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2011年7月 1日 (金)

IFRSに意義あり

昨日は、午前中に事務所で5月決算法人の税務申告書等の作成。

午後は顧問先を2軒訪問。

昨日で一年の半分が終わり、今年も折り返しに入ったわけだが、すでに梅雨が明けたかのように暑い日が続いている。

熱中症も続出しているとニュースで見たが、節電しすぎで倒れてそれ以上に病院で治療のために電気を使うよりも、適度に冷やして倒れないようにすることも大切。

そして、前にも書いた通り、節電よりもしっかり発電することを考えてほしいものだ。

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【IFRSに意義あり】

ようやくこういう本が出たなと思った。

「IFRSに意義あり」(岩井克人、佐藤孝弘著 日経プレミアムシリーズ)=欄外にリンクあり。

IFRS(イファース=国際会計基準)は、導入することが前提となっていろんな議論がなされてきたのだが、会計学者など専門家の間では評判の悪い会計基準である。

しかし、そのことに対して正面から反論を加えた書は少なく、本として手にしたのは、私はこれが初めてだった。

IFRSの解説本を読んだときの違和感はかなり強いものだったが、これが既定路線だとすると大変なことになるなと思っていた(すでになっているが)。

会計基準としての品質は、現行よりも落ちるのは間違いないと思った。

そのことを具体的に理論的に説明したのがこの本。

書店に並ぶIFRS関連の本は、すべて(といっていいくらい)IFRSの導入を前提とした解説本ばかり。

理論的におかしいと、正面切って論戦を挑もうとする本はなかった。

IFRSはここへきて震災等の影響もあって、強制適用は延期となった。

震災の影響にしてしまうところが、ある意味で情けないのだが、延期は歓迎すべきこと。

これを機にしっかり理論的な考察をしてもらいたいものだ。

導入を前提にした議論ではなく、“そもそも論”としてきっちり議論すべきだ。

公認会計士の業界では、もはや導入は既定路線という方向での議論しか聞こえてこないが、顧客たる企業の人たち意見を十分に聞いてしっかり議論してほしいと思う。

そうしないといよいよ専門家としての信用を無くすとさえ、私は危惧している。

こういう本が今までなかったことが異常だということに、私たち専門家は気づいて反省しないといけないと思った。

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