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2011年3月 3日 (木)

一隅を照らす

昨日は、確定申告の無料相談の当番で、朝から会場のコンベンションセンターへ詰める。

午後3時半からお葬式があったため、3時過ぎに失礼させてもらった。

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【一隅を照らす】

前回よりも相談に詰めかける人は少なかったが、それでも結構ひっきりなしに相談者が訪れた。

相談者の多くは、年金受給者の方である。

相談を受けていて、お年寄りの方がよく言われることは、「もう、目が見えなくなってねえ」ということだ。

老眼だったり緑内障だったりするのだが、少なからぬお年寄りがそのように言われるものだから、なるほど、年をとると字が読めないほどに目が悪くなるということがわかった。

私には老化というものが感覚としてわからないが、将来の自分の姿だと思って覚悟だけはしておこう。

そして、それは将来の自分の姿でもあり、将来の自分を助けると思って、お年寄りの確定申告をしっかりサポートしたいと思った。

 

相談者の中に、「自分は自衛隊出身です」という方がおられた。

生年月日を見ると、大正生まれで、私の師匠と同じくらいの年だった。

とっさに私は、「自衛隊の前は、どこにいらっしゃいました?」と聞いてみた。

すると、そのお年寄りは、「海軍にいました」といわれた。

ああ、やっぱりなと思った。

年齢の割りに、明らかに体がしゃんとしておられた。

満州事変から支那事変、そして太平洋戦争はすべて若いころの出来事だとおっしゃった。

そう聞いただけで、過酷な戦争を生き抜いてこられたんだと、畏敬の念が沸いてきた。

その方も、「もう、目が見えなくてねぇ」とおっしゃった。

それでもチェックさせていただくと、確定申告書をほぼ完璧に書いておられた。

一箇所だけ、記載漏れを発見し、その場で訂正して差し上げた。

そしたら、その方は「勉強になりました」とおっしゃった。

とんでもない、その程度のこと、あなたが経験してきたことに比べれば・・・。

その程度のことしか世の中のお役に立てない私だが、一隅を照らすつもりで何とかコツコツがんばりたいと思った。

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