年度末 事件簿
昨日は、事務所内で調査事案の片付けや、寄稿文書の原稿書きなど。
今日は年度末であり、官庁や大企業では異動の季節でもある。そんな中、信じられないようなニュースが続いている。
まず、一つ目は高橋洋一氏の窃盗事件。財務官僚から学者に転じたテレビでも有名な経済学者。小泉内閣のブレーンとしても知られているが、まさかこんな事件を起こすとは、これ、本当だろうかと疑いたくなる。
ここ、鳥取県においても幹部がセクハラストーカー事件。男が女に惚れるのは本能としても、地位を利用したり、いやがらせにつながるようではいけない。
これらの事件がいずれも、社会的地位の高い人が起こした事件だけに、驚いてしまう。
だいたい犯罪の背景には、恵まれない家庭であったり貧困であったりと、なにがしかの同情しうる背景があったりするものだが、社会的に十分に認められた地位の人たちが起こす陳腐な事件というのは残念であると同時に、どういう動機でそういう事件を起こしたのか、できれば知りたいところだ。
どうせなら、と言ってはなんだが、民主党の小沢代表のように“反逆罪”みたいな権力に逆らった罪ならば、納得がいかないこともないのだが・・・。
年度末にかけては、企業の倒産も相次いでいる。倒産した業種は、不動産から飲食まで、様々な業種にわたるが、まさかと思ったのは広島ガスの子会社の民事再生法申請。
こういう業種でどうやったら倒産するのかと思うが、どうやら財務上の不正事件が絡んでいるようだ。
日本の社会がいろいろな意味で変わってきていると思う。良いことも悪いことも。
こういうときに注意をしたいのは、「昔は良かった」などと思わないことだ。それぞれの時代にそれぞれの事情があるわけで、個人ではどうにもならないことだが、あくまで未来志向でいたいところ。
前向きな気持ちを維持しなければ、時代の負の流れに巻き込まれてしまう。
積極的精神だけは忘れないで、乗り切っていきたいと思う。
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コメント
高橋氏の事件、本当に驚きました。
とてもにわかに信じがたい事件、これも何か陰謀のようなものでもあるのでしょうか?
最近、出版を初め何かとよく目にするようになっていましたが、何か地雷でも踏んでたのか・・・なんて。
過去にも失脚させられた学者がいましたが・・・。
そのうち、何か明らかになるのでしょうか。
投稿: 井上望 | 2009年3月31日 (火) 08時35分
これは多分、逆じゃないかと思います。
本来なら、逮捕・拘留し、家宅捜索によって余罪を追及するのが筋でしょうが、早々と証拠隠滅の恐れはないとして釈放している点が、逆に怪しいというところでしょう。
植草教授の場合、逃走や証拠隠滅の恐れがないにも関らず、逮捕・拘留の末、起訴されています。
高橋教授の場合、小泉改革をサポートする立場でしたから、簡単に釈放された、なんて思いたくないですが、ちょっと穿った見方もしてしまいますね。
投稿: 伊木隆司 | 2009年3月31日 (火) 09時31分
ムハハのたかじん最終回スペシャル「日本経済を救え」高橋の財務省での仕打ちを暴露
http://www.youtube.com/watch?v=48e06JMJmDU&feature=related
この番組は3月20日に生で収録&放送していることは確定。冒頭に八代英太がWBCで韓国に
6-2で勝ったと発言している。
高橋「たぶんねぇ、わたしの出身は財務省でしょ?私が一番恐いのが今度確定申告」
たかじん「あぁ、なんで」
高橋「だって、これからかならず、次きますから、わたし、経費率ゼロで申告してるもん」
一同「あぁ、かえってね」
高橋「ぜ、全部、たぶん余計に払ってて後で計算間違ってるから余分だって言われるくらいやってる、そのくらいじゃないと危ない。」
ここまで言う人が4日後の24日に銭湯で夫婦連れの時に窃盗なんかするだろうか?
官僚の罠に嵌められた疑いが拭いきれない。
投稿: mikura | 2009年4月 2日 (木) 00時41分
言われてみると、確かに怪しいですね。
あれだけ財務省の悪口をいって、実は財務省をアシストする意味もあるのではないかと、勘繰っていたのですが、ストレートに解釈すれば、陥れられたかもしれません。
洗脳をして、犯罪に誘導したかもしれませんし、そのあたりの手口は、なにせ日本の最高レベルの謀略手段を持っているわけですから。
財務大臣も簡単にひっかけましたしね。
こればかりは、本人がどういう弁解をするかにもよりますが、わかりませんね。
投稿: 伊木隆司 | 2009年4月 2日 (木) 08時13分