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2009年7月

2009年7月31日 (金)

政権交代するとどうなるか

昨日は、事務所で調査事案の片付け。雑誌の寄稿記事の執筆など。

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「政権交代するとどうなるのか?」という疑問は、最近、経営者たちの間で関心のあることである。

商売をしている人にとって、具体的に何が変わるのかというのは、とても重要。

実際に政権交代してみないとわからないが、基本的に自民党が企業や団体の支持を基盤にしていたのに対し、民主党は都市部の無党派層や労組関係の支持が多い。

例えば、公共事業など自民党系の議員が仕切ってきたものについては、民主党は基本的にあまり関心がない。

ただ、この点については、近年は、特に小泉改革以降は、そもそも公共事業が激減してきたから、今さら自民も民主もあまり大きな変化はないのではないだろうか。

もっとも大きな変化は、官の世界ではないかと思っている。

自民党は、民主党のマニフェスト(政権公約)を見て、「財源の保証がない」と批判するが、それは、政権をとったものが予算の骨格を作るのであって、特別会計を入れて、200兆円以上の予算編成を大胆に変えれば、数兆円をひねり出すことは難しい話ではない。

官の世界に大きな変動があったとして、その余波を民間がどの程度受けるかが、結局のところ、問題になるのだろう。

我々商売人からしたら、政権交代したからといって、そんなに大きく生活が変わってしまうようではやってられないから、極端な変化は望まない。

ただ、このたびの激戦が良い方向に進むためのきっかけになってくれればそれでいいと思う。

前にも書いたが、日本政府にとっての本当の与党はアメリカである。そのアメリカが出してくる要求をどこまで呑むかを、今まで自民党が決めて来た。

政権交代したら民主党がその役目を負うことになるわけだが、岡田幹事長は、例えばインド洋の給油問題など、防衛問題について、早速、試練を受けている様子。

当初、彼はインド洋の補給は行わないと言ったようだが、最近になって路線修正を迫られた。政権を前にして、圧力を受けたのは間違いないだろう。

その後、鳩山氏は期限がきたら撤収すると発言した。民主党内で意見が対立しているわけだが、ここに鳩山政権ができた場合、短命に終わる可能性が残っているということだ。

鳩山政権が短命に終われば、次の次は岡田氏かもしれないが、そこで対米関係を改めるのだろう。そのときは、鳩山氏や小沢氏などは、民主党から排除されているかもしれない。

岡田氏が首相になれば、再び大企業よりの政策がとられることが予想される。何のことはない、小泉内閣時代に戻り、対米従属はさらに強化されると予測する。

そうなれば、イオンのような大企業は、外資系の手先となって、地方から富を吸い上げ、アメリカに貢ぐ役割を再び果たすようになる。

アメリカが日本の政権交代を促す理由はここにあると見る。

上記はあくまで予想であるが、どういう展開になるのか、注目される。

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2009年7月30日 (木)

公認会計士について

昨日は、事務所で調査事案の片付けと、残務整理。午後からは、経済同友会の会合に出席など。

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昨年と一昨年の2年間、母校の高校で職業紹介の講師をさせていただいた。

2年を限度とされていることから、今年、私の出番はないが、とある親御さんから、「今年もやりますか?」、あるいは「子供が楽しみにしています」という声を複数いただいた。

お世辞がたっぷり含まれているとは思うが、どうやら昨年の資料集のサンプルを見られて、今年も私が担当すると思われたらしい。

資格というのは、とった時点では、その職業のスタート地点にたったというだけのことなので、受験を通じて勉強したことを基礎にして、社会人としてどんな仕事をしていくかが重要になる。

その中で公認会計士の受験勉強は、会計系、法律系、経済系とあり、ビジネスマンにとって、とてもバランスが取れた内容だと思っている。

中心となるのは簿記や財務諸表論などの会計系だが、ここに監査論が入っているのは公認会計士だけ。

監査論を知ることで、簿記や財務諸表論が実務の中でどう運用されるべきか、強い補完が働く。

法律は、民法を勉強できるのはとても大きいし、それによって必須科目の会社法の理解も進むので、法律的な思考を学ぶことができる。

また、世の中を下から支配する重要な法律である税法を勉強できるので、危ない橋を渡らなくて済む。

この点、かつて付き合いのあった弁護士先生は、法律の超プロではあったが、租税法までは手が回らなかったらしく、行政の裁量権の塊(かたまり)である租税法の怖さを知らない方が多かった。

租税法を知らないでビジネスをするのは、道路交通法を知らないでクルマを運転するようなものである。悪意がなくても、「ピッ」と笛を鳴らされ、痛い目に遭うのである。

長くなるので、この辺にしておきたいが、これから社会に出ようという人にとって、公認会計士の試験はビジネスマンの素養を一通り学ぶことができる有効な試験だと思う。

もちろん、公認会計士の業界には、たくさんの矛盾があるし、問題も多い。そのことはおいおい書いていきたいが、それでも余裕のある学生さんにはしっかり勉強することをお薦めしたい。

私が言いたかったことは、「公認会計士になってください」ということではなく、これからの時代の厳しいビジネスシーンを渡り歩くために、「若い人にはしっかり勉強してもらいたい」ということだった。

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2009年7月29日 (水)

衆院選を通じて日本を読む

昨日は、朝から鳥取県庁で監査委員の仕事。夕方、事務所に帰着して、残務整理。

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衆院選の公示前ではあるが、事実上、選挙戦は始まっていると言われているとおり、各政党とも舌戦が激しくなっている。

自民党はこれまでの路線を踏襲するのに対し、民主党はいろいろと新しい政策を出しているが、それを自民が「民主党の政策には財源の裏付けがない」と批判している。

この「財源の裏付けがない」という批判は、あまり意味がない。予算の配分は政権与党が決めるわけだから、公約に掲げた政策については、他の予算を削って対応するつもりなのだ。

そうなると自民は「そんなことできやしない」と批判するが、そういう批判をするから「一度、民主にやらせてみよう」という話になってしまう。

本当はもっと重要なテーマについて、論戦を聞きたいのだが、選挙となるとどうしてもわかりやすいテーマでいいか悪いかの話になってしまう。

重要なテーマについては、「自民VS民主」の構図だと、実はわかりにくい話が多い。

例えば、民主党は、既存の利権構造を壊して、新しい国の形をつくろうとしているのはいいのだが、その先に本当に国益にかなう政策をしていくのか、疑問に思う面もある。

例えば、「官僚政治の打破」といって、霞が関が持っているいろいろな利権を開放するという話がある。

これに国民が踊って、民主党に勢いがついている一因になっているわけだが、ならば、霞が関に代わって利権を握るのは誰か?ということを考えたとき、すんなり「日本国民」というわけにはいかないだろう。

当然そこには、市場原理主義の人たちが待ち構えているわけで、つまり、外資系がごっそり利権を持って行ってしまうという、1990年代以降、定石になっている日本の弱体化の構図が見えてくる。

これは、今まで自民党の清和会(町村派)が行ってきたわけで、いわゆる小泉ー竹中ラインによる売国政策と呼ばれる急進的な市場原理主義の導入だった。

これに決別をしようというのが、安倍内閣以降の新しい自民党の動きであったわけだが、そんな自民党に外資がそっぽを向き、民主党の人気を裏から煽動している節が見える。

だから、民主党が政権をとれば、某グループが清和会に代わって規制緩和を推進する政策をとり、霞が関を解体していこうとするのだろう。

自民がいいか、民主がいいか、という単純な話はない。日本という国の宿命であるが、アメリカとの付き合いをどうしていくのか、これが未だに重要であることは間違いない。

これは、自民党がいままでとても苦労してきた話であるし、鳩山代表のようにロシアなどの大陸とつながりの深い政治家が首相になれば、これまでの慣例にしたがい、短命に終わる可能性もある(彼はすでに、スキャンダルにまみれていると見る)。

日本の利益はなんなのか、この見極めが非常に大切だと思っている。

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2009年7月28日 (火)

若い時の苦労は・・・

昨日は、朝から鳥取県庁へ行って、監査委員の仕事。夕方、事務所に帰着し、残務整理。

夏は監査委員の仕事のシーズン。鳥取行きの回数が増える。

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運動不足解消のために、鳥取駅から鳥取県庁までの徒歩20分ほどの距離をなるべく歩くことにしている。

若桜街道沿いの商店街を歩くと、いろんな店があることに気付く。寄り道してみることもある。

街というのは、いかに歩いて周遊する仕組みを作るかが大切だと、自分で実際に歩いてみることを通じて実感する。

夏場は、到着してから汗が噴き出すので、タクシーを利用する場合もよくある。

しかし、昨日は涼しいと思ったので歩いてみたが、24度くらいの気温でも、20分も歩けば汗が出る。

そうして汗をかきながら歩いていると、ふと東京時代に監査法人勤務していたころを思い出した。

あの頃は、夏の暑い日の中、重たい書類に出張の荷物を持って、スーツを着込んで歩いていた。

暑くて重くて、今じゃ考えられないが、そんなものだと思っていたので、ただ、ひたすら耐えていた。

それを思えば、今の自分はネクタイもしないで(クールビズで)、荷物も大して重くもなく、たかだか20分ほどの距離を歩く。

あのころを思えば、楽なものだ。

逆にいうと、若いときはよく耐えていたと思う。今、あの状況に戻れと言われても戻れないだろう。

「若いときの苦労は買ってでもしろ」というが、若いから、世間を何も知らないからできる苦労というものがあるのだと思う。

それが後々、とても役に立つわけだが、それは若いときにはわからなかった。

昨日、そんなことを思いながら、駅から県庁までの道のりを歩いていた。

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2009年7月27日 (月)

明治人の姿

金曜日は、午前中に事務所で調査事案の片付け。午後からは顧問先を訪問など。

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梅雨がいまだに明けず、雨がいつまでたっても止まない。

こんなに降っていいのだろうかと思うほど、今年は雨ばかり。

涼しくて過ごしやすいのはいいのだが、こう雨ばかりだと、消費不況に輪をかけるだろうし、農作物も育たない。

いろいろなところに影響が出ると予想されるが、我が家では子供を外で遊ばせることができない。

何事もほどほどがいいと思う。

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【読書日誌】

櫻井よしこ氏が書いた「明治人の姿」を読んだ(欄外リンク参照)。

この本は、現代の日本人が忘れてしまった武士道的精神を今に伝える貴重な本だ。

「物質的に貧しくとも、・・・誇り高く生きる」

こういった姿勢が、現代の日本人(私のことだが)に欠けているのだと、身につまされる思いがした。

その他にも、「自己犠牲の精神」の重要性や、「死生観」、「家庭教育」に至るまで、日常のあらゆる場面で必要な心の持ちようが書かれていた。

明治人と言えば、私の4人の祖父母がそうなのだが、確かに現代人とは気骨が違っていたと思う。

当時、どのような教育を受けたのかわからないが、少なくとも、明治時代の日本が有していた空気というものがあり、およそこの本に書かれたものに近いのだと思う。

しかし、それは現代にほとんど伝えられていない。

時代がどんなに進化しても、豊で便利になっても、忘れてはいけない精神のあり方というのはあるものだ。

良い部分は、しっかり引き継いで、後世にも伝える必要がある。

そのためにとても参考になる本だった。

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2009年7月24日 (金)

親米か親ロか

昨日は、午前中に顧問先を訪問。午後からは、事務所で残務整理。ご来客が1件など。

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投資にしても、政局にしても、いろいろな情報が錯綜している。

一定の方向性が見えかけると、次なる展開がはじまり、こうして書いたそばから古くなっていく。

こういうときは、決して一方向に賭けないことが重要。そしてリスクを取り過ぎないことも、とても重要だと思う。

株式市場に関しては、日本もアメリカも、ヨーロッパも不安定な中、株価が上昇に転じている。これは前にも書いた通り、行き場を失った過剰な資金がミニバブルを形成している状態と思われる。

結局のところ、アメリカも不良債権の処理には時間がかかるようだ。資金的な手当てが着いた範囲内でしか、損失計上を行っていない。

だから、表面上の決算は取り繕われ、緩やかに業績が回復しているように見える。

こういう状況下では、トレンドは描きにくく、短期的には乱高下するものの、決して上昇傾向を示すところまではいかない。

ただ、アメリカはのらりくらりとしながらも、何とか日本や中国に支えられ、生かされていくことは間違いなさそうな感じになってきた。

アメリカが倒れて一番困るのは、日本であり、その次が中国だからだ。

この両国がアメリカを生かさぬよう殺さぬよう、ドルを支えて自らの延命を図っていくことだろう。

そこで、仮に民主党の鳩山政権が誕生した場合、どうなるかが問題になる。

彼の祖父、鳩山一郎は、ソ連と一気に関係改善を図り、吉田茂たちに潰された。

このたび、孫の由紀夫が首相になり、アメリカとの関係を一気に冷え込ませ、大陸とのつながりを重視していく姿勢をみせたとき、祖父と同様、つぶされるのか、あるいは、勝ち切るのか。

このあたりの展開が、日本の政治、経済にとって一つのポイントになるのではないだろうか。

今のところ、今の日本政府の姿勢、つまりアメリカを支えていくという姿勢は、変わらない(変えられない)のではないかと思っている。

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2009年7月23日 (木)

半島へ、ふたたび

昨日は、県の監査委員の仕事で県庁へ。夕方、事務所に帰着して残務整理。

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【出島引退】

元大関の出島(35)が引退を表明した。

この人、大学の同期にあたる。

もちろん、知り合いではないが、学生横綱から幕下付けだしでデビューして、大関にまでなった。

その後、大関から陥落してしまったが、長く、現役を務めた。

大学の同期ということで、気になる存在ではあったが、ついに引退した。

力士なら、もう引退する歳に、自分もなったのだと実感した。

ちなみに、イチローも同級生。

同い年の活躍は刺激になる。

末永く、がんばってもらいたい。

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【日食】

ものすごい興味があったわけではないが、見えるチャンスがあれば、見てみたいと思っていた。

鳥取県地方では、およそ8割の日食と聞いていたが、予定時間のころには、県庁で仕事に夢中になっていたため、日食のことをすっかり忘れていた。

辺りが暗くなったかどうかも、覚えていない。

ただ、家に帰ると、妻が曇った空に欠けた太陽が見えたと言っていた。

米子では曇天だったことが幸いし、日食用のグラスがなくても、肉眼で見ることができたようだ。

次は26年後らしい。

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【読書日誌】

「半島へふたたび」は、かつて拉致被害者として帰国した、蓮池薫さんによる紀行文。

帰国後、はじめて韓国旅行をしたときのエピソードがまとめられている。

しかし、単なる紀行文ではない。

やはり、そこは、かつて拉致被害にあい、北朝鮮で24年もの間、不自由な暮らしを強いられていた著者ならではの視点が盛り込まれていて、とても興味深く感じられた。

この本を買おうとしたきっかけは、実はチャリティの気持ちからだ。

蓮池さんは大学の先輩に当たる。在学中に柏崎の海岸で拉致され、青春を棒に振った。

帰国後は、市役所勤めをする傍ら、翻訳家としてデビューし、苦労に苦労を重ねてここまでやってこられた。

「あの国の言葉を武器に、生きていゆく」という反骨精神あふれる言葉にも、大いに共感するところがあった。

そんな蓮池さんを応援したい気持ちも込めて本を買ったが、読後感として、そんなチャリティ云々関係なく、面白く、実に興味深い本だった。

北朝鮮でどんな生活を強いられていたか、文章から垣間見れるところが興味深かった。

もちろん、決して重苦しい内容ではなく、あくまで韓国旅行の紀行文という形でまとめているところが、読者を重苦しくさせない感じがした。

そして、それがかえって、奥さん含めて、想像に絶する大変な苦労をされたことを思い浮かばせるのだった。

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2009年7月22日 (水)

衆議院解散

昨日は、午前中に顧問先を訪問。午後から、5月決算会社の税務申告書の作成など。

昨日、衆議院が解散された。選挙は8月30日だそうな。

40日間とは長い。とりあえず民主党有利で始まった選挙戦だが、この間、何が起こるかわからない。

1か月あれば、自民党がかなり巻き返すような感じもする。民主党が十分な勝利が得られない場合、勝ってもギリギリだった場合、しばらく不安定な政権が続くと見られる。

その間に、第三極の結成もあり得るので、選挙が終わった後も、日本の政治は流動的と思われる。

それだけでなく、民主党の政策(公約)には、ちょっとまずいんじゃないかと思われるものもある。

例えば、配偶者控除と扶養控除の廃止。これも出方によっては世論の反発があると思う。特に配偶者控除の廃止は、男女共同参画的な勢力に屈した改悪とも思える。

代わりに子供手当(中学生以下、月26,000円)の支給。言われているような、財源が問題とは思わない。

所得控除と違い、手当の場合、自治体の窓口の仕事が増え、いかにも労組が喜ぶような政策になっている。

配偶者控除も扶養控除も確定申告や年末調整事務でできるから、追加的な事務負担がない。

しかし、手当となれば、誰が支給する窓口になるかによって、その窓口職員の仕事が増える。残業代に追加予算がついたりすれば、自治体の労組は喜ぶだろう。

子供が居る世帯は、差引プラスとなるケースが多いようで、おそらく我が家もプラスになるのだろうが、それだったらきちんと税金を納めている者に対して扶養控除を増やせばいいだけの話。

配偶者控除の廃止は、数年前に行われた配偶者特別控除の縮小ときっと論理は同じなのだろう。「女性の就労を妨げる」と。増税に屁理屈をつけただけであり、改悪としかいいようがない。

その他、派遣労働の廃止も実に危うい政策だ。労働者を保護する目的だろうが、派遣という柔軟な雇用形態が認められなくなれば、日本の工場は、海外に出てしまうだろう。

こうした点は、とても恐ろしい感じがするが、左翼リベラルの混ざった民主党らしい政策とでもいえばいいのだろうか。

都議選で、公示直前に立候補して、現職を破る民主党の新人がたくさんいたようだが、こうしたケースは有権者も決して冷静にチョイスしたとは思えない。

活動実態がよくわからないNPO法人から転じて、奈良の市長に当選した若者もいたが、こうした点がクローズアップされれば、民主党政権に対する拒絶反応もまた出てこよう。

政権交代といっても、アメリカの従属国である日本は、大きな政策を作る与党はアメリカで、日本の政府はそれをどこまで呑むかを決める、野党的な存在。

自民であろうと、民主であろうと、外交上、やることはそんなに変わるわけではない。

8月30日までにどんな展開になるか注目であるが、私たち商売人は政権交代が起きようと、きちんと商売をやっていかねばらならない。

何より景気がどうなるのか、しっかり見守りたいところだ。

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2009年7月21日 (火)

マネー資本主義

金曜日は、午前中に5月決算会社の税務申告書の作成など。午後からは、商工会議所青年部の委員会など。

200907190820001 19日の日曜日は、第29回皆生トライアスロンのボランティア。JA会見(南部町)のエードステーションで、水分等の供給係。

今まで、沿道でマラソン(ラン)を観戦したことはあったが、自転車(バイク)を見たのは初めて。ボランティアも初めて。

自転車はそれなりに迫力があった。エードステーションの場所は、レースの序盤に位置するのだが、先頭付近の選手は、あっという間に通り過ぎていったが、後ろの方の選手は、すでに疲れた表情だった。

最後尾の方は、かなりお歳を召した方が、へろへろになって頑張っておられた。私も少しは運動をしなければ、と刺激になった。

今年も3000人のボランティアが集まったそうだ。全国的に、こういう大会は地元のボランティアが集まらず、大会が中止に追い込まれるケースが多いようだが、皆生大会に関しては、どんどん集まるようで、珍しいとのこと。

私もボランティア初参加ではあったが、ベテランのボランティアが手際よく仕事をするので、正直、あまりやることがなかった。

ボランティアをやっていると、レースを観戦しつつも、何だか自分も参加しているような気持ちになり、「なるほどこれがボランティアのやり甲斐か」、と思った。

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昨日は、久しぶりにユニクロへいった。この不景気下で増収増益を続けるユニクロだが、噂どおり、店内は人がたくさんで、レジも次から次へと人が並び、服が売れている様子が見られた。

並んでいる服も、昔とちがって、品ぞろえが豊富になり、フリース一辺倒だったかつてのユニクロとは明らかに生まれ変わっていた。

昔だと、何となくユニクロを着ているのがバレると恥ずかしい気持ちにもなったものだが、今のユニクロなら、品質もだいぶ上がってきたし、デザインも豊富になってきたので、そんなこともなくなったと思う。

「ユニクロで十分」と思えば、服に金をかける人は、少なくなるだろうし、現にそういう人が増えたから、この不景気下でユニクロだけが一人勝ちになっているのだろう。

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NHKが特集をしていた「マネー資本主義」を見た。

ゲストの糸井重里が「戦争みたいだ」という趣旨の発言をしていたが、いやいや、戦争そのものなのだ、という認識をしてもらわないと困る。

このブログでも、過去、何度も書いてきたことだが、資本主義は、現代における戦争である。

昔ならば、武力でもって他国の領土を征服し、そこから上がる食料その他の利権を手に入れることが戦争だったが、今は、必要に応じてしか武力は使わず、むしろマネーの威力を使って、あたかも合法的に、敵国の富を奪い去る。

「これは戦争なんだ」という認識がなければ、対応できないし、負けるのは当然。奪われるだけ奪われて、負け犬の遠吠えのように、「政府の政策が悪い」とか「現代人は心を失った」などというしかなくなる。

平和な時代の思考で、マネー資本主義を捉えていては、今、起きている状況を理解できないと思う。

だから、番組のテーマは面白いのだが、何かつまらなさ、物足りなさを感じたのも事実である。

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2009年7月17日 (金)

政治の混乱と世界情勢

昨日は、午前中は移動。米子に帰着。午後からは、事務所で5月決算会社の税務申告書の作成など。

自民党の混乱は、次から次へと新しい話が出てきて、事情を読み切れないところがある。

ただ、古賀選対委員長の辞任で、麻生内閣が事実上終わったという見方は間違いないだろう。

都議選の敗退と東国原知事の擁立騒動で、“引責した”との見方は表向きの話で、この辞任によって、麻生内閣は事実上、選挙を戦えない状況に陥ったと見られる。

今まで、選挙の候補者の情報とカネを握ってきた責任者が、戦いを前に敵前逃亡すれば、この混乱のなか、党内をまとめるのは至難の業となる。

それを任されることになった細田幹事長は、7月早々の人事のゴタゴタで、すでに影響力がない。

これで麻生内閣に事実上の引導を渡したことになり、古賀氏は反麻生勢力のなかで、一定の影響力を持つことに成功した。

そして、もう一つ、東国原知事の擁立騒動で痛手を被ったのは、間違いなく、東国原知事本人である。

これも表向きは、古賀氏と自民党がバカにされたとの見方だが、本当のところは、うまく古賀に乗せられ、一騒動起こして麻生内閣を弱体化させるのに利用されたのだろう。

これによって、全国知事会の勢いも止まった。わけのわからない人気者の頭を早めに抑えておき、地方の反乱を制御することにも成功した。

古賀氏はおそるべき策士といえるが、今後の流れによってはどうなるかわからない。

選挙までは、まだ1カ月以上もある。新党結成の動きもあり、混乱は続くと見られる。

7月に入って、北朝鮮はミサイルを7発、日本海にぶち込んだ。4月の大騒動よりも、はるかに大変だと思うが、ほとんど報じられていない。

中国も、日本の混乱に付け込んで、尖閣諸島の資源に強引に食い込もうとしている。

アメリカでは、昨日のニュースで、CIT(ノンバンク)の大規模破綻の可能性ありとのニュースがあった。これを政府が抑えられるか注目だが、着々と、金融危機の二番底が迫っているのは間違いない。

こうした世界の現状よりも、国内の混乱の方が優先するというのは、今まで日本が本当に豊かだったという名残だろう。

しかし、もはや分配すべき富がどんどん失われている。

確実に時代が動いていることを、認識しなければいけないと思う。

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2009年7月16日 (木)

水道橋の駅

昨日は、午前中に事務所で5月決算会社の税務申告書の作成など。午後からは、東京出張。公認会計士協会の専門部会に出席。

今朝は、銀座のホテルに宿泊。

昨日、市ヶ谷の公認会計士協会へ行く途中、水道橋の駅を通った。

ここは私が公認会計士になるための専門学校に通うために使っていた駅。

二十歳から2年間、試験に合格することだけを考え、毎日10時間くらい勉強していた。

驚くのは、この駅に停車して、ホームの風景を見るだけで、あの頃の記憶が蘇ってきたことだ。

抜け出せない暗いトンネルの中で、先行きが見えず、暗く、悶々とした気持ちで過ごした、あの頃が思い出された。

しかし、あのとき、これ以上できないと思えるほど勉強したことが、今につながっている。

忍耐力もついた。

それを考えると、水道橋の駅のホームの、今も変わらぬ風景は、私にとっての現風景の一つなのだろう。

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2009年7月15日 (水)

9月暴落説

昨日は、県の監査委員の仕事で、県西部地区を回った。

株式市場は、7月に入って断続的に下げが続いていたが、昨日は一服して10営業日ぶりの上昇。

株式投資で一番難しいのは、こうしてダラダラと下げ続ける場面だろう。

売るタイミングを計っているうちに、気がつくと結構大きな損が出ているというパターンが一番ダメージを大きくする。

そもそも、売り時というのは買い時よりも難しい。

なぜなら、「買い」というのは、無数にある銘柄群から良さそうなものを1点選ぶ行為なので、比較対象が多く、参考情報が多いのだが、「売り」というのは、すでに保有しているその1銘柄について保有の是非を検討しなければならなず、比較対象に乏しいことが挙げられる。

また、損して売る場合を考えると、「買い」は希望に満ちて買うことが普通だが、「売り」は失望とともに売ることになり、自分の中での葛藤に打ち勝たなければならない。

また、利益が出ている場合でも、「もっと儲かるのでは?」と思ったり、売った後にさらに上がっていくケースを経験すると、ますます売り時が難しいと感じるようになる。

ただ、これらはいずれも心理的なものであり、「売り」も「買い」も本当は、同じくらい難しい。

売買に「希望」や「失望」という心理的要因を混ぜるから、「買い」よりも「売り」が難しくなってしまうのだ。

コツといえば、とにかく「売り時」の判断ミスを決して自分に問わないことに尽きる。ミスを引きずる人は投資に向いていない。

「株の損は株で取り戻す」くらいの気概をもって、十分に勉強することが、運用には必要な心構えだろう。

ところで、前置きが長くなったが、永田町には「株式9月暴落説」が流れているようだ。

これは、8月30日の選挙での自民党の歴史的敗北とも関連するかもしれないし、どういう経緯でそうなるか、検証のしようはない。

ただ、今朝の日経新聞に書いてあったように、信用の買い残高がかなり増えているということは、この人たちは、いずれかのタイミングで売り決済をしなければならないから、これが相場の重しになることは間違いないだろう。

また、信用で買っている人たちは、ある程度株価が下がってくると、追い証(追加で発生する証拠金のこと)を嫌って、投げうってくる可能性もある。

こういう事態がきたとき、「売りが売りを呼ぶ状態」になる。

おそらく、日経平均9000円台を割ると、加速度的に下落が早まる可能性がある。それが、8月以降なのか、そのあたりは全く予測不可能だが、気に留めておきたいところだ。

もちろん、暴落というのは、絶好の買い場でもある。外資勢にとっては、「買うための暴落」であることを決して忘れてはいけない。

なお、9月暴落説については、噂の域を出ないので、投資判断には十分ご注意ください。

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2009年7月14日 (火)

さまよえる邪馬台国

昨日は、県の監査委員の仕事で、日野郡の方へ出掛けた。

中山間地の事情というのは、現地へ行ってみないとわからないことがたくさんある。

鳥取県日野郡は、知る人ぞ知る、おいしい米の産地。品質に関しては、間違いなく日本の最高レベルにあるが、いかんせん魚沼産のようにブランド化していない。

うまいのに、値段が普通なので、これはいいということで、大阪の大丸ピーコックで、トップシェアを継続しているという。

某ブランド米に混ぜられていると言われているが、つまり、それだけうまいということでもある。

日野郡は、大山や中国山地の豊かできれいな伏流水がいたるところにあふれ、緑豊かな大地。そこでできる米は、格別のうまさである。

前置きが長くなったが、「さまよえる邪馬台国」という本が、米子の今井書店から発売されている。

著者は米子在住の古代史研究家である田中文也氏で、邪馬台国は山陰にあったという仮説を検証している。

(アマゾンで検索できません。代わりに日本海新聞に掲載されたコラムをリンクしておきます。これをまとめたものが著書になります。)

意欲的な本で、大変おもしろかった。少なくとも、古代の歴史に興味のある人は読むべきだし、山陰の歴史を知る上で重要な本なので、多くの人に読んでもらいたいところ。

山陰地方は、気候的には、冬に雨や雪が多く降り、春から秋にかけては太平洋側よりも日照時間が長い。

この気候が、おいしい米を作り出すということで、古代からこの地域が栄えてきた。

加えて、日野郡にはたたら製鉄の歴史があり、古代文明を技術的に支えて来た地域といえる。

この本は、山陰の歴史を地理的、気候的な条件から探り、縄文から弥生期にかけて、山陰が日本の中心であったことの証明を試みている。

邪馬台国が本当に山陰にあったかどうかは、わからないが、少なくとも日本の中心であったことは、ほぼ間違いないことは、と実感できた。

山陰という田舎に生まれ育ったことは、若いときは少なからず劣等感を感じたものであるが、今はむしろ誇りに思える。

このような誇らしい歴史を今後にどう活かすかが、この地域の課題の一つになろう。

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2009年7月13日 (月)

都議選

金曜日は、午前中に5月決算会社の税務申告書の作成、ご来客が1件など。午後からは、顧問先を訪問。

夕方には、某大手証券会社で経営者向けの投資セミナーを聞いた。

日本企業には、まだまだキラ星のごとく、輝く企業があまたあり、そのいずれもが将来に飛躍する可能性を持っている。

そういうことに気付かせてくれるセミナーだったと思う。

ただし、私が感じるところ、夏から秋にかけて金融危機の第二弾が迫っているように思う。

カリフォルニア州政府の財政危機宣言などは、その一端だろうか。

AIGの幹部向けボーナスのゴタゴタも、背景にどんな事情が進行しているのかわからない。

何か、きな臭さを感じるのは私だけではないだろう。

昨日は、大きく報じられているように、都議選の投開票が行われた。

私が東京にいたころ、都議選への関心はほとんどなかったといっていい。

東京の住民の多くは、自分の生活を政治に頼っていないため、何かを政治に託すという必要はないから、関心も低い。自分も例外ではなかった。

今回は、衆院選の前哨戦として注目され、投票率も跳ね上がったようだが、自民が惨敗し、民主が躍進した。

ちなみに「自公惨敗」という言い方をする人がいるが、公明は目標通り23議席を獲得している(全員当選)。ぼろ負けしたのは自民であり、東京での公明の強さは際立っているといっていい。

これで、くすぶっている新銀行東京の不良債権問題や、乱脈融資疑惑などが、再び表に出てくるのかもしれない。

このあたりのキャスティングボードを公明が握るのかもしれないが、民主党が共産と組むのであれば、話はかなり違ってくるだろう。

場合によってはかつての革新系の都政に戻るかもしれなず、都政はしばらく混乱するだろう。いずれにしても石原知事はやりにくくなっただろう。

次の衆院選で自民が負けるのは既定路線といわれていたが、どうやら今回は本物のようだ。

しかし、民主党も頼りない。NPO出身の若い人材が地方都市の首長に当選する例が増えているが、一つの団体の利益ではなくて、国家観のような大きな視点がないのが気になる。

そういうものがないと、いくら地方とはいえ、大きなところで外国の思想にコントロールされ、別の無駄遣いをはじめてしまう。

同じ無駄遣いでも、国内でおさまる無駄遣いと、思想をコントロールしながら外国に資金が流出し、日本の弱体化に結び付く無駄遣いは違うことだけは、かつての革新都政で学習ずみのはず。

前回よりも上がったとはいえ、投票率が低いということは、そういうことになるということだと理解しておく必要があると思っている。

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2009年7月10日 (金)

今後、有望な職業 その2

昨日は、午前中に5月決算会社の税務申告書等の作成など。午後からは、顧問先に外出など。

これから着きたいと思う仕事を選ぶとき、地元の就職を考えるか、あるいは東京など都会での就職を考えるかによって、選択肢の幅が全く異なってくる。

いうまでもなく、地元での就職というのは、選択肢が限られる。

しかし、東京をはじめとする都会に出るというのなら、まだまだ有望な職種はたくさんある。

実は、これは株式投資の銘柄選びにも似ている。長期的に利益をもたらしてくれそうな企業の株は、長く保有できる。

私が思うところ、将来性がもっとも高いと思われる業種は、商社である。その中でも特に、資源エネルギー関連を扱う商社が有望だと思っている。

日本の商社というのは、世界にない業態と言われるが、単なる営業代行、取次屋だった昔の商社と違い、今の商社は「自分も汗をかく投資銀行」と定義づけられる。

投資銀行といえば、ゴールドマンやモルガンなどが思い浮かぶが、商社の場合、投資先に自分も乗り込んで、人材を派遣し、中から事業を変えていく作業をする。

有名どころで一つ例をあげると、コンビニ大手のローソンがそうだろう。あそこの社長は三菱商事出身だが、金も出し、人も出し、自分でも汗をかくのが、投資銀行と違うところ。

そして、今、もっとも有望な事業といえば、資源エネルギー関連であり、鉱脈の開発にお金も出し、人も出す。

これから先の経済成長は、資源の調達が制約になる。だから日本の商社も世界中で資源の開発、買い付けを行っている。

加えて、日本近海に眠ると言われる膨大な量のメタンハイドレードの実用化にも商社が絡む。

20世紀が石油王の時代だとすれば、21世紀はガス王が出るかもしれない。日本の場合は、商社が膨大な利益を獲得する可能性を持っている。

日本の商社は、世界の津々浦々に調査員が配置してあり、日本にとって重要な情報収集も行っている。

まさに国益を代表する業種の一つが商社である。

商社のことばかり書きすぎて、他の業種を書けなくなってしまったが、もちろん、他の業種にも有望なものはたくさんある。

メーカーも、エネルギーや環境関連なら有望だし、電力会社も次世代エネルギーの開発に入っているようなので有望だ。

保険会社も、今は競争が激しくて、販売が伸びていおらず、また、ネットによる販売が伸びてきている今、業界再編はいずれ避けられない面はあると思うが、それさえ済めば、有望な業種だと思う。

ちなみに、農業については、有望で絶対無くならない業種の一つだと思うが、すでに競争が激しく、また、食料自給率について誤解があるように思う。

食料自給率が高い方がいいに決まっているが、今のように60%を輸入できる日本の体制は、これまたすごいことでもある。

これは商社が世界中から調達できる仕組みを作ったからであり、どこかの地域で干ばつによる不作が起きても、日本人は飢え死にしない仕組みなのだ。

だから、自給率が低いからといって、作れば売れるわけではない。輸入食料と、コスト競争力を競いながら、安全面でアピールするなど、確固たる戦略をもって挑む必要がある。

流行に乗るというのは、激しい競争に勝たなければならない要素があるので、その覚悟だけは必要である。

それから、業種として有望でなくても、その業種の中の勝ち組企業になり得る会社は、これまた有望といえる。

長くなったので、このへんでやめておく。

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2009年7月 9日 (木)

今後、有望な職業

昨日は、午前中に顧問先を訪問。午後からは、5月決算会社の税務申告書の作成など。夕方は、経営に関する勉強会に出席。その後、社外役員を務める法人の役員会に出席。

「今後、有望な職業はなにか?」という質問は、今、非常に難しい質問の一つである。

以前にある方と話をしていて、高校生の息子の進路をどうするべきか、難しいという話を聞いた。また、別のある方からも、同様の話を聞いた。

いずれは私も自分の息子の進路を考えてやらなければならなくなる日が来る。

そこで、自分なりに、今後どんな職業が有望なのかを考えてみたい。

しかし、これだけ景気が落ち込んで、あらゆる企業の業績が悪化し、自治体は財政難で公務員の給与も上がる見込みがないとなると、なかなか有望な職業を考えるのは難しい。

公認会計士や弁護士などの資格業も、合格者の増加で余っている人が出ている。

医師は不足していると言われるが、不足しているのは小児科や産婦人科など、肉体的にも精神的にもきつい診療科になる。

さて、一体、どんな職業を目指すべきか。皆さんだったら、どう、子供の質問に答えるだろうか。

少なくとも言えることは、1980年代までの日本とは全然違う社会になっているということ。

経済成長で豊かになる一方だった時代はすでに終わり、少ないパイを分け合う(奪い合う)、激しい競争社会になっていることは、大きな変化として捉えておかなければならない。

この先どうなるか読みづらい、変化の激しい時代に入ったといえるが、そういうときに重要な教訓は、基礎的な勉強だけはしっかりやっておくことである。

大きな時代の流れに振り回されず、若いうちに基礎的な素養を身につけておくべきである。

例えば、今、高校生だとしても、5年後にどうなるかすら、わからない時代だ。

しかし、基礎的な素養を身につけておくことで、自分なりの時代感覚が養われ、生き残っていくための知恵も、自然に身に着くものである。

それがあれば、若い人なりの発想と突破力で切り抜けることができる。

とりあえず、時代を突破するだけの、気概と意気込みだけは持っておきたいところだろう。

つづく。

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2009年7月 8日 (水)

金融危機再び

昨日は、県の監査委員の仕事で、午前中は倉吉へ、午後からは鳥取市へ移動して仕事。

忘れられたかに見える金融危機の芽が再び顔を出しているようだ。

じわりと下がっている株式市場にも表れているが、ここまで買い上げてきた機関投資家など、プロの連中はこっそりと売りを出している模様。

アメリカではいまだに金融機関の倒産、メーカーの倒産が相次いでいるようで、ほとんどニュースにはならないが、景気が非常に悪いことを表している。

先月にはアメリカ国債の入札危機があったが、表面上は予想された危機は無かった見える。

しかし、裏ではどうやらFRBが資金をうまく還流させて、FRBが直接購入しないような形で何とか消化したのが実態という説がある。

理屈から言って、すでにアメリカ財政はパンク状態。頼みの日本企業が輸出激減で外貨を稼げなくなっており、新たな買い手が見つかっていない状況。

ドルを刷ることができるFRBが直接買うという禁じ手は、なるべく表に出したくない。表に出れば、一気にドル安が加速し、アメリカ財政が立ち行かなくなるからだ。

そこで、FRBが上手に資金を還流させて、自ら買ったように見せない操作が行われていたとしても、決して不思議ではない。

これを裏付けるかのように、ドル円もじわじわと円高ドル安に振れている。

今朝の日経新聞では、「電子部品の需要が急回復」とあった。しかし、よく読んでみると、底だった1~3月からみた水準であり、昨年前半の水準までの回復にはとうてい及ばないようだ。

政府の御用新聞と化している日経は、こうやって見出しで景況感を操作しようとうするが、中身をよく見ると、実はまだまだ厳しいし、本格回復のめどは立っていないと読める。

やはり、これまでの株高は、多分に演出がかった側面が大きかったようだ。

その演出がはげ落ちつつある今、それに気付いた投資家から先に逃げている状況と言えよう。

しばらく買えない状況は、まだまだ続きそうだ。

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2009年7月 7日 (火)

快挙!?

昨日は、午前中に5月決算会社の税務申告書の作成など。午後から顧問先を訪問。

ネットでニュースを見ていたら、イモトアヤコさんというお笑い芸人が、日本テレビの24時間テレビで、24時間マラソンに挑戦することになったという(ニュースはこちら)。

ちょっと前に、彼女が鳥取県の出身だと聞いていたが、このニュースを見て、あらためてウィキペデイアで調べてみたら、本当に鳥取県出身だった。

しかも、伯耆町(旧岸本町=米子のとなり)の出身だそうで、岸本中学、米子西高卒だというから、すぐそこじゃないか。

ちらっとチャンネルを変えたとき、何度かこの人の顔を見たことがあったが、最近は結構、多くの番組に出演しているようだ。

アフリカかどこかへ出かけて、現地の砂漠で走っているのを見たことがある。

人を笑わせながらも、そのパフォーマンスの中に、どこか田舎くさい真面目さを感じる芸人だと思っていた。

私は24時間テレビというものをほとんど見たことはないが、多くの人が注目するという24時間マラソンへの出場は快挙といっていいのではないだろうか。

ニュースによると、イモトでは「知名度不足」という声があるようだが、そんなことは知ったことではない。

岸本中の誇りだろう(笑)。

お笑いというのは、バカにする人もいるかもしれないが、簡単ではない。あそこまで、自分を捨ててさらけ出すことは、なかなかできないこと。

しかも、それで受けるかどうかは別問題。そこらの宴会で内輪受けするのとはわけが違う。

とてもセンスがいる職業であり、頭がよくて、空気が読めて、ここ一番で気の利いたことが言えないと、生き残れない。

さらに女芸人の場合は、女を意識させたら受けにくくなるから、もっと難しい。

24時間マラソンでは、がんばってパフォーマンスしてもらいたい。

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2009年7月 6日 (月)

英才教育よりも大切なこと

金曜日は、午前中に事務所で5月決算会社の税務申告書の作成など。午後からは県庁に出掛け、監査委員の仕事。

子供にどんな教育をするかについては、人それぞれだと思う。

特に最近は、イチローや石川遼のように、小さいころから練習を重ね、若くして一流選手になった例があるので、世の中の親たちは、わが子もイチローや石川遼になってほしいと、小さいうちからトレーニングさせている例が多いと聞く。

ときどき、「伊木さんのうちでも、英才教育してるんですか?」と聞かれるが、私はまったくそうした教育はしていない。

子供がその道の超エリートになるために、幼いころの家庭環境が大事だというのはその通りだろう。

ただ、イチローや石川遼のレベルに到達するかは、親の努力ではないと思っている。

もちろん、親の役割は大切だろうが、それ以上に本人の意思が強いことが重要だ。

トレーニングを心から楽しんで、自ら欲してやるようにならないと、あのレベルには絶対に行かない。

いくら親が促しても、本人のやる気があまりないようなら、「かなわぬ夢」どころか弊害すらあると私は思っている。

英才教育がうまくいけばいいが、うまくいかなかった場合、本人にとって望まないレールを無理やり走らされれば、人生は苦いものだと子供のうちから思ってしまう。

私が強いて教育方針を掲げるならば、できるだけたくさん遊ばせて、人生は工夫次第でどんどん楽しくなることを体で覚えさせたいと思っている。

いくら知識をつけたとしても、その知識をマイナスに使う人がとても多いと思う。

例えば、「できないことの言い訳」に使ったり、人を落としめることに使ったり、あるいは、自分自身を卑下する方向に使ったりするなど、マイナス思考に使うようになると、人生はどんどん負のスパイラルに陥ってしまう。

これは頭のいいと言われる人が陥りやすい罠だと思っている。

それだったら、知識量が少なくても、常に努力と工夫で人生は楽しくなることを知っている大人の方がいい。

自分の子供の能力を必要以上に過大視せず、結果を急がず、30歳くらいで結果が出るくらいの長い目で子供の将来を見てあげたいものだ。

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2009年7月 3日 (金)

徹底することの難しさ

昨日は、午前中に顧問先を訪問。午後からは、商工会議所青年部の委員会に出席。その後、事務所に戻って5月決算会社の税務申告書の作成など。

「バフェットの財務諸表を読む力」という本を読んだ(欄外のリンク参照)。

会計を専門とする私が今さら読む必要はない本だとは思ったが、投資家として世界でもっとも著名なウォーレン・バフェットの側近が書いた本だけに、何か発見があるのではないかと思って、買ってみた。

本書の内容は至って基本的なことだった。内容そのものに新たな発見はなかったが、感じたことはその「姿勢」であり、会計に対する「態度」であった。

会計というものを理解している人は、どこにでもいる。

しかし、実践論として、理屈をしっかり実践している人は稀である。

頭で理解できても、実践しなければ何の意味もない。

しかし、バフェットは基本に極めて忠実に、地道に実践している様子がうかがえた。

本書の内容は、いたって基本的であるし、最近、書店に増えてきた奇をてらった会計本でもない。

しかし、こうした基本的内容を実践にしっかり活かしているところがバフェットの強みなのだろう。

私の知り合いのある経営者の方は、企業再生のプロだった。若いときから経営が傾いた事業を買収しながら、立派な会社に再生していった経歴をお持ちである。

その方から聞いた話では、「経営は会計が半分以上を占める」というものだった。

多くの経営者が、「経営は営業が重要」と思っている中で、その経営者の話は私にとって新鮮だった。

その方のやり方は、すべての経営行動に会計数字をあてはめながら検証するというもので、例えば、業務改善一つとっても、その業務改善でどれくらいのコストが節減できるか、数字的に検証されていた。

やっていること自体はシンプルだが、細部にわたって徹底していたのが印象的だった。

頭で理解できた理屈は、実践しないと意味がない。実践するときに本当のむずかしさがでてくる。

そして、徹底しようとするとなお難しさが出てくるが、そこに「会計が重要」という一つの信念をもってやり切るところに、その会社の強さがあると思った。

バフェットもそうだが、何事も基本を徹底することが大切なのだと思った。

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2009年7月 2日 (木)

路線価下落

昨日は、事務所で5月決算会社の税務申告書の作成など。

昨日のニュースによると、今年は路線価が下落に転じたそうだ。東京圏での下落が響いたらしい。

しかし、地方圏については、「今年も下落」である。しかも、下落幅が再び拡大に転じたという。

路線価とは国税庁が発表する、相続・贈与税価格算定のための基準価格である。

これは、実勢価格(公示価格、基準地価)のおよそ8掛け。ちなみに実勢価格よりも2割減してあるのは、政策によるものと言われている。

地方圏での地価の下落は、歯止めが効かない状況に陥っている。

1992年以降、一貫して下げ続けているが、かつて鳥取県で一番高い地点の地価は、往時からおよそ5~6分の1にまでなっている。

90年代以降は、バブル崩壊の影響もあっただろうが、郊外型の大型スーパーの進出や、街中での人口減、少子高齢化の進展など、社会の変化が大きいと思われる。

バブル崩壊の影響といっても、鳥取県の場合は、そもそもバブルが小さかったので大したことはないはず。

むしろ、郊外型スーパーの進出を許すなど、都市機能を拡散したことの影響が大きいと思われる。

これに加えて、大企業の撤退は土地需要を大幅に減らすことなるなど、右肩下がりが止まらない。

少子高齢化に歯止めがかからない状況では、地価が上がる要素がない。

地価が上がらないと、事業をしている人が金融機関に担保として差し出している土地の担保価格も低下する。

担保価格が上がらないと、融資枠が広がらない。融資枠が広がらないから、事業の拡大もやりづらい。

土地の価格下落は、経済が負のスパイラルに陥る原因でもあり、結果でもある。

ただし、地価の下落は暗い話ばかりではない。何より、新規に事業を起こす人にとっては、土地は安い方がいい。

起業のハードルが下がるのだから、こういう時宜を逃してはいけない。

このご時世で、新たに起業をするという人が多いとは思わないが、悪い時期に立ち上げた事業は、そこを基準に採算を取るよう努力するので、当面は厳しくても成功する確率は高いと思う。

何事も状況の悪さを逆手にとるしたたかさが必要ということだと思う。

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2009年7月 1日 (水)

売国者たちの末路

昨日は、締切間近の寄稿記事の原稿書き。午後からは顧問先を訪問。

昨日の午後は、ニフティのシステムトラブルでこのブログにもアクセスできない状況が発生していた。

最近、あまりこういうことはなかったので少し驚いたが、システム物にこうしたトラブルはつきもの。

自分も含めて、気に留めておきたい教訓だ。

「売国者たちの末路」とうい本を読んだ(欄外のリンク参照)。

副島隆彦と植草一秀による共著だ。

小泉内閣発足後、日本がどういう風に変わってゆき、その過程でどんな不正が行われたか、暴こうという趣旨の本だった。

私にとってはすでに目新しい話はなかったが、この本で確認できることは、植草一秀というエコノミストが、その鋭い眼力で竹中大臣の行った不正を見抜き、テレビ等で指摘したことが、政権の逆鱗に触れたという事実だろう。

竹中氏は、それまで続けていた不良債権処理の強制的な指導方針から、一転してりそな銀行救済に政策を転換する。

株価はそれをきっかけに反転急上昇したわけだが、このタイミングで外資系金融機関がぼろ儲けしたのも一つの事実だ。

植草氏の主張は、そこに竹中大臣と外資系金融機関との間で何らかの黒い関係があったというものだ。

竹中大臣は、当時、りそな救済という方針転換の前の時期に、「ETFを今買えば、間違いなく儲かる」という趣旨の発言してしまっている。

植草氏が痴漢容疑で逮捕されたことと、こうした政権の不正糾弾との間に因果関係があるかどうかは、わたしにはわからないが、少なくとも痴漢で実刑判決というのは、普通はあり得ないことであり、やはり国家権力が何らかの国策捜査を仕向けたのではないかという印象はぬぐえない。

植草氏は、先日の報道で最高裁への上告が棄却されたとあった。よって、実刑が確定したので、もうすぐ収監されるのだろう。

被告は無罪を主張しているのだから、慎重に審議してもいいものの、政権が交代するかというまさに瀬戸際の時期に、上告棄却によって収監しようとすることもまた、何か不祥事の不始末をきれいにしておきたいという、現政権の意思ではないかと推察してしまう。

自民党の敗北が確実視される中、テレビで報じられているように、ここへきて自民党議員が右往左往している姿は見苦しい。

特に、武部氏など小泉派の議員たちは、積極的に麻生降ろしに動き、主導権争いに躍起になっている。

小泉派の議員が急速に力を失っている証拠だろう。

他にも、東国原宮崎県知事を入閣させようか、なんていう案が出ていること自体、自民党がもはや末期症状を示していることに他ならない。

宮崎のために仕事をするという使命を早々に捨てて、テレビに出たいだけ、東京で仕事したいだけの東知事にいいようにかき回されている自民党は見ていて情けない。

真面目に働いている議員もいるというのに、そんな姿ばかり映すマスコミももはや自民党を見捨てているようにみえる。

政権末期には、考えられないような出来事に出くわす。

何度も書いてきたことだけど、今は時代の移り変わりの時期。

何が起こるか、注目して見ていきたい。

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