金曜日は、一日中、事務所で調査事案の片付けや、勉強など。
土曜日は、事務所でお客さまと打ち合わせ。
「たかじんのそこまで言って委員会」が読売テレビで制作されていて、米子においては系列の日本海テレビで見られるのだが、関東地方では放映していないらしい。
昔はもう少しきわどい話がいろいろ出て来たように思うが、最近の番組は当たり障りのない話どころか、明らかに政府広報と化した、御用番組の様相が強まっていて、見るに堪えない番組だという感じがしていた。
昨日、放映された「陰謀論の検証」は、最近にしてはなかなかおもしろいと思わせるものだった。
「陰謀」というのは、文字通り「陰のはかりごと」であり、往々にして多数の人々の人命を犠牲にして成り立つものであるため、間違っても時の権力者はそれを認めることはない。
認めた瞬間に、その権力者は失脚している。
ただ、我々庶民は、だからといって政府広報を無批判に信じていると、必ずだまされる。環境問題がいい例だ。
陰に隠れている支配者の意思を推測することは、決しておかしな話ではなく、むしろ「陰謀論だ」といって一笑に付してしまうことこそ、危うい思考だと思う。
良いとか悪いという話ではない。民主主義国家においては、物事を一気に前進させるため、謀を使うことは決して珍しくないということだ。でないとバラバラな思考を持つ庶民を束ねることができないからだ。
最初の話題は、「9.11テロ事件」。こんなもん、怪しさ100%に決まっているのだが、なぜか出演者の大半は、おかしな事実を指摘した民主党の藤田参議院議員に対して、激しい拒絶反応を示していた。
自分の考え(常識)を覆されると、人の脳みそは拒絶反応を示す。そこを乗り越えて、頭を柔軟にして、冷静に事実を検証する必要があるのに、この番組の出演者にはそれができていなかった。
この事件は、外務省出身の孫崎氏という人が、「日米同盟の正体」という本の中で示唆するように、「リメンバー・パールハーバー」(真珠湾攻撃を忘れるな)に次ぐ謀略(リメンバー・ナインイレブン)だと考えられる。
つまり、アメリカにとって、テロ戦争に突入するきっかけ(口実)を作った事件と位置づけられる。真珠湾に日本をおびき寄せて、太平洋戦争に参加するきっかけにしたのと同じ構図だ。
それを一生懸命否定している輩というのは、どうかしている。司会者の辛坊氏をはじめ、評論家の三宅氏などは、政府の手先、あるいはアメリカの手先と見られても仕方ないだろう。
ただ、続いて登場した元外務省の天木氏によってプレゼンされた、日本にはCIAの手先がうじゃうじゃいる、ということについては、多くの出演者が同意した。
否定したのはデーブスペクターだけ。彼は前からCIAの職員という噂があるが、私の推測では、彼は情報収集係であって、工作員ではないのだろう。あるいはもうとっくの昔にクビになったかだ。
ちなみに、最近ではお笑い芸人のパックン(パトリック・ハーラン)が、ちょっと怪しいと思っている。芸能人とかテレビディレクターのふりをして、情報収集するやり方は昔からある。
昔でいえば、作家や学者のふりをして、本国に日本の情報を送っていたと言われる人物が教科書で有名なシーボルトであり、おそらく小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)もそうではないかと思っている。
そのほか、上場企業と暴力団組織のつながりについては、間違いのない事実があるだろうと思えるが、大韓航空機爆破事件が韓国政府の陰謀だったことについては、プレゼンたーの教授が言うように、北による「陰謀の陰謀」ではないかと思う。
勝谷氏によるオウム真理教事件の背景に、外国政府の陰があるという説については、おそらく間違いないと思う。「オウム真理教」という組織には、あそこまでの事件を起こす力はなく、外国政府が後ろで操りながら、事件を画策したものと思われる。
最後に、ベンジャミン・フルホードがイルミナティによる陰謀をプレゼンしたが、これについては、私は否定的だ。
イルミナティは、今、上映中の映画「天使と悪魔」の中で、すでに描かれている。つまり、公のものとなっており、“秘密結社”でもなんでもない状態。
これはおそらく、本当の陰謀を隠すためのカモフラージュであり、ベンジャミンなどのジャーナリストは、嘘の情報を流布するために利用されている感がある。
ちょうど、田中角栄を追い落とすために、立花隆というジャーナリストを使って、世間に対して真相を隠すために情報操作が行われれたように。
本当は、闇の勢力は一枚岩ではなくて、いろいろな勢力が裏で常に勢力争いをしているものと思われる。その一つに、イルミナティがあったかもしれないが、それとて、闇勢力の一つに過ぎず、それだけが世界を支配しているというほどのものではないだろう。
番組にはまったく出てこなかったが、日本政府もまた、なかなか陰謀を使うのうがうまいと思っている。
60年かけて、アメリカの国力をそぎ落とし、安泰とは言えないまでも、豊かな国家を作り上げた。官僚もバカなふりをして、実はなかなかのインテリジェンスを発揮した、その賜だろう、と誰か評価してもいいのではないだろうか。
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