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2011年6月 9日 (木)

放射線の影響は実は大したことない!?

昨日は、午前中に事務所で調査事案の片付けなど。

昼から内外情勢調査会の講演会に出席。

事務所に戻ってご来客が1件。

その後、顧問先を訪問。

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【放射線の影響は実は大したことない!?】

昨日の内外情勢調査会の講演会の講師は、科学ジャーナリストの東嶋和子氏だった。

元読売新聞の記者で、エネルギー問題などを調査していて、原子力安全審議会の委員を務めている。

講演の内容は期待していた以上に勉強になった。

当初、私はこの分野の女性ジャーナリストは、最近やたら目立つ“自然エネルギー崇拝派”かと、失礼ながら思っていた。

理想論ばかりで現実感の伴わない評論が多い中で、東嶋氏は実態をよくご存じで現実に基づく考察を行う方だった。

結論から言うと、原子力エネルギーは日本にとってこれからも必要で、逆に太陽光などの自然エネルギーが今後20年以内に原子力にとって代わることはまずないというお話だった。

また、今、騒がれている福島原発の放射線の影響についても、実はかなり軽微であり、大騒ぎするほどのことではないと、そこまではっきりは言われなかったがチェルノブイリ等で集めたデータをもとに、客観的に考察していただいた。

放射線は、日常、宇宙から大地から食べ物から常に摂取しているのが実情で、それを人間は代謝によって外に出しているという。

例えて言えば、塩と同じなのだそうだ。

塩も1日200g摂取すると人間は死ぬらしいが、数gであれば汗などで自然に代謝するが、放射線も一時的に大量に被爆すると死に至るが、少ない放射線を継続して浴びても人体への影響はないという。

例えば、鳥取県の三朝温泉の近くでは、昔からウランが出土することで知られているが、ここのラジウム温泉は、放射線を被爆しても、みんな元気になっていく。

微量の放射線被爆は、体によいという説もあるほどで、人間が日常、自然界から放射線を浴び続けていることは一つの事実なのだ。

だから、いたずらに放射線を恐れる必要はないということ。

一時的な大量被爆を避けることができれば、チェルノブイリでもそうだが、人体への影響は少ないそうだ。

また、放射線の被爆は、遺伝しないことも明らかになっているそうだ。

広島・長崎の原爆の被爆者で、よく被爆2世などという表現があり、一部に差別もあったと聞くが、結局、被爆の影響が遺伝した例はないとのこと。

いろいろ書いたが、こうしたことを実例や実証データをもとに、東嶋氏に解説していただいた。

私は、講演を聞いて、私の住む米子市は島根原発から半径30キロ圏内にひっかかるのだが、福島原発の事故のレベルなら特に避難する必要はないなと思った。

報道はずっと怪しいと思っていた。

一時的な被爆が問題になりそうな事故直後に政府は「影響はありません」といい、すでに影響がなくなってから「やっぱり心配ですから自主避難してください」などという。

逆だろう。

もはや福島の大半が安全であるにもかかわらず、相変わらず「放射線を検出」などといって、軽微であるにもかかわらずそれを書かないで不安を煽る。

そうした実態が読めてきた。

放射線の影響というのは、日常浴びている量を少々超えようとも、一時的に大量に被爆しない限り、実は大したことはないのだと、私は確信を深めつつある。

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コメント

興です。

今回は、常識を覆されるかのような驚きの記事ですね。

私は、ある意味、アメリカを信じてました。アメリカは既に数え切れない程の核実験を繰り返し、豊富なデータを持っています。そのアメリカ政府が、福島原発事故では、自国民に80キロ圏内への避難勧告を出したのに対し、日本政府では20キロないしは30キロ。

これ一つを取っても、日本政府の発表は信じられないと思ってましたけど、今回の記事によれば、逆ですね。日本政府の方がまともで、アメリカがおかしいと言う事にもなりますね。

いや、参りましたね。

投稿: 興 | 2011年6月 9日 (木) 11時53分

アメリカ政府が80キロ圏内を退避措置にしたことと、福島の事故をチェルノブイリ並みの「レベル7」に引き上げさせられたことの背景には、敗戦国日本に二度と核を扱わせたくないという思惑があると考えます。

同じく敗戦国のドイツも左翼思想でかき混ぜられ、原発廃止と自然エネルギーシフトを約束してしまいました。
それでいて、フランスから原子力で発電された電力を買うことになるのだから、お笑いです。

原発は単なるエネルギーの手段ではなく、核兵器製造の可能性を示すシンボル的存在でもあるのです。
だから、アメリカが躍起になって二度と日本で原発を作らせないように誘導しているのだと思います。

投稿: 伊木隆司 | 2011年6月 9日 (木) 12時30分

興です。

ドイツが いち早く脱・原発路線を打ち出したのは、背景に ドル vs ユーロの戦いの構図があるのではないかと思ってましたけど、実は左翼思想に撹乱された面があったのですね。

私の友人にも日教組の教師がいますが、彼もバリバリの左翼思想で、原発には否定的ですね。しかも、絶対神信仰に近いですから、自分の主張のみが正しくて、他を受け付けないので始末が悪いです。

でも、左翼は なぜ原発を嫌うのでしょうかね。

彼らは、企業が社会とって有用な価値を提供しているからこそ存在を許されているという積極的な面には目を向けず、やたらと企業経営者と裏社会との癒着だとか、そうした負の面に注目しますね。原発にも同じ事が言えるのかもしれませんね。

投稿: 興 | 2011年6月 9日 (木) 12時53分

左翼の意味は国によって違うと思いますが、「反政府主義」であり、「社会・共産主義」的な思考を持っています。

保守の人たちが、事実をあるがままに受け止め、清濁併せ持った上で、社会の緩やかな進歩や発展を目指しているのに対し、左翼の人たちは基本的には革命志向であり、世の中の急速な変化や進展を目指します。

原発はある意味で権力の象徴的存在でもあり、既存の利権の象徴でもあるので、この構造をひっくり返すのに良い題材だと思っていると思います。
一方で自然エネルギーは一つの理想であり、彼らが飛び付くのに恰好の題材だったと思われます。

投稿: 伊木隆司 | 2011年6月 9日 (木) 13時02分

こんばんは。
そういえば今日の山陰中央新報に原発の意識調査の結果が載っていました。島根原発に
ついて「安全強化し運転」が最多だったようで山陰のみなさんは現実的な考え方をされると思いました。

投稿: あいぼ | 2011年6月10日 (金) 21時33分

載っていましたね。
もう少し正確な情報が流れれば、「安全強化し運転」はもっと増えると思います。
情報の混乱の中でもこの結果ですから、冷静に現実を捉えていると思います。

投稿: 伊木隆司 | 2011年6月10日 (金) 23時45分

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