手がかかりつつある。

それがユーロ不安の本質だろう。

 

日本は、アメリカの覇権がなかなか緩まないので、手をこまねいて見ているところだ。

オスプレイ導入に反対しながら、オバマ政権の弱体化の具合を試そうとしたが、完全に弱り切ったわけではないということも少し見えたのだろうか。

オバマ政権が続かないことがはっきりしないと、日本でも自民党政権の復活はない。

少なくともこの30年は、アメリカの政権交代を見ながら、対応してきたのが日本の政権。

谷垣氏の役割は、どちらにも転べるよう、のらりくらりと自民党内の不満をかわすことと見た。

誰にでもできない、すごい役割だ。

日本経済の浮上もしばらくはなさそう。

あくまで世界の動きに歩調を合わせることが日本の財務官僚独特の経済学であり、そのための消費税増税という、景気を抑える政策だ。

昨晩は、こんな感じの話をした。

反応はよかったが、果たしてどこまで喜んでいただけただろうか。

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2012年7月23日 (月)

緊迫の東アジア

金曜日は、県の監査委員の仕事で鳥取県庁へ。

夕方、事務所に戻って、顧問先を訪問。

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【緊迫の東アジア】

歴史というのは、振り返ってみて、「あの時代はこうだった」と語ることだが、それをリアルタイムで行うということはなかなか難しい。

明治維新にしても、それがはっきりと江戸幕府が倒れた段階ではわかっただろうが、その前の段階で、開国の前後や徐々に情勢が変化していく状況では、なかなか時代が変わりつつあることを見抜くのは難しかったことだろう。

私たちが居合わせた時代の情勢というのは、リアルタイムで把握することは難しいわけだが、それを試みていくことも、このブログの役割かなと、勝手に自負している。

 

丹羽大使9月交代 尖閣国有化に矛盾と判断」(産経WEBより)

記事にある通り、9月をめどに尖閣問題で中国よりの発言をした丹羽大使が更迭されることになった。

伊藤忠出身で、民間の大使として期待されていたが、ダメだった。

ダメだったというよりも、おそらく外務省にはめられたのだろう。

中国大使という重要ポストを、民主党の政治任用によって奪われたわけだが、ここへきて、政権が弱っていることを見て、すかさず奪い返しに来たとみるべきだろう。

おそらく丹羽大使の発言は正しい状況認識だったと思われる。

尖閣の緊迫した状況を考えれば、今、事を荒立てることは戦争につながる。

石原都知事が、アメリカ訪問の最中に尖閣購入を発表したことも、ずっとひっかかっていたが、やはりアメリカによって、日中戦争へと駆り立てられている可能性がある。

日本のインテリジェンスがまたしても問われる事態となっている。

 

オスプレイ 岩国基地に到着」(読売オンラインより)

10月には普天間に配備されるというから、アメリカのシナリオは、10月以降、日中戦争の可能性ありということなのだろう。

とりあえず、岩国に配備されたのは、北朝鮮対応だという。

北の混乱について、一波乱ありそうな雰囲気で、岩国基地という、北の暴発に備える基地にて、とりあえずオスプレイは仕事があるかもしれない。

東アジアの情勢が緊迫してきた。

日本の政権が弱いから、そこに乗じた動きともいえる。

改めて、戦争を回避するための日本のインテリジェンスが問われる事態となっている。

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2012年7月20日 (金)

まんがと言えば・・・

昨日は、午前中に顧問先を訪問。

決算に関する打ち合わせなど。

午後は、別の顧問先を訪問。

新規案件の打ち合わせなど。

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【まんがと言えば・・・】

鳥取県の主催するまんが博など、一連のイベントの開催が目前に迫っている。

私にとって、まんがと言えば「北斗の拳」だろう。

小学生から中学生にかけて、何度も繰り返し読んだ。

登場人物のセリフを暗記するほど読んだ。

テレビアニメも欠かさず見た。

暴力によって支配するものは、やがて愛を持った者にとって代わられるという話は深い。

実際の世界でもそうなのだろうと思う。

だから、私は核兵器の抑止力でバランスが保たれている今の世界についても、いつか愛をもって統治する者にとって代わられると信じている。

いつになるかはわからないが。 

これも北斗の拳を熟読した成果だろう。

好きなキャラは、雲のジュウザ。

自由に生きている感じが好きだった。

 

ちなみに、初めて読んだまんがはドラえもんだったと記憶している。

小学校の低学年のときだったと思う。

他にいろいろ読んだが、高校を卒業するとき、北斗の拳とドラえもんを除いてすべて処分した。

北斗の拳とドラえもんは、今でも本棚にとってある。

ドラえもんについては、すでに子供たちが興味を示しているが、今、渡すとボロボロになるので、もう少しちゃんと読めるようになってからあげるつもりだ。

一子相伝じゃないが、良いマンガは伝えてやろうと思う。

まんが博も難しい話ばかりがニュースになるが、まんがは気軽に楽しめる娯楽。

イベントも気軽に楽しめるようなものになるといいと思う。

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2012年7月19日 (木)

食いぶちあっての命

昨日は、午前中に事務所で調査事案の片づけなど。

昼にかけて商工会議所青年部の四役会と理事会。

午後は、事務所で調査事案の片づけなど。

ご来客が1件。

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【食いぶちあっての命】

「経済」という言葉の意味は、わかっているようでわかりにくいのだが、例えば「食いぶちをどうするかという問題」と言えば、理解しやすくなるだろうか。

坂本龍一氏は、こないだの反原発集会で、「命あっての経済」云々と叫んだらしい。

一見すると正しそうな主張だが、間違っているように思う。

「経済=食いぶち」だとすると、「経済あっての命」、つまり「食いぶちあっての命」ではないだろうか。

食うものがなければ死ぬからだ。

 

どこの国でも貧困地帯というのは、人々の平均寿命が短い。

日本でも、いくつかの貧困地域が存在するが、その地域の平均寿命は短いといわれている。

貧困に陥ると、食料事情が悪くなり、医療の受診も控えるようになるので、病気になりやすく、精神的に不安定になる。

衛生的でなくなることなども重なり、いろいろな事情が重なって、結果として貧困は命を奪う。

原発は確かに危険だけど、その原発のおかげで貧困地域が減ったのも事実。

食えなくなりかけた農村や漁村地帯に豊かさをもたらした。

それがいけないという意見もあるが(私も決して良いとまでは思わないが)、ならば、代わりに何でメシを食えというべきか、代替案を示すべきだろう。 

急にやめろといったら、その人たちの食いぶちを税金で補償しなければならなくなる。

食べ物の恨みは怖いというが、食いぶちを奪われた人たちの怒りを考えると、決して理念だけで片付けるわけにはいかないと思う。

このあたりをリアルに考えるのが保守系であり、理念だけで動いてしまうのが革新系と色分けできるだろう。

民主党は、今まで革新系が中心にいて、政権を取った後、急にこうしたリアルな議論に巻き込まれたので対処できない。

野党に戻りたいという声もあると聞くが、理念だけを言って政府に反対意見を述べていれば済んだわけだから、戻った方が楽なのは理解できる。

 

話を戻して、貧困の解決というのは、ここしばらく日本では政治のテーマに乗ってこなかったが、こうしたリアルな話の中では、はっきりと認識されるべきテーマだと思われる。

経済効率を求めて自動車を使うという行為も、年間6000人が交通事故で死んでいるリスクと天秤にかけて、自動車に乗ることを選択している。

世の中には原発以外にも危険なものや、危険な仕事はいっぱいあるが、それでも食いぶちを確保するために、文字通り身を粉にして働いている人もいる。

最近は、なんでも政府が補償することになっているが、全部税金で国民が身銭を切っている。

原子力発電が使えなくなってから、多額の燃料費を外国に支払うことになって、国富が流出している。

本気で原発を無くすなら、食いぶちをどうするかの議論をして、代替燃料の確保とそのコストの議論をして、最後は軍事まで話をしないといけない。

そういうプロセスを踏んで原発はなくなる。

反原発運動は、実はあの人たちが忌み嫌う「安全神話」と同じくらい、プロセスを無視した議論になっている。

ちなみに、今、日本の原発技術者が、年収5000万円ほどで中東などの発展途上国に引き抜かれているという。

当然、原発の稼働とその先にある核兵器の開発が視野にある。

東電を叩いて喜んでいるうちに、外国の政府が虎視眈々と日本の技術者を狙っている。

もう少し実のある議論がほしいところがだ、結局、安全神話の時代から何も変わっていないのだろう。

 

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2012年7月18日 (水)

保身 何を隠しているのか

昨日は、税理士会の研修で倉吉市へ。

夕方に事務所に戻って、残務整理。

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【保身 何を隠しているのか】

大津市の中二自殺事件は、聞けば聞くほどひどい話だ。

加害者のいじめは、完全に一線を越えており、他の生徒の目撃証言などを読むと、自殺といじめに因果関係があると考えた方が自然だろう。

自殺したのは「いじめの他にも原因がある」と、教育委員会は反撃に出てきた。

反論は大いに結構なこと。

ただ、こうしたことに対して積極的に実態解明に乗り出すべき市長は、早々に「和解」に走りはじめている。

これが私には疑問。

一定の非を認め、金(=税金)で解決するのが和解だが、和解では真相が十分に明らかにならない。

市長は弁護士出身のようだが、そんなことは、弁護士出身ならよくわかっているだろう。

わかっているはずなだけに、早々と和解に持ち込もうとする意図は怪しい。

謝って金払って早い幕引きを狙っているのは、市長自身の保身のせいだと見た。

市長は何を隠したいのか?

市長は今年の2月には、すでに教育委員会から報告を受けていた。

3月にはその学校の卒業式でスピーチもしている。

そのときに遺族からの面会要請を無視して教育委員会と共同歩調を取っていたが、騒ぎが大きくなって手のひらを返した。

市長が最初から事実を深く知っていたのならば、市長はその地位を追われてもおかしくない。

早いところ、手のひら返して謝罪に入った方が得策と、政治的なアドバイスが滋賀県知事から入ったのだろうか?

朝ズバで、みのもんたがこの女性市長をやたらと持ち上げていることが、怪しさに拍車をかける。

教育委員会だけを批判のターゲットにして、教育委員会には市長が口を出せない制度批判に持って行っている。

しかし、これは教育委員会の“制度の問題”ではない。

市長を含めた教育に携わる人たちの倫理感や責任感の問題だろう。

左翼思想にまみれた人たちは、反政府的な思想などの理想だけは高いが、問題が起きたときの責任の取り方がわからない。

保身に走り、事実を隠ぺいしようとする。

なかったことにして、表面上だけでも理想を崩さないように見せるのが、この手の人たちの行動パターンだ。

市長が早々の和解を掲げず、教育委員会を徹底的に批判して、膿を出したら本物だが、どうもその気はないらしい。

この事件、自殺したのに遺書がなく、自殺としては不自然な死に方をしているなど、他殺の疑いも出ている。

教育委員会も、自殺との因果関係でもめることによって、他殺説に焦点を当てさせない作戦かもしれない。

真相は私にはわかならいが、悪い人間がいっぱいいることだけは明らかなようだ。

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2012年7月17日 (火)

金融資本主義の終わり

金曜日は、県の監査委員の仕事で倉吉にある県の中部総合事務所へ。

日曜日は、気温が36度に上昇する中、皆生トライアスロンのボランティア。

Dscn0423写真は伯仙のエードステーション。
続々と自転車がやってきた。

わが商工会議所青年部からも、チーム制で一組出場。

夕方から応援に。

無事、完走。

やっぱり出場するほうが、何倍もおもしろい。

自分が出場するのは、(陸上短距離出身なので)無理だと思うが、それでも少しは体を鍛えて、アスリートに戻ろうかなあ、と思った。

早いとこ仕事を片付けて、また、スポーツクラブへ通おうか。どうしようか。

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【金融資本主義の終わり】

ニュースは連日、いじめ自殺を報じてきたが、そうしているうちに世界は金融資本主義の“本家”の不正に震撼している。

LIBOR操作、当局の放置が不正を助長」(日経電子版)

国際的な基準金利の指標として機能してきたLIBOR(ロンドン インターバンク オファード レート)は、実はイギリスの金融機関が自由自在に操作していたというもの。

金利を自在に操れるならば、債券トレードにおいて、自在に利益をねん出できるということでもある。

要するにイギリスの金融機関は、国家ぐるみで八百長をしてきたという事実が白日の下にさらされることになった。

英米にくみしている日本では、日経新聞以外はこれを大きく報じている様子はないが、要するに英米が主導してきた金融資本主義の終わりが見えてきたということだろう。

市場(マーケット)という公正で公平なシステムによる富の配分という理想は崩れ、イギリスがサッチャー政権以来主導してきた、金融資本主義は八百長(いんちき、不正)がまかり通るしくみだったということがばれた。

2008年のリーマンショックは一つの転機だったわけだが、この不正がばれたことによって、金融主導の回復はかなり怪しいものになる。

イギリスはこうした不正はもうできず、本当の実力が試されることになる。

こうして一つ一つの時代の幕が締まって、新しい時代に突入していく。

歴史の転換期にいることを実感できる出来事だと思う。

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2012年7月13日 (金)

ブラック企業

昨日は、県の監査委員の仕事で、倉吉の中部総合事務所へ。

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【ブラック企業】

昨日の夕方、事務所に戻ってパソコンを開き、ニフティのサイトにアクセスしたとき、以下のようなタイトルのニュースが出ていた。

ブラック企業大賞は「ワタミ」か「東電」か。実行委がWEB投票実施中

ブラック企業とは、従業員を安い賃金でこき使って、使い捨てにしてしまうような労働環境の劣悪な企業のことで、就職活動中の学生の間で、ひそかに情報交換が行われていると聞く。

労働運動が無力化し、企業によっては弊害化すらしている現在、こうした情報が出回ることのほうが、経営へのインパクトがあるように思う。

 

昨日、県の中部総合事務所で監査の仕事をして、そのお昼休みに昼食をとるため、倉吉市内の全国チェーンと思われるレストランに入った。

12時をちょっとすぎていたと思う。

店内はそれなりに混んでいたが、座るのに待つほどではなかった。

まず、オーダーを取りに来るのに10分ほどかかった。

その間、お茶もおしぼりも出てこなかった。

10分ほどして、オーダーを取りに来たのは、胸に「店長」という名札を付けた人だった。

この時点で、すでに店長は疲れた顔をしていた。

となりの席の人もだいぶ待たされているようで、「まだ~?」とか、苦情の声が聞こえてきた。

その後、オーダーした食事が運ばれてきたのが12時45分ごろだった。

店に入ってから食事が出てくるまでに、実に40分もかかった。

食べ終わって支払をするとき、レジに来たのは店長だった。

店長といえどもスタッフの仕事をこなしていた。

ありがちな「名ばかり管理職」だろうかと思った。

結局、午後1時の開始時刻に県庁に戻れず、(一緒に行ったメンバーみんなで)遅刻した。

 

最近、この手の全国チェーンのレストランに入って気になることがある。

お昼どきの忙しい時間帯でも、ウェイトレス(orウェイター)の人数が明らかに少ない。

鳥取市内のガ〇〇という全国チェーンのファミレスなんて、12時台でもウェイトレス2人でフロアを切り盛りしていた。

ウェイトレスの顔は、明らかにオーバーフローで疲れていて、一つ一つの動きに焦りと疲労の色が出ていて気の毒になった。

昨日の倉吉の全国チェーンのレストランも、同じような感じだった。

「まだ~?」というどこかのおばさんの苦情の声に、「はい、今参ります!」と答えた従業員の顔は泣きそうだった。

どこのファミレスも全国チェーン系のレストランは、低価格路線を売りにしているが、その犠牲となっているのが、こうした末端の従業員だ。

日本はもはや蟹工船や女工哀史の時代に戻りつつあるのではないかと思った。

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2012年7月12日 (木)

これ、どうなの?

昨日は、午前中に顧問先を訪問。

決算に関する相談など。

昼に商工会議所青年部の四役会に出席。そ

一旦、事務所に戻って、依頼のあった講演の打ち合わせなど。

3時半から高橋経営研究会の講演で、講師は東大教授の伊藤元重氏。

事務所に戻って、顧問先の方が来所。

経営相談など。

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【これ、どうなの?】

昔はよく自宅から皆生の海までジョギングしたものだが、そのときに、海辺の道路ぎわにはよく小型トラックやライトバンが駐車していて、クルマの中で人が昼寝している光景をよくみかけた。

きっと、仕事の外回りの途中で休憩していたのだろう。

怠けているといえばそれまでなんだが、仕事というのは、常に全力投球では息切れするから、上手に手抜きすることもたまには必要なことだと思う。

成果さえ出せば、別に文句を言われる筋合いでもないだろうと、私は思っている。

しかし、これからはそういうことがいえなくなるかもしれない。

 

グーグル 地図情報に居場所を表示できる外回り業務アプリ提供」(朝日デジタルよりリンク)

正直いって、「こりゃひどいな」と思った。

スマホにはそもそも自分の位置情報を常時、発信し続ける機能があると聞くが、より使い勝手の良いアプリにして、スタッフがどこにいるか、どんな行路をたどったか、管理者がすべて把握できる仕組みが提供されることになったということだ。

もちろん、第一義的な目的は、スタッフの効率的な動きをサポートするもの、ということになるだろう。

しかし、管理者がスタッフの居場所を常時、把握しているということは、どこかで適当に暇をつぶしたりすることがしにくくなる。

会社側から「今日からこれを常時携帯するように」とか言われて、地図アプリの入ったスマホを渡されたら、携帯することを拒否することはできないだろう。

ちょっと前からタクシー業界では、GPSを使った配車の仕組みを導入するところもあるが、タクシーの場合は歩合だから、客がたくさんとれた方がいいので抵抗は少ない。

一般の会社はどうだろう。

スマホなら一般の会社でも簡単にそれができてしまうということだ。

便利さを通り越して、嫌な世の中になったものだ。

 

グーグルという会社の目的は、“世界政府”ができたときに必要なシステムをつくるということだ。

これは陰謀論でもなんでもなく、そのようにグーグルのトップが経済誌のインタビューで答えていた。

世界統一政府という発想は、ユダヤ人をはじめ、西洋の人たちの究極の目標だが、人間の行動を常に監視できる仕組みは着々と完成しつつあるということだ。

グーグルはいつでも秘密警察の役割を果たすことができるということでもある。

例えばスマホを持った橋下徹大阪市長が、愛人宅に出入りしたら、配下の雑誌記者を走らせ、すぐにスキャンダルを作り上げることが可能になる。

彼らのソフトウェアの開発には、常に妙な意図が含まれていると思っていい。

個人情報を徹底的に収集してくる。

だから、グーグルのように不純な動機をもった会社がこのようなアプリを開発して、ノー天気に「わー、すごい」とか言わないようにしないといけない。

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2012年7月11日 (水)

恋愛学

昨日は、午前中に今月から顧問先になった会社を訪問。

いろいろなご相談や打ち合わせなど。

午後は、顧問先を2軒訪問。

夜は顧問先の祝賀パーティーに出席。

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【恋愛学】

昨晩、11時半すぎに風呂から上がってニュースを付けた。

日テレ系のニュースだったが、今、早稲田大学や九州大学などで、「恋愛学」や「婚学」としょうした男女交際を講義で教えているという。

どうしたら異性から魅力的に見られるか。

どうしたら理想の異性に出会えるか。

などを講義している風景が映されていたが、その後の学生へのインタビューで学生たちは、「恋愛をどう進めていいかわからない」などと真面目な顔して話していた。

今の学生はとても真面目なのだなあと思った。

恋愛であっても、一生懸命に、「答え」を求めて「頭」を働かせている。

ただ、すでにそれが間違いだ。

恋愛に答えはないし、いくら学問として「頭」を働かせても、頭でっかちになるだけ。

恋愛する前から「うまく行かない」と言うに決まっている。

「行動」こそ、正解だと思う。

いざという場面で行動が起こせないということは、さらにいざとなったときに、“あそこ”も行動しなくなる。

男は行動が先行する癖をつけておかないと、それこそ草食系になってしまう。

恋愛を学問として大学の講義で教えるなどというのは愚かだ。

しかし、今の学生はそういうことになってしまっているといことは知っておく必要があると思った。

男を男らしく育てないツケは確実に若者に拡がっている。

 

ついでに、こうした映像を流している最中、キャスターの顔が小さい枠で同時に画面に出てきたのだが、ニヤニヤした顔でこうした風景の映像を見ているキャスターたちの、勝ち誇ったような笑い顔が気に食わなかった。

女子アナなどは、「私たちは恋愛でも勝ち組よ」みたいな顔だった。

大蔵省出身の男のキャスター(名前を忘れた)の、作り笑いが私には気持ち悪かった。

せめて、あきれて見せるだけの知性がほしかった。

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2012年7月10日 (火)

CVT

昨日は、午前中に顧問先を2軒訪問。

源泉所得税についてのご質問や、固定資産の取得に関する経理処理などについてのご相談など。

午後は、事務所で5月決算法人の税務申告書の作成など。

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【CVT】

昨晩、ニュースを見ていたら、ランボルギーニで暴走する様子を自分で録画してユーチューブにアップしていた会社社長が逮捕されたというものがあった。

「ランボルギーニで96キロ超過 動画サイト投稿」(読売オンラインより)

テレビニュースでは、この動画を流していたのだが、確かにランボルギーニが放つエンジンの音は素晴らしい。

エンジン音が上がるたびに、興奮度合が増してくるようだ。

こんな音が出る車だと、エンジンを回したくなるのはしょうがないだろうが、それでは免許証が何枚あっても足りなくなる。

だから、私は乗りません(乗れません)(買えません)。

 

私が4月に乗り換えた車は、変速機はCVT(無段変速)。

CVTだと、エンジンの回転数が上がるや否や、あっという間に下がっていくように調整されるので、ランボルギーニのような回し方はまずできない。

ヨーロッパの車には、ドイツ車などもそうだが、エンジンの音をドライバーに聞かせるという設計上の思想があるそうだ。

それはもちろん、逮捕された会社役員のようにスピードとエンジン音を楽しませるというものではなく、エンジンの調子をドライバーに聞かせて、異常音が出ていないか乗りながらわかるようにしているということらしい。

だから、トヨタの車が静かで、赤信号で停車しているときなど、外国人は「エンジンが(故障して)止まったのでは?」と焦る人がいるとも聞く。

こないだまで乗っていたVWゴルフの変速機は、6速AT。

実はこれはトヨタのアイシン製だったわけだが、このたび日本車に乗り換えてCVTとなって、もちろん日本製だが、いよいよエンジンの音がわかりにくくなってしまった。

あのレガシーも、現行モデルはCVTとなり、エンジンフィールが変わったと聞く。

滑らかに走るには、CVTは悪くないのだが、アクセルを踏んだときの反応が柔らかすぎて、エンジンの感触がドライバーに伝わってこない。

まさに一長一短か。

ランボルギーニのエンジンは、極端ではあるが、運転する楽しみとして、エンジンの音をドライバーにどう伝えるか、その点についても日本車はもう少し考えてもらうといいのかもしれない。

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2012年7月 9日 (月)

監査法人を叱る男

金曜日は、監査委員の仕事で県東部の出先機関などを訪問。

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【監査法人を叱る男】

昨日の日曜日は、米子ホープタウンの創業30周年祭に出かけてきた。

店内はたくさんの人でにぎわっていた。

ホープタウンができて30年か。

私は子供のころの記憶に、ホープタウンができる前、あの場所にゴルフの練習場があったことを覚えている。

ホープタウンのオープンは、地域にとってかなりの衝撃だったことも覚えている。

休みの日になると、友達を誘い合ってホープタウンに出かけ、ゲームコーナーで遊んだことも懐かしい思い出だ。

 

そのホープタウンで、昨日、子供たちに本でも買ってやろうと、店内の本屋さんに立ち寄ると、いつものことだが、私は子供たちのことを忘れ、目の前にならぶ本にくぎ付けになった。

昨日、そこで手にした本は、「監査法人を叱る男」(早房長治著)(欄外のリンク参照)。

サブタイトルに、「トーマツ創業者 富田岩芳の経営思想」とあった。

「(あれ、監査法人トーマツの創業者は、等松農夫蔵先生だろう。いつの間に富田氏が創業者になったのだ?)」と思った。

最初は買う気はなかったのだが、ぱらぱらとめくっていると、わが師匠である川北博先生の名前が出てきた。

川北先生こそ、トーマツを国際会計事務所として“世界のトーマツ”に引き上げた立役者だろうが、富田氏の側から書けば、富田氏こそが“創業者”であり、立役者ということになるのだろう。

それ自体はいいのだが、本の中には、「富田と川北の因縁」(P.160)という言葉が出てくる。

そういば、川北先生とお話をしたとき、富田氏の名前が出てくると、先生の表情が曇ったのを思い出す。

富田氏は海軍経理学校出身の元海軍将校。

川北先生は、陸軍士官学校卒業の元陸軍将校。

見るからに合わなそうなお二人だ(苦笑)。

トーマツというのは、要するに二人の元軍人が作り上げた組織ということになる。

だから、厳しい組織風土なのかと、妙に納得した感があった。

ちなみに、私が所属した新日本監査法人(旧太田昭和監査法人)は、太田哲三先生という一橋大学の元教授が興した日本で最初の監査法人だが、一橋を卒業した太田先生の弟子がたくさん財界に散らばっていたので、有名企業がたくさんクライアントに名を連ねたと聞いた。

そうした“体質”の国内系監査法人が、富田氏から見ると“ぬるま湯”であったということは当たっている面もあったと思う。

ただ、そうした太田先生に対しても、川北先生が尊敬の念をもって接しておられたのに対して、富田氏にすれば批判の対象となったわけだが、どちらのリーダーに人が着いて行ったか、結果を見れば一目瞭然というところか。

富田氏は、結局のところ、トーマツが世界に出るころには経営陣から外された。

それでもなお、外からトーマツを支えようとする姿は、立派ともいえるが、見方を変えれば、“うるさすぎるOB”にもなるだろう。

川北先生の引き際と、これまた好対照だ。

 

「早く来るように」という妻の言葉で、我にかえった。

この本を手に取り、レジに向かった。

レジの近くでは、次男が「おかあさんといっしょ」の絵本がほしいといって、聞かない。

こないだ似たような絵本を買ったばかり。

あきらめさせようと思ったが、しまいには「ギャー」と泣き叫び始めたので、テコでも動かないぞという意思を示してきたので、こちらがあきらめてその絵本も買うことにした。

 

家に帰って一気に本を読み終えた。

富田氏の考えや素行はともかくとして(彼の伝記だから良く書いてあるが)、軍人というのは、その考え方や行動力が並はずれている。

川北先生に何度も驚かされたのと、似たような匂いを感じた。

学者の作った監査法人が新日本監査法人なら、軍人が作った監査法人がトーマツ。

トーマツの社風が厳しいのはわかる気がした。

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2012年7月 6日 (金)

政治と経済の状況

昨日は、県の監査委員の仕事で、県西部の出先機関などを訪問。

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【政治と経済の状況】

以前から何度か指摘してきたことだが、日本の財務官僚は、独特の経済学を持っていると思う。

普通は、景気をよくするために何をすべきかを考えるものだが、日本の経済官僚は、景気をよくしないために何をしておくべきかを考えているとしか思えない。

この独自の経済観念は、決してノーベル経済学賞を受賞するようなものではないが、日本が大国に挟まれて何とかやっていくために最善の策をとろうとするもので、そういう意味で、必ずしも悪いとは考えていない。

例えば、今年は経済的にどんな年になるかというと、東日本大震災の復興需要がどんどん出てきて、その余波で景気が回復傾向に向かう年になるはずだった。

確かにその傾向は、直近の経済データからは出始めているが、それを一生懸命打ち消そうとしているのが現況だ。

これについては、昨年、「増税しないと財源がない」といって、復興予算の可決を大幅に遅らせた。

そして、今年は増税法案を通させた。

被災地のことなど、微塵も考えないその冷徹な態度には感心すらしてしまうが、日本の景気回復が遅れることによって、過度な円高を抑え、アメリカやヨーロッパの景気悪化に歩調を揃えるようオペレーションしているように思える。

日本の経済政策の目標は、景気回復よりも、国外へ富の流出を抑えること、その1点に絞って政策が練られているかのようだ。

この20年間、景気は悪化したままだったが、一方で、個人の金融資産は雪だるま式に膨れ上がり、1500兆円という巨万の富を蓄えてきた。

これを成功というべきかどうかの判断はこれからだろう。

 

一方、政治については、「アメリカの政権に対して、適切なカウンターパートを差し出す」という目標で政治を誘導している感がある。

今年の秋には、アメリカの大統領選挙がある。

4年前に自民党のカウンターパートだった共和党政権が終わり、民主党政権ができたとき、日本にも民主党政権を作って、これに対応させようとした。

オバマ政権の基盤が弱いと見たのだろう。

鳩山首相という反米主義者をみて、米国の反応を試した。

案の定、米国は、日本がアメリカから離れることのリスクを嫌った。

だから、鳩山、小沢を斬った。

この秋、オバマ大統領の再選が確実ではない状況の中で、これまでのやり方でいくと、日本はおそらく秋を過ぎるまで解散総選挙はない。

大統領選挙の結果を見極めて、新しい日本のカウンターパートとなる政権を樹立できるよう、工作がはじまる。

したがって、今、日本の政治が混乱しているのは、決して偶然ではないというのが私の見立てだ。

世界の覇権国家の動きに合わせて、政局を作っていくという、あくまで仮説であるが、案外あたっていると思っている。

そうやって、2000年もの長きにわたって大国と付き合いながら生き残ってきたのが日本であり、官僚の役割なのだろう。

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2012年7月 5日 (木)

理系と文系

昨日は、午前中に5月決算法人の税務申告書の作成など。

昼から商工会議所青年部の委員会に出席。

午後は、事務所で5月決算法人の税務申告書の作成の続きなど。

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【理系と文系】

昨晩、夜7時のNHKニュースのトップは、「ヒッグス粒子発見」(リンクは読売オンラインより)だった。

9時のNHKニュースも同じくトップでこれを伝えていた。

ごめんなさい。

何がすごいのか、ぜんぜんわからない(苦笑)。

でも、偉い人たちが「すごい」「すごい」と言っているので、まあ、すごいのだろう。

しかしねえ、もっと文系の人間でもわかるように説明してもらえないかなあ。

文系の人間というのは、たぶんだが、社会との関わりの中で物事を理解する癖があるから、こうした研究が社会の中でどう役立っていくのかがわからないと、物事のすごさを理解することができない。

理系の人にはそうしたことがわからないので、自分たちの世界で大発見をはしゃいでしまう。

私は日本の学校が、「文系」と「理系」に分けて教育を行っている弊害が出ていると思った。

欧米では、こういう分け方は無いと聞いている。

分けるとするならば、「社会科学系」と「自然科学系」だろう。

自然科学は、自然の法則を徹底的に詰めていく学問。

100回実験したら100回同じ結果が出る法則を見つけていくとでも言おうか。

それに対して、社会科学は人間社会のあり方を勉強する学問。

人間は、昨日言ったことと今日言うことが違ってくる生き物だ。

だから、ルールを作っていかないと、世の中が円滑に流れない。

ルールの代表は法律だけど、いわゆる説明責任を果たすのは数学力が必要となる。

文系と理系は、教科でいえば、「国語、社会」と「数学、理科」となる。

しかし、社会科学となれば、国語や社会が入るのは当然としても、数学も当然入れなければならないし、理科も取扱い方によっては対象になる。

日本では理系の人は、社会科学的素養を学ぶ機会が少ないので、言うことをコロコロ変えてしまう文系の人を見ると、「この人はバカだ」と思ってしまうそうだ。

しかし、社会科学的素養があれば、言うことがコロコロ変わる人を制御するために、ルールを作ったり契約を結んだりして、コントロール可能なことがわかる。

蓮舫氏が、コンピューター開発について「2位じゃだめなんですか」と質問したことに批判が集中したが、これをバカな質問と思う人は自身に社会科学的素養がないと思わなければならない。

文系頭の人は、社会との関わりで物事を理解するから、2位だったときの社会的な影響の観点から説明すれば済む話だし、そうした観点から説明できない理系の人たちの経費が削減されてしまうとすれば、それは自業自得ともいえる。

「文系」「理系」という体系はやめて、「社会科学系」と「自然科学系」にして、自分が何を勉強しているか、逆に何の勉強をしていないのか、自分自身の立ち位置がわかるようにしてあげることが必要だと思う。

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2012年7月 4日 (水)

オスプレイ

昨日は、事務所にて5月決算法人の税務申告書の作成や、執筆依頼のある原稿書きなど。

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【逆だったら・・・】

振り逃げで一気に逆転勝ち 広島“タナボタ”逆転勝ち』(スポニチより)

カープは負け寸前のところで、考えられない逆転勝ち。

空振り三振しても、キャッチャーがボールを落とすと1塁に走ることができる「振り逃げ」。

ピッチャーからすれば、三振を奪ったはずがヒットと同じ結果が生じうるこのルール。

このルールの趣旨は未だによくわからない。

それでも勝ちは勝ち。

カープが勝ったからよかったものの、逆だったらこんなやるせない負けはない。

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【オスプレイ】

最近よくテレビでみる、回転翼が左右に2つ付いた輸送機、オスプレイ。

政府は米軍の普天間配備への理解を求めて沖縄、岩国と行脚したがけんもほろろに断られた。

そしたら、昨日の朝ズバでみのもんたが、「なんでこんな危険なもの配備するんだ!」とものすごい怒っていた。

政府広報、兼アメリカの代弁者のこの番組が、堂々と配備に反対していた。

おかしいと思ったが、ネットで調べてみてだいたいわかってきた。

結論から言うと、アメリカ国内でもオスプレイの扱いは割れているようで、特に共和党系の大物幹部は実戦配備に反対している。

品質的な欠陥というよりも、単純に操縦が難しくて落ちるらしい。

ゲリラ戦の近くの滑走路の短いところでも使えるように、回転翼を付けたのだが、重いものを積む輸送機だから、バランスが崩れやすい。

「機体に問題がない」という政府の説明は必ずしも間違ってはいないが、「操作が難しくて落ちる」という説明を省略しているのはマズい。

また、離発着時に敵から攻撃を受けたときの自動回転翼の備えがなく、実戦に向いていないという軍事用としての欠陥もあるらしい。

運ぶだけならともかく、ゲリラの潜む敵地での離着陸時に撃墜されやすいというリスクがあるというわけだ。

アメリカ政府としては、日本に実戦配備を反対してほしいという意向があるようで、だから朝ズバをはじめ、メディアがこぞってオスプレイの配備反対を報じている。

このあたりの見立てが正しければ、今度、森本防衛大臣が渡米した後に、配備の見送りがあるだろう。

ただ、ここで分かることは、常にアメリカが日本に圧力をかけているわけではないということだ。

逆に、日米同盟を維持したい官僚たちが政府に、アメリカの圧力を匂わせて、実は自分たちの意のままにコントロールしようとしていることがバレた。

財務省がIMFに日本国内の増税の必要性を言わせるのと似たような構図が見て取れる。

まさに、虎の威を借るキツネじゃないが、アメリカの威光を傘に、日本を統治しようとするのが官僚のお家芸ということだ。

ここまで見破っている評論家はまだ少ない。

似たような事例があれば、また紹介したい。

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2012年7月 3日 (火)

ボールは自民党に

昨日は、事務所にて5月決算法人の税務申告書の作成や、寄稿記事の執筆など。

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【ボールは自民党に】

いよいよ面白くなってきた。

小沢氏一派が離党して、政権やマスコミは右往左往している。

あきらかに慌てふためいている様子が見て取れるが、日本海新聞の社主の論説だけは、他のすべての新聞と違い「小沢氏に期待する」と明言してあった。

別に小沢さんが好きなわけではないけれど、消費税増税というタイミングの悪い法案を撤回できる力を持つのは、小沢さんだけだろう。

そういう意味で、期待はする。

野田政権はもはや風前の灯だが、アキレスけんはむしろ自民党だろう。

谷垣ー石原ラインは実に頼りなく、こちらは野田政権と同等かそれ以上に財務省のポチになっている。

消費税法案が参議院で撤回できるかどうかは、谷垣ー石原ラインを自民党がきちんと支えるか、それとも取り替えるかしないとおそらくは、解散もできず、法案も通すということになるだろう。

ボールが自分たちに回ってきていることに、自民党は気が付いているかどうかだが、彼らは気が付いていないから、敵失を前に支持率が回復しない。

今後の展開は見ものである。

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2012年7月 2日 (月)

節電反対

金曜日は、午前中に顧問先の方が来所。

当面の経営課題についての意見交換。

午後は、米子市役所で、下水道受益者負担金検討委員会に出席。

副委員長に就任。

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【節電反対】

今日は梅雨の合間の晴れ間になりそうだが、昨日の朝は、激しい雨の音で目が覚めた。

午前中はずっと雨で、家で子供たちが退屈そうにしていた。

そんなとき、親たちが考えることは同じようなものらしく、11時ごろにジャスコへ行くと、ものすごい車の数だった。

子供連れが特に多く、子供向けのゲームコーナーは人でいっぱい。

フードコートは、パッとみたところ満席で人があふれていた。

このジャスコの集客力と収益力には、思わず株式投資の食指が伸びる。

それはいいとして、店内がやたら蒸し暑かった。

「(節電かあ)」とうんざりした。

最近はどこへ行っても、公共の場は節電だ。

先日は、東京の電車の中で蒸し暑い思いをした。

人々がイラついていたのも、蒸し暑さが手伝ったのだろうと思う。

先週の金曜日は、米子市役所で、下水道の受益者負担の在り方について、真面目に議論しているというのに、密閉された会議室は異常に蒸し暑かった。

1時半から4時半まで休憩なしで議論していたら、終わってさすがに疲労を感じたが、これも異様な暑さのせいで、もし間違った発言があったとしたら「節電のせいで空調が効いておらず、蒸し暑さで頭が働かなかった」とでも言い訳しようか(苦笑)。

戦後ずっと豊かになるために日本人は頑張ってきたはずだが、まさか電力に不足を来たすとは、何のために勤勉に働いてきたのかと思わせられる。

「節電が嫌なら原発動かしてね」と思わせるための電力会社の策謀かどうかは知らないが、原発くらいさっさと動かしたらどうだ。

先週末に、大規模な反原発デモがあったようだが、これを煽動したのがツイッターやフェイスブックなどのSNSだとニュースで聞いて、「ああ、やっぱり同じ手口を使ってきたか」と思った。

昨年から始まった「アラブの春」なども、英米勢が政権の転覆を狙ってツイッターなどで、アラブ諸国の民主化運動を煽動してきた。

結局のところ、このブログで何度も書くように、もっとも原発を廃止してほしいと思っているのは外国なのだろう。

韓国も核保有を」(産経WEBより)

韓国の政治家はよくわかっている。

日本がいつでも大量の核兵器を開発できる能力を持っていることを。

記事にあるように、数千個の核弾頭を作るだけのプルトニウムを保有しているとのことだが、原発こそ、まさにウランからプルトニウムを抽出する一貫したシステムに他ならない。

原爆でやられた国が、核兵器を持つことを事実上許されていないなかで、どうやって抑止力をキープするか。

そこで、あくまで核を平和利用に徹することで、技術力の醸成を図ってきた、その先人たちの努力と気概に、もっと日本人は理解を示すべきではないだろうか。

日本における反原発運動の盛り上がりを一番喜んでいるのは、アメリカであり、中国であり、韓国、北朝鮮などだろう。

もちろん、福島の事故以来、安全対策として何が進んだのかよくわからない。

ただ、女川のような、比較的新しい原発は地震でびくともしなかったし、なんと、避難所にさえなっている。

そうはいってもいろいろとリスクもあるので、ガス火力へのシフトをしながら、少しずつ原発を減らしていくことには賛成だが、いきなり原発廃止はおかしい。

節電はもっとおかしい。

原発をさっさと動かして、もう一度、公共の場に涼しさを取り戻してほしい。

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