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2010年7月30日 (金)

がんという病気

午前中は顧問先を訪問。午後は、米子コンベンションにて県主催のスマートグリッドフォーラムを聴講。

その後、事務所にて6月決算会社の税務申告書の作成など。

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【がんという病気】

サザンオールスターズの桑田圭祐氏が食道がんになったというニュースが、ちょっとした騒ぎになっているようだ。

日本人の死亡原因の1位がガンであることから、なんとかガンを克服しようという運動があちらこちらで聞かれる。

最近は、ガン検診を受けようというキャンペーンが激しさを増しているように思う。

大手の生命保険会社もガン保険なるものを拡充し、積極的な売り込みを図ると同時に、こうしたキャンペーンに協賛して広告宣伝に余念がない。

しかし、ガンが悪い病気だとしたら、何で死ねというのだろうか。

人間は、あれこれがんばってみたところで、結局のところ死ぬ運命であることに変わりはない。

そのときに、“ガン撲滅”だとか言って、ガンで死ぬことを防止しようとするならば、一体何の病気で死ねというのか。そこが一番疑問に思うところだ。

脳卒中や心筋梗塞がいいのか、それとも糖尿病のような生活習慣病で死ぬのがいいのか。

そういうことを消去法で考えていくと、私は結局のところ、ガンで死ぬのが一番いいかなと思っている。

ガンのいいところは、病気の発見から死ぬまでに時間があるところだ。

脳卒中や心筋梗塞は、必ずしもそうはいかない。

「ピンピン コロリ」とかいって、死ぬ瞬間までピンピンと元気でいて、あるとき突然コロリと死ぬのが理想という考え方もある。

それは多分、急性心不全のような死因をイメージしているのだろう。

それはそれで構わないのだが、死ぬ準備ができないのが少々難点かと思う。

脳卒中(脳梗塞)などは、最近は命を取り留めるケースが多くなっているが、半身不随のような後遺症が残るのが厳しい。

巨人の長島監督も懸命のリハビリで歩行が可能となったが、麻痺した部分が回復することはない。

そうやっていろいろ考えたとき、ガンという病気の良さは、病気発見から死ぬときまでの時間があるため、あれこれと死ぬ準備が出来る点で、すぐれた病気だと思う。

ガンは老化の一種であるため、「撲滅」などできるわけがない。

ならば、「闘う」のではなく、じっくりつきあって、人生をしっかり充実させることを考えたほうがよい。

だから、過剰に恐れる必要はないし、がんになったからといって悲観するのではなく、むしろ前向きにとらえたほうがいい。

それがガンという病気だと思う。

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コメント

私も同じく、コロリで死ぬよりは、癌で死を見つめながら残った時を生きたい。しかし、私たち健康なものが軽々しく語る領域ではないと思う。本当に健康であることに感謝せねば・・。

投稿: 会社員 | 2010年7月31日 (土) 20時22分

どういう死に方をするかは、基本的に選べませんからね。
どういう生き方をするかを考えるのが建設的だとういことだと思います。

投稿: 伊木隆司 | 2010年8月 1日 (日) 22時04分

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