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2010年6月15日 (火)

貸金業法規制

昨日は、事務所で諸々の仕事の片付け。午前中と午後にご来客が1件ずつ。

夜は、W杯サッカーをテレビで観戦。

ニッポン勝った!

カメルーンの攻撃力が弱いのか、日本のディフェンスがしっかりしていたのか、いずれにしてもよく守ったと思う。

勝てば官軍。

本番で勝てばいいのだ。

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【貸金業法規制】

改正貸金業法が18日に完全施行される。

政治的にはまったくニュースになっていないが、巷ではかなりの影響がでている。

財政問題ばかりに目を奪われている感があるが、日本の景気が悪くなっているのは、金融規制をどんどん強くして、市中に流れるお金の蛇口をギュッと絞っているからだ。

改正貸金業法 読売オンラインはこちら)

金融庁の告知はこちら

消費者金融の取り立ての厳しさは事実だから、弱者保護という観点からの受け止め方が強い。

しかし、これを“官製不況”と言って、金融庁を攻撃してきた人もいる(こちらを参照)。

その当事者である木村剛氏は、日本振興銀行の検査忌避問題でヤバイ状況に追い込まれている。

まさかこうした言論活動が金融庁の逆鱗に触れたわけではあるまいが、その可能性がゼロとは言えないほど、この問題に関して木村氏の言っていることは的を得ていると思う。

逆に言うと、これほど景気にとって重要な規制なのに、景気に与える影響をどう考えるのか、議論にさえなっていないのがおかしい。

日本振興銀行の件で木村氏を擁護するつもりは毛頭ないが、当時の規制の中で、金融庁のルールに従うと、中小企業に融資できなかったことは間違いない。

そこで、「ならば、俺がやってやろう」と言って銀行を立ち上げたのが木村氏だったというわけだ。

今にして思えば、本当に「脱官僚」で「政治主導」をやろうとしていたのは、小泉ー竹中ラインだろう。

経済財政諮問会議で、民間議員を使ってどんどん政策を実行していこうとしていたあの時代こそが、官僚にとって最大の危機であり、これを今、小泉ー竹中人脈を一掃することで、逆転を図っているのが、今の状況なのだろう。

この一件を取っても、今の民主党政権が官僚主導であり、「財務省管理内閣」であることがわかるというものだ。

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