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2011年8月 9日 (火)

アメリカが背負った十字架

昨日は、午前中に銀行さんへ用事。

その後、顧問先を訪問。

午後は、事務所で諸々の仕事の片付けなど。

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【アメリカが背負った十字架】

8月6日日土曜日の夜に放映されたNHKスペシャル「原爆投下 活かされなかった極秘情報」は、なかなか興味深かった。

まず、陸軍の諜報部隊がかなりの精度で、アメリカ軍の行動を事前察知していた点には感心した。

真面目にコツコツと情報を収集する中で、最後は、原爆投下(この段階ではB29の特殊任務)を事前察知するまでになっていた。

しかし、この情報は活かされることがなく、広島、長崎への原爆投下を許した。

8月6日の広島と同じB29の飛行パターンを8月9日の午前中に情報部はつかんでいたが、参謀本部の上層部がこれを無視し、広島と同じく空襲警報が出ていない無防備の状況で多くの命が奪われた。

せめて空襲警報が出て防空壕へ逃げ込んでいたら、多くの命が助かったはずだが、結果として空襲警報すら出せず、原爆は多くの人々の頭上で炸裂することになった。

あるいは迎撃命令一つ出ていれば、原爆の投下を回避できたかもしれなかったが、大本営は動かなかった。

なぜ、大本営が動かなかったかが未だに謎であるが、終戦の前後にこれらの重要書類の大半が焼却処分となっており、重要な意思決定過程がほとんど闇に葬られている。

大本営は、何を隠したかったのだろうか。

 

先週の日曜日に、「たかじんのそこまで言って委員会」では、原爆投下の是非をアメリカ人を読んで討論していた。

アメリカ人は、「やむを得なかった」という判断が多いし、日本人は「正しくなかった」という見解が多い。

日本人として、あの原爆が正しかったということはあり得ないのだが、それはアメリカ人にとっても同じである。

その証拠に、未だにアメリカは日本に原爆を落としたことの十字架を背負っている。

何かあって、原爆の議論になると、常にアメリカ人は贖罪意識に苛まれる。

このことが、戦後の様々な日米交渉で、日本に利をもたらしてきた。

特に貿易に関しては、日本の一人勝ちを許した。

異論があるとは思うが、それは、終戦から66年経った今、戦後の経済戦争で勝ったのはどちらかを考えればわかること。

欧米各国が金融戦争でボロボロに朽ち果てようとしている中、日本だけが盤石の財政状態で欧米各国の金融危機を眺めている。

今の日本が、戦争の尊い犠牲の元に成り立っていることをよく認識しなければならないと思う。

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