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2011年2月18日 (金)

ウォールストリート

午前中は事務所で確定申告作業や12月決算法人の税務申告書の作成など。

その後、顧問先を訪問して、昼から内外情勢調査会の講演を聞きに行き、その後は米子市主催の「米子駅南地区土地利用検討会議」に出席。

米子駅の南北一体化の改修が進むよう、積極的に発言してきた。

その後、事務所に戻って確定申告作業のつづき。

夜は社会福祉関係の勉強会に出席。

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【ウォールストリート】

昨日、仕事を終えてから、MOVIXのレイトショーへ。

昨日はメンズデーで、今、上映中の映画「ウォールストリート」を観に行った。

いやあ、もう面白いの一言だった。

これほどまでにお金の本質を表現し、相場と人生観に関する格言が散りばめられた教養娯楽映画は、ハリウッドでないと作れないだろう。

「お金とは何か」を熟知したユダヤ人の手によるハリウッド映画の真骨頂を観ることができた。

もちろん、相場を張る人間として、いろいろと身につまされる話も多かった。

相場に狂った人間がたどる道は一つ。

破滅である。

人生で大切なのは、金ではなく時間。

そして家族。

そんな、当たり前といえば当たり前のことをわからなくするのがマネーの力であり、そのあたりを巧みに表現していた。

ストーリーは、2008年に起きたリーマンショックの前後をほとんど実話であるかのように展開させている。

リーマンブラザーズは潰され、ゴールドマンは残った。

当時の財務大臣のポールソンはゴールドマンサックス出身であり、密室の中で政治とウォール街が談合して、救済される者と破滅させられるものとが決まっていく。

映画の中では、そうした場面をほうふつさせるシーンが続いた。

想定している人物の実名までわかってしまいそうなくらい、描写が忠実に思えた。

年をとったゲッコー(マイケル・ダグラス)が、インサイダー取引の罪の服役を終え、相場の世界に再びカムバックしながらも、離ればなれになった家族との絆を取り戻すところが一つの見せ場だった。

リーマンショックの後始末がまた終わらない中で、新たなバブルを作ろうとする金融の世界に対する警告のようなものを読み取ることができた。

相場というものが何なのか。

人間はマネーにいかに熱狂してしまうものなのか。

お金で買えない価値とは何なのか。

そうしたものを考えさせてくれながら、あのリーマンショックで起きたウォール街とアメリカ政府のモラルハザードの実態を世に告発した作品といっていい。

実に面白かった。

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コメント

興と申します。久しぶりに コメント致します。

察するに、先生は地元の名士でいらっしゃるようですし、投資家としても地元の人たちから信用されている方だと思います。だとすれば、先生の投資に対する考え方に賛同されて、「先生なら」と言うことで、先生に運用資金を託そうとされる人たちもおられるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

そう言えば、例の青色LEDの開発者である中村修二・カリフォルニア大学教授が、元勤務先の日亜化学工業に対して起こした裁判で一躍有名になった荒井弁護士は、今は弁護士稼業から足を洗ったのかどうかは知りませんが、今では投資ファンドの代表になって、「日本のウォーレン・バフェットになる!」と言っているそうですね。私は、先生にも その資質が有る様な気がします。

投稿: 興 | 2011年2月19日 (土) 00時16分

>興さん

こんにちは。
私の場合は、人様のお金を預かってまで投資をしようという考えはありません。
荒井弁護士を検索してみましたが、その投資ポリシーやファンドの理念は立派だと思います。
しかし、よっぽど自分に自身がないと人様のお金を預かって利益をもたらすところまでいかないと思っています。

「バフェットを目指す」気持ちはわかりますが、ならばバフェットが何者か、裏の裏までわかってそういっているかどうかが問題でしょう。
単なる憧れと尊敬の気持ちならば、投資の世界では人の金を預かってまで大成功できないと思います。
バフェットはおそらく金融マフィアのフロントで、それなりの情報を持って動かされてきた人間。だからリーマンショックの後は、仕方なく人の尻拭いをさせられたのではないかと思います。
立派で賢い人だとは思いますが、投資の成功はまた別の話ではないかと思っています。

そんな世界ですから、人の金を預かってまでやるのは私にはできないですね。


投稿: 伊木隆司 | 2011年2月19日 (土) 14時10分

興です。不躾なことをお聞きして失礼致しました。

しかし、先生ほどの相場に対する見識があって、それをビジネスにしないのは勿体ない気もしますが、確かに投資というのは厳しい世界であるに違いありません。バフェットの場合には賢人とのイメージが強いですが、現実には ジョージ・ソロスの様な人間が投資家として勝ち残るのではないか と思います。オバマ氏が当選した米大統領選挙でも、当初はヒラリー女史が民主党の大統領候補になるのが既定路線だったにも拘わらず、それが阻止されたのも ソロス氏の影響が大きいと聞いています。

確かに、先生の言われる様に、投資の世界には表と裏があることを よく認識しないといけないのかもしれないですね。

投稿: 興 | 2011年2月19日 (土) 15時40分

バフェットはこの度のリーマンショック後の環境の激変には対応できてないように思います。
それどころか、何だか尻拭いのようなことまでさせられて、賢人のイメージがなくなってしまいました。

それに比べるとソロスはかなり違いますね。
バックがあったにせよ、自分の実力であの地位までのし上がり、イングランド銀行を破綻に追い込んだりしたときも状況をよく分析してました。
彼の右腕だったジム・ロジャースも、嗅覚の鋭い投資家だと思います。
どちらかといえば、私はこうした投資家にあこがれます。
金持ちになりたちという欲望よりも、ユダヤ人の生き残りと誇りをかけて民族のために戦っているという姿勢も、私は好きですね。

投稿: 伊木隆司 | 2011年2月20日 (日) 23時10分

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