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2010年10月14日 (木)

情報感度

昨日は、午前中に顧問先を訪問。午後は、母校の高校で公認会計士に関する職業紹介のプレゼンテーション。

いつも朝6時に起床するが、この時間はまだ薄暗い。

明らかに日の出が遅くなっていて、暖かい日が続いてはいるものの、冬への準備が着々と進んでいることがわかる。

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【情報感度】

毎年1回、この時期に高校生の進路選びの参考になればと、母校に招かれて1年生を対象に公認会計士の仕事ぶりについて話をしに行っている。

昨日で4回目となったわけだが、他にもいろんな職業についたOBが話をする中で、毎年、「公認会計士」という職業紹介に集まる生徒は少ない。

他の職業、例えば学校の教師だとか、お医者さんだとかであれば、教室一杯に生徒が集まるのとは対照的に、いかに公認会計士という職業が、高校生にとってマイナーな職業か、思い知らされる瞬間でもある。

考えてみれば無理もない。

公認会計士と接する機会など、社会に出る前は皆無であろうし、社会に出てからも関わる人というのは、企業の経営者だとか経理担当者だとか、限られた人だけだ。

もちろん私も高校時代に公認会計士の仕事を理解してたわけではない。

「将来性がありそうだ」、「収入が高そうだ」、くらいの情報だけを頼りに、それなりの学部を目指し、大学入学と同時に国家試験を目指して勉強をスタートさせた。

大学受験を経て、さらに難関と言われる国家試験を突破しなければならないとなれば、生徒たちにとって、現実的な選択肢ではないのかもしれない。

ただ、都会の人たちは、田舎の高校生ほど無知ではなく、公認会計士のことを聞いたことがある生徒が田舎よりも多く、大学に入ってすぐ、受験勉強にとりかかる学生も少なくない。

そうなると、もう、そういうところから都会と地方の格差が出来てしまう。

試験に合格する、しないに関わらず、国家試験に挑戦する勢いで勉強した学生は、途中で、就職に切り替えても、他の学生よりも基礎力がついていることは間違いない。

しっかり勉強を積んだ人間がどれくらいいるか、それが社会の人材の基盤であり、地域の力となる。

都会に出て、他の学生たちが公認会計士なるものを目指している姿を見て、初めてそんな職業の存在を知る学生も少なくない。

しかし、スタートで出遅れると、社会に出るのも遅くなりがちだ。

そういう意味でも、情報に対する感度というのは、早い段階で磨いておくことにこしたことはないと思うのだ。

実は、以前にこの機会で話をした生徒の中に、今、国家試験を目指している生徒がいるという情報を私は耳にした。

「伊木さんの話を聞いて、この世界を目指すことにした」と伝え聞いたときには、正直、うれしかった。

私はこういう機会を通じて、これから将来が広がる生徒たちの職業選びの中に、公認会計士、あるいは税理士という職業が入ってくることを期待している。

「人の行く 裏に道あり 花の山」。

これは投資の格言だが、メジャーでない職業に活路があるともいえる。

決して損はないはずだ。

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