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2011年9月21日 (水)

西原春夫先生講演会

昨日は、午前中に事務所で調べ物の片付けなど。

午後は、顧問先を2軒訪問。

夜は社会福祉法人関係の勉強会に出席。

台風は午前7時で紀伊半島沖にあるとニュースで聞いた。

それでもまだ米子地方は、風が強い状態で、雨は少し弱め。

昼ごろが一番近づくということだが、いかに大きな台風かがわかる。

これから東海、関東へ抜けていくという予報だが、くれぐれも気をつけてください。

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【西原春夫先生講演会】

先日の9月18日に本の学校にて、早稲田大学元総長の西原春夫先生が「東日本大震災から見えてきたこれからの日本」と題して講演をされた。

私は経済同友会から担当として派遣され、講演の司会者を務めた。

講演の要旨は、次の通り。

 

・日本の科学技術信仰が東日本大震災をきっかけにして、崩れつつある。

・原発事故を予想できなかったのは、技術に対する過信であり、謙虚さの欠如である。

・これをきっかけにして技術信仰で突っ走ってきた西洋近代からの脱却を図る必要があるが、その先頭に立てるのは日本であり、もっと言えば日本の地方である。

・明治維新で中心になったのは西国の雄藩だったが、既存の秩序の中からは、改革は生まれない。

・東京のような大都会は、しがらみが強すぎ、西洋近代からの脱却を図るような思想は生まれない。

・科学技術信仰から脱却するためには、自然崇拝の思想が残る日本の地方にその可能性がある。

・明治維新の背景には、各藩が独自に優れた教育を施したことがあった。

・米子には、大山や日本海などの雄大な自然が残り、また、今井書店グループが推進する知の地域づくりの拠点である本の学校がある。

・制度化された教育から脱却するためには、読書が非常に有効である。

・そういう意味で、改革のための諸条件がそろっている米子の若者に世界をリードする改革を期待する。

約90分の講演は、以上のようなお話だった。

聴講者には、高校生も数十人含まれ、1時間設けた質疑応答も活発な討議が続けられた。

講演の内容は、期待以上だった。

さすがは早稲田で総長まで経験された方。

元は刑法の学者だったということだが、その世界観や知識の豊富さには脱帽するほかない。

「米子の若者に期待する」とのメッセージに、自分はもはや若者ではないが、しっかりがんばっていかないといけないと思った。

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