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2010年11月18日 (木)

未公開株詐欺!?

昨日は、県の監査委員の仕事で、県西部の施設を訪問。

夕方に事務所に帰着し、諸々の仕事の片付け。

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【未公開株詐欺!?】

数年前から、振り込め詐欺の一種と思うが、「ある会社の株が上場(新規公開)されるので、事前に株を買っときませんか?」という、未公開株詐欺が横行していた。

「上場前に買っておけば、上場によって多額の譲渡益が出ますよ」、というやつだ。

もちろんこれは詐欺の典型的な手口なのだが、ある人に聞いた話によると、鳥取県は未公開株詐欺の被害がとても多い地域らしく、詐欺グループからみるといいカモにされているということらしい。

被害者側から損害賠償を求めた訴訟も起きているが、一般にこの手の被害者には、富裕層が多いようで、プライドもあるのだろう、被害届を出す人が少ないのも特徴だという。

数年前になるが、私の事務所にも「未公開株を買いませんか?」という電話が入った。

非上場企業の株は、一般に譲渡制限がかかっているので、赤の他人に売るということは原則としてない話だ。

それでも「大丈夫です。株券が手元にあるし、譲渡を承認した取締役会議事録があります」などと言うものだから、「まさかなあ」と思いつつ、電話を切り、確認のためにその会社の総務に直接電話して聞いてみた。

ちなみにそのときに、詐欺師が指定した銘柄は、ポカリスエットなどで有名な「大塚製薬」だった。

大塚製薬の総務の人が答えて言うには、「そんな話は一切ありません。しかも、そんな法外な価格で売ることはありません。」とのことだった。

この「大塚製薬」は、未公開株詐欺の銘柄としてよく使われる銘柄で、サントリーや竹中工務店と同じく、上場していない大企業の代表銘柄でもある。

だから、ここが上場するとなると、「(ついに来たか!)」となるわけで、騙される人が続出したということなのだろう。

昨日、使っているネット証券からメールで、新規公開株の申し込み案内があった。

その銘柄はなんと「大塚製薬(大塚ホールディングス)」だった。

とっさに「(これ詐欺じゃないか?)」と疑ったが、どうやら今度は本当らしい。

株価はこれからブックビルディングにより付けられると思うが、配当金が1株12.5円ということだから、利回りが3%として株価は400円前後だろうか。

たしか、あの詐欺師が提示した株価が、一株80万円くらいだったと思うので、なるほど大塚製薬の総務の人がいったとおり「法外な価格」だったわけだ。

甘い儲け話には必ず裏があり、赤の他人に持ちかける話には、表に出ないリスクが必ず潜んでいる。

用心に越したことはない。

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