« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

2009年2月

2009年2月27日 (金)

商品先物

昨日は、午前中に顧問先を訪問。午後からは、担当している郡部の商工会で、確定申告の相談会。

確定申告の相談会で楽しいのは、相談の合間に相談者の方と最近の状況について雑談することだろう。

「(事業の)調子はどうですか?」と尋ねれば、近況をいろいろと教えてくださる。

例えば、お菓子屋さんが昨年は材料の高騰で大変だった、と言われると、昨年8月ごろまで粗糖の価格が急騰していたことを思い出す。

これは、粗糖が小麦やトウモロコシと同じく、いわゆるバイオエタノールの原料にされてきたからである。

しかし、折からの金融不況によって、投機的需要がはげ落ち、価格は暴落してしまった。それにも関らず、小売値は必ずしも下がっていないようだ。

よくある話だが、取り扱い業者は、原料が上がった時の値上げは早いが、下がったときの値下げは遅い。

商品先物価格の動きと、実際の市中の価格変動にはタイムラグがある。そうこうしているうちに、粗糖の価格は再び上昇トレンドに入ってきた。

商品先物取引は、多くの人がリスクが大きいと怖がるが、背景にある需要動向を調べてみると、何となく値動きがわかってくることもある。

ただ、株に比べると情報が少なく、偏向報道も多いので、注意が必要である。短期売買で利益が出たら早めに確定してしまうことが重要だ。

昨日、ロイターが報じるところによると、原油の在庫はまだまだ多いという反面、ガソリンはだいぶ少なくなってきているという。

北半球の冬が終わると、3月ごろからガソリン需要が増えてくる。そうなると、ガソリン価格は上昇しやすくなるわけだが、これまでの需要の落ち込みからすれば、もしかしたら価格が下がりすぎているのかもしれない。

原油が上がってくると、取り扱い商社などの業績に寄与するから、商社などの株も上がりやすくなる。

このように価格というのは、経済にとって先行指標となるべく動きをする。背景にある事情が明らかになってニュースになるころには、価格は次の動きをしているものだ。

商品先物取引を勉強するのは、単に投機をするためではなく、商品の価格動向を通じて、経済に強くなるために大いに役に立つ。

株も非常に勉強になるが、商品投資もとても勉強になる。投資というのは、まじめにやれば仕事にも役に立つと、私は思っている。

| | コメント (0)

2009年2月26日 (木)

明けない夜はない

昨日は、午前中に確定申告書類の作成。午後からは、不動産活用のセミナーに出席した後、事務所に戻って書類作成の続き。

夕方は、お世話になった税理士の方のお通夜へ。

人生は有限。

生きているうちにやりたいことはやって、充実した人生にしたいと思う。

私は毎朝6時すぎに、新聞をとりに表に出るが、今朝は明らかに空が白っぽくなっていた。夕方の日が長くなっているのは感じていたが、朝も夜明けが早くなっているのを今朝、感じることができた。

気がつけば、あと1カ月足らずで春分の日。着実に春が来るのを感じる。

「春の来ない冬はない」だとか、「明けない夜はない」だとか、いろいろ言い方はあるが、景気もずっと悪いわけではない。

まだまだ景気悪化のニュース、業績下方修正が続くだろうが、各企業の減産が完了すれば、物の流れや物の値段には少しずつ変化が表れてくるころかもしれない。

その転換点がどこになるかを探るのは、投資家にとって重要だ。

もっとも、景気が回復してきたとしても20世紀型の経済に舞い戻るということはないだろう。

人間はどうしても自分が育った時代を標準として考えがちだが、長い人生の間に着実に時代は変遷し、幼いころの“古き良き時代”に戻るということは、歴史を見ればまずない話だ。

未曾有の不景気がすっかり定着した感があり、まだ需要が回復する兆しが見えないが、ここ数日、原油価格が上昇気味なのが気になっている。

私は商品相場をほぼ毎日チェックしているので、物の値段の変化には注意しているつもりだが、あらゆる工業重要が減産によって落ち込んでいる今、ほんの少し需要が回復しただけで、供給不足で価格が跳ね上がってしまう可能性がある。

電子部品、半導体、海運指数など、景気の回復に先行して上昇していく指数を見ていれば、少しずつ景気の回復も近づいているのに気づくことができるかもしれない。

もちろん、アメリカの金融機関の負債はAIGが5.7兆円の巨額の損失を出したことでもわかるとおり、まだまだ全貌が明らかにはなっていない。

今後も、さらに大きな損失話が出てくるだろうし、市場のこの疑心暗鬼が解けない限り、本格回復はないのだが、一部の需要が回復しはじめているのではないかと思える動きには、投資家として注意が必要だと思っている。

明けない夜はないし、春の来ない冬はない。

回復しない景気もない(!?)、ということで注意深く見守っていきたいと思っている。

| | コメント (2)

2009年2月25日 (水)

山陰経済の可能性

昨日は、午前中に顧問先を訪問して決算の打ち合わせ。午後は、事務所で12月決算法人の税務申告書類の作成、確定申告書類の作成など。

夕方から、米子産業道路地区振興会様に招かれて、総会で講演をさせていただいた。タイトルは、「金融危機と山陰経済」。

少々暗いタイトルにしてしまったが、金融危機がどう終結し、そして山陰経済にどういう影響を与えるか、そして今後、地域として何をすべきかは、私が今、もっとも関心のあるテーマ。

内容は盛りだくさんで、ある程度、端折って話したため、お集まりの方々に十分伝わったかどうかは少々心配だが、重要な論点は伝えられたのではないかと思う。

金融危機の状況については、これまでもこのブログで再三書いてきたが、山陰経済の可能性については、はっきりしていないことも多々あり、あまり書いていない。

ポイントだけを書いておこうと思う。

1.食品関連業には可能性があること

中国産ギョーザ問題の影響で、大手の食料品バイヤーが国産にシフトしている流れのなかで、当地の食品加工業の受注も増加気味であることは、この分野が金融危機の影響を受けずに成長可能であることを示している。

2.一次産業にも可能性がある

漁業は、魚価が比較的安定的に推移しているようで、原油安のおかげで利益が出やすくなっている。

農業は、米作については石破農水大臣の改革待ちという要素はあるが、県西部の郡部の米は、非常に品質が良いことで、その筋では有名。ただ、「知る人ぞ知る」の状況なので、そこが課題。

畑作についてはすでに飛躍している分野が出ている。大山町のブロッコリーやホウレンソウなど。

3.エネルギー産業も可能性を秘めている。

現状では夢物語の側面はあるが、太陽光発電、ガスエネルギーの各分野には十分に可能性がある。

太陽光の場合、「山陰地方は日照時間が短い」と思っている人がここ山陰にも多いが、これは間違い。冬の間の曇天を4月から11月で取り戻し、年トータルでは太平洋側と日照時間は変わらない。

むしろ、冬の雨(又は雪)のおかげで、ウイルスや花粉の飛散が抑えらえ、感染病等の心配が少ない地域ともいえる。もちろん、冬に積もる雪が地中の害虫予防にもなり、農業にも適している。

4.境港の可能性

アメリカ一辺倒だった20世紀型経済から、金融危機後は中国やロシアなど、大陸に日本企業の目が向いてくる可能性が高い。

そうしたとき、日本海側の好位置に立つ境港が貿易の起点になる可能性がある。ただし、これは地元の熱意や政治的な差配の問題が多分にあるから、戦略的に動く必要がある。

ざっと、こんなところだろうか。

これまでは、中央に依存することが地域の利益だった。これからは、地域的に自立することが地域の利益になる可能性がある。どちらがいいかは、一慨に言えないが、時代の流れをよく読んで、我々も行動する必要がある。

| | コメント (2)

2009年2月24日 (火)

上げ底景気が終わる

昨日は、午前中に12月決算法人の税務申告書類の作成等。午後からは、顧問先を訪問。夕方は、米子市内の法人で勉強会。

昨日のニュースに商工ローン大手、SFCG(旧商工ファンド)の経営破綻のニュースがあった。

とうとう逝ったか、というのが私の感想。日本の政府は、何の理由があるかわからないが、消費者金融などのノンバンク業界を徹底して潰すつもりなのだろう。

どこかの大臣のコメントで、「違法な取立てなどを繰り返した金融業者が市場から退場するのは自然なこと」というような趣旨の発言があったが、倒産した理由は刑事罰によるものではない。

度重なるグレーゾーン金利の返還請求によるものが大きい。そして、そうした弱り目の状態のところを、金融危機が追い討ちをかけた、と見るべきだろう。

そもそもグレーゾーン金利を放置しておきながら、一転して「グレーではなく黒」と認定したことによって、業界は壊滅状態になった。しかも、過去にさかのぼって返還請求を認めたものだから、大手でも持ちこたえられなくなった。

消費者金融のビジネスモデルに賛否はあるだろうが、銀行で貸せない層に対して融資を行ってきた結果、一定量の消費を作ってきたのも事実。

しかし、これがいわば“上げ底”だったとも言えるわけで、本来、銀行でお金を借りれない人が高利のお金を借りたらどうなるか。

この上げ底を、政府は本気になって崩しにかかっているのだろう。その陰で闇金融の跋扈も言われているが、そこはもしかしたら自民党の中に何らかの意図があった可能性もある。

この流れは、まだまだ続くだろう。そして、こうした消費者金融へ多額の貸付をいている銀行なども、3月決算へ向けて、厳しい状況が待ち受けているかもしれない。

いろいろなところで、経済をかさ上げしてきた仕掛けが崩れていることを実感する。

株価もだらだらとした下げが止まらない。

買っている主体が、おそらく年金基金だけだろうから、そこがちょっと買わなくなるだけで、つるべ落としのように株が下がっていく。

金融危機の後始末は、今、半分までも来ただろうか。

いや、まだ、巨大な岩が残っている。アメリカ政府の借金という巨大な岩が。

いつになったらきちんと公表に踏み切るのだろうか。日経がしきりに流す楽観論には注意が必要。

ここが切り崩されて、金融危機の全貌が明らかになるまで、株価はダラダラと下がり続けるのではないかと思っている。

| | コメント (2)

2009年2月23日 (月)

正念場

金曜日は、午前中に顧問先を訪問。午後から12月決算法人の税務申告書類等の作成。

夕方は、中海テレビの番組打ち合わせ。

日曜日は中海テレビの収録。

確定申告と、12月決算法人の税務申告が重なり、今週は忙しさのヤマ場。気合を入れて頑張る所存。

ただし、「忙しい」という言葉、できるだけ使いたくない気持ちがある。

なぜなら、私より忙しい人はたくさんいるし、私の場合は、できるだけ午後7時には帰宅して、子供と遊ぶ時間を作ることにしているから仕方がない面がある。

7時に帰宅しても、きちんと利益が出せる体質を自分の事務所には持たせたい。そのことによって、仕事を工夫する知恵が湧いてくると思っている。

何より「忙しい」というこの字、「心を亡くす」と書く。忙しさにかまけて自分を亡くしたくない、そんな気持ちが私には強い。

どんなに忙しくても自分を捨てない。「どんな生き方になるにしても、自分を捨てやしない」と、尾崎豊が「17歳の地図」で歌った通りの生き方を、私は今でも実践しているつもり。

でも、自分を捨てなくては務まらない職もある。麻生首相はあさってからワシントンに行くらしいが、アメリカからの資金提供圧力はますます強まっているようで、それはすでに本格化している“麻生降ろし”を見ればよくわかることだ。

先週末の各紙に書かれた「麻生首相に披露の色が濃い」というのもその一つだ。本当に疲れているとしたら、首相を精神的に追い込む仕掛けがすでに実行されているということだし、首相本人が否定している通りなら、「疲労で総理は務まりません」というメッセージを国民に洗脳するためだろう。

いずれにしても、“麻生降ろし”の圧力は益々高まっていると見えるが、あさっての日米首脳会談で、麻生首相がアフガン派兵以外に、資金提供をどれだけ約束させられるかが注目だろう。

直接的な発表はないかもしれないが、帰国後、麻生首相を評価する声がにわかに高まれば、なんらかの約束をさせられたということになるし、あくまで要求を突っぱねれば、麻生降ろしは益々ひどくなるだろう。

就任早々の大統領が日本の首相をホワイトハウスに呼ぶのは異例中の異例とのことだが、それだけオバマが困っているということであり、日本しか頼れないということでもある。

表向きは歓迎されているが、ホワイトハウスの中では電気椅子に座らされているようなもので、敵のアジトの中で、どんな脅しをかけられるかわからない。

こんなにつらい中間管理職もないだろうと、私は思うわけで、手負いのアメリカからの強烈な圧力にさらされ、支持率を強引に下げさせられた首相を日本国民の一人として、ささやかではあるが応援したいと思うのである。

| | コメント (0)

2009年2月20日 (金)

飛行の安全には・・・

昨日は、朝一番の飛行機で東京へ。公認会計士協会の非営利法人委員会の専門部会に出席。夕方の便で米子に帰着。

かつて、出張族だったころは、1か月に何度も飛行機に乗る機会があったので、空で受ける飛行機の揺れには、まったく平気だった。

“慣れ”というものがあったのだろう。

しかし、もともと高いところが苦手。監査法人を退職して、ときどきしか飛行機に乗らなくなってから、飛行機の揺れが怖いと感じるようになった。

昨日は、東京への行きの便での揺れがちょっと怖かった。ちょうど、降下を始めるころに、スムーズに降下してくれればよいものを、ストン、ストンと、ジェットコースターのように急降下するから、「(おい、おい、おい、大丈夫か??)」と、思ってしまった。

たぶん追い風だったのだろう。飛行機は、追い風のときはうまく上昇・下降がしにくいから、スムーズな下降というわけにはいかず、ストン、ストンと、一瞬、落ちるように下降してしまう。

上空のジェット気流は西から東に吹くのが普通だから、行きは追い風、帰りは向かい風になることが多い。だから飛行時間も、行きより帰りが少し長い。

その原則通り、昨日の行きは追い風だったのかもしれない。

飛行機が揺れはじめると、決まって客室乗務員が、「揺れましても飛行の安全には影響ございません」とアナウンスする。

私は、ふと、このアナウンスの声のトーン、言葉のニュアンスが、いつも決まって同じだということを、昨日発見した。

「揺れましても飛行の安全には影響ございません(ふっふっheart)」っと、余裕しゃくしゃくの声のトーン、言葉のニュアンスなのだ。

これはきっとマニュアルがあるのだろう。「いかにも余裕しゃくしゃくで言うように」とでも書かれているのだろうか。

そりゃあ、焦りの色をにじませて、「飛行の安全には影響ございませんからっcoldsweats02」と言われたら、言われた方が焦るだろう。

2年ほど前になるだろうか。私は、嵐の中を東京行きの飛行機に乗ったことがある。その日は、台風並みの低気圧が関東に近づいており、房総沖でタンカーが座礁する事故が起きるなど、大荒れの天候だった。

そんな中、羽田空港のダイヤも乱れまくり、嵐の中、東京湾上空で飛行しながら着陸順が回ってくるまで待機させられた。

揺れるなんてものじゃない。何度も左右に振られながら、落ちていき、そして機首を立て直したと思ったら、また左右に振られながら急降下を繰り返した。

真ん中あたりの席の男性が、恐怖で発狂して、機内を走りだしす始末だった。

それでも飛行機は落ちなかった。飛行の安全というのは、嵐くらいじゃ大丈夫という証明だろう。だから、ほんのちょっとの風で焦る必要なんてない。

そうわかっていても、ときどきしか乗らないと、忘れてしまうものだ。

| | コメント (2)

2009年2月19日 (木)

ホンダ・インサイト

昨日は、午前中にご来客が2件。午後からは、商工会議所青年部の集まりとその後は、確定申告書類の作成作業。

未曾有の不況の中、軒並み赤字に転落した日本の自動車メーカーだが、ホンダは今のところ黒字をキープする見込みのようだ。

そんな中、今月に発売されたハイブリッドカー・インサイトの受注が好調だという。

私もこれ、欲しいと思った。

価格も200万円を切り、お手頃な感覚が出てきたのもあるが、私としてはそのスタイルがなかなかいいのではないかと思っている。

ライバルとなるトヨタのプリウスは、性能や燃費でやや上回るものの、価格は若干高めで200万円を超える。同じ型のガソリン車を買った場合と比較し、プリウスで元をとるには、相当な距離を走る必要があった。

そしてプリウスは、何より、ボディスタイルがいまいち垢抜けない印象なのも、なかなか欲しいと思わせない理由だろうか。

ひとつ前の型式のプリウスは、始めてこの世にハイブリッドカーが誕生したということで、大いに注目を浴びたのだが、いかんせんそのスタイルが私には受け入れられなかった。

ときどき街で古いプリウスを見かけるが、月日はそんなに経っていないはずなのに、ずいぶんと古い車に見えるから不思議なものだ。

現行モデルになって、スタイルは相当改良されたが、このたびホンダのインサイトを見て、明らかにこちらの方が、洗練されたスタイルに見える。

「これなら乗ってみたい」と思えるスタイルになっている。

この未曾有の不景気の中でも、一人気を吐くホンダという会社は大したものだと思うが、少し前に出したフィットもすばらしいと思う。

普通のガソリン車なのに燃費はいいし、仕事にはこれで十分と思わせるスタイルとボディサイズ。ちょっと、ベンツのAクラスを意識した外観だが、欲しくなるクルマの一つだ。

その他にも、私が欲しいと思えるクルマは、日本車ではホンダに集中する。

今、乗っているゴルフをとても気に入っているので、しばらく買う予定はないのだが、次に買うクルマを今から楽しみにしているのだ。

| | コメント (2)

2009年2月18日 (水)

円安傾向が出てきた

昨日は、午前中に鳥取県庁にて監査委員の仕事。午後は、事務所にもどって12月決算法人の法人税申告書等の作成。

先週、体感した気温18度の暖かさから今週の冷え込み。今朝の気温は0度。

春の足音はもうそこまで来ているはずだが、それにしても寒い。

ヒラリーが来日して、明治神宮へ参拝したそうだ。「日本の歴史と文化に敬意を表するため」だとか。来日した日に財務大臣を辞任に追い込んだのだから、大したものだ。

ペリーが黒船に乗って、開国を迫ったのと同じような構図が、今は大砲で脅すのではなく、スキャンダルを仕掛けて主要人物を落していくことで実行される。

マスコミは、日本の一大事にもう少し日本の味方をしてくれてもいいと思うのだが、逆に足を引っ張る報道ばかりが先行する。マスコミが誰の手先か、はっきりわかるというものだ。

その手先が動いたのかどうかはわからないが、中川氏はイタリアでの会見前のランチで、日本から同行した某テレビ局や某新聞社の数名の“美人記者”に囲まれて、ワインを飲んだらしい。

簡単に落ちた中川氏の脇の甘さが一番の原因であることは間違いないが、記者に工作員が混じることなど珍しい話ではない。脇が甘かったとしかいいようがない。

ちなみにその某新聞社のかつてのドンは、CIAのエージェントだったと数年前に暴露されている。

周りの秘書官たちも止めなかったのだから、財務省もすでに見捨てていたのだろう。ヒラリーに差し出す首として、必要だったのかもしれない。

アメリカはすでに地方政府レベルでは、カリフォルニア州のようにデフォルト(債務不履行)に陥っている州が出ている。

ヒラリーは、日米同盟がより強固なものになるようにとコメントしているようだが、資金が枯渇し、日本に資金提供を迫っているのは間違いない。

麻生首相をオバマ就任以来、最初の招待客としてホワイトハウスに迎え入れるようだが、そんな甘い話はなく、敵方のアジトに連れ込まれる麻生首相の心中やいかに。

鳥取県選出の田村参議院議員がご自身のブログで指摘されているように、すでに何らかの資金提供の話がついているのかもしれない(ホワイトハウス招待の代償参照)。

しかし、やはりアメリカはしぶとい。この流れを察したかどうかわからないが、為替が円安ドル高に振れてきている。

金融市場は、基本的に「金融崩壊」への流れは変わらないものの、局所的にはお金の流れが右往左往していて、必ずしも一定方向に流れるわけではない。

特にヨーロッパが厳しい状況で、ロシアの窮乏につづき、アイルランドの国債がデフォルトするかという噂が流れていて、ユーロに売りが出やすい状況となっている。

これまで強さを見せてきた日本円も、ユーロの弱体化によってヨーロッパの銀行が日本から資金を引き揚げる動きの中で「円売り」が出ているようで、これが円安傾向に拍車をかけているようだ。

ただし、単純にユーロ買いとはならず、行き場を失った資金が米ドルを買っている模様。それでも吸収しきれない資金が、金(ゴールド)に向かっているのだろう。

私はこれまで、円高ドル安を読んできたが、ここで短期的な予測は軌道修正しなければいけないと思っている。円はドルに対して、もう少し安くなるかもしれないし、金(ゴールド)の相場は一段高の展開を見せるかもしれない。

日本の商品市場では、金(ゴールド)の上昇に為替の円安を加えて、ダブル要因で上がる勢いを見せている。

短期勝負で挑むのも面白いかもしれない。

| | コメント (2)

2009年2月17日 (火)

NEWパソコン

昨日は、午前中に顧問先を訪問。午後からは、事務所で確定申告書類の作成作業など。夕方から、別の仕事先へ。

先週、事務所で使用しているパソコンの1台が、調子が悪くなり、新しいのを買った。

なぜかいつも確定申告の時期にパソコンの調子が悪くなるのだが、私は過去に何度かトラブルを経験しているだけに、予備機を常に1台は準備しているので、業務には支障は全くなかった。

予備機はデータの保存用も兼ねており、会計事務所には必要な措置だろうと思っている。

今回買ったパソコンは、NECのLaVie(ノート)。正直言って、NECという選択肢は、これまで私にはなかった。

私の中でNECといえば、かつて98シリーズという独自のOSで日本市場を席巻していたが、その後、Windows陣営に敗れ去ったパソコンメーカーというイメージだった。

私はいまだにそのイメージを引きずっていたのだが、店員さんの話によると、やっぱり「パソコンメーカー」だから、ハードの作りは一番しっかりしている、とのことだった。

実際に使用してみて、その快適さに、NECパソコンに対する古い概念を引きずっていたことを反省した。

これまで使ってきたソニーのバイオで、故障に懲りたので、今回は東芝にしようかと思っていた。事務所の東芝機は故障もなく、快調に使用できているからだ。

今回、調子が悪くなったのはIBMのシンクパッドで、もう6年近く使っているものだった。監査法人時代もIBMを使っていたので、私も気にいって買ったのだが、IBMはすでに中国のレノボにパソコン事業を売却しているため、評判もあまり聞かないものだから、今回の選択肢から外した。

ソニーのバイオでキーボードの故障を何度か味わったので、今度はしっかりしたのが欲しいと思っていたのだが、NEC機は、キーボードの下に鉄板が入っているらしく、壊れにくさや物の良さでは一番良いということだった。

店員さんが言うには、NECと富士通は「パソコンメーカー」であり、東芝やソニーは「家電メーカー」だから、ハードに対するこだわりが違うとのことで、それは消費者の好みによって評価も分かれるのだろう。

NEC機はその言葉通り、使ってみると、なるほどキーボードを打つ指先からハードの頑丈さを感じる。

私は文章を打つことが多いので、こういうキーボードが頑丈なパソコンが欲しかった。

バイオは、買った当初からキーボードの反応が悪く、いかにも安物の感じがしたが、買ってから2年経った今、エンターキーの下からバネがずれているのが見えるようになり、ますます反応が悪くなっている。

それから、今回買ったパソコンは、CPUがインテルの「Centrino2」(コア2)というもので、これも店員さんのお薦め。

安い機種にあるセレロンでは、Vistaは動きが悪いとのこと。Vistaでも快速に動いてもらうためにはコア2が必要とのことで、言われるままに買ってみたが、確かに従来のものより動きは速い。

いずれにしても、新しいパソコンを買って、従来感じていた、キーボードの反応が悪いことによるストレスと、Vistaの動きが遅いことによるストレスがなくなったのが何よりうれしいところだ。

| | コメント (0)

2009年2月16日 (月)

北方領土

金曜日は、午前中に出雲市内の顧問先を訪問。

午後からは、事務所で確定申告書類の作成作業など。

今朝の気温は6度程度。そしてこれが今日の最高気温になるらしい。

天気は冬型に変わり、今夜は雪になるところもあるようだ。暖かかった先週はすごしやすかったが、また寒くなりそうだ。

三寒四温の季節になり、春ももうすぐというところだろう。

今週は、内外でいろいろと動きがありそうだ。

アメリカのGMは、破産法の適用も検討される状況に追い込まれているようだし、G7の後、週末には日露首脳会談も開かれる。

日本の政局は、小泉元首相の麻生批判によって、小泉派による麻生内閣つぶしが本格化しているようだ。

郵政民営化の問題は、郵貯と簡保あわせて350兆円の巨大資金の利権を巡って、国内派と外資派が激しい争いを展開している模様。

外資派は、オリックスの宮内氏、郵政公社の西川氏、キャノンの御手洗氏などが次々に疑獄に落とされようとしていて、親分の小泉元首相は相当あせっているのだろう。

すでに引退を表明しているにもかかわらず、麻生首相を「笑っちゃう」などと言い、とても失礼な発言だと思うが、それを「小泉氏の反撃」などと賞賛するかのようなマスコミの論調には、世論操作が見え隠れする。

その小泉氏は今、ロシアを訪問しているという。麻生首相が追ってロシアに入る予定だが、麻生首相は北方領土の問題も解決に向けて取り組む決意を表明している。

ロシアは今、外国銀行に対して民間企業の対外債務の繰り延べを申し入れており、金融危機で窮地に追い込まれているのは間違いない。このまま金融危機が継続するようだと、ロシア経済が破綻するのは時間の問題と思われる。

このような状況下での日露首脳会談だ。ひょっとすると、領土問題で何らかのサプライズな進展があるのかもしれない。

そのサプライズの手柄を小泉氏が横取りすることで、定額給付金の反対を理由に衆議員の解散総選挙に追いこみ、再び4年前の郵政選挙の再現を図ろうとする目論見があるようだ。

マスコミは今回も小泉派に付いているようだが、今回は、必ずしもそうでないと思わせる論調もみられる。国民はもうだまされないようにしたいものだ。

領土問題の解決は日本にとっての念願だが、これまで日本とロシアが極東で手を結ぼうとすると必ずアメリカから横ヤリが入った。

鈴木宗男議員が疑惑で潰されたことは記憶に新しいが、今のアメリカは力を落としている。加えて、今週来日予定のヒラリークリントンも、日本に資金を無尽しにくるらしい。

民主党の小沢代表が、ヒラリーとの会談について「会ってやってもいい」といったそうだが、お金を無尽されるのが見え見えな状況で、仕方なしに会うのは本音だろう。

オバマ政権は、「日本を重視」などと言っているが、日本に金を出してもらいたい気持ちがいっぱいなだけで、アメリカもまた窮地に追い込まれているということだ。

これらを勘案すると、情勢的には北方領土問題が解決してもおかしくないし、そうなることを期待したい。

それと同時に、窮地に追い込まれている小泉氏の麻生内閣つぶしがどうなるか、注目したいところだ。

| | コメント (4)

2009年2月13日 (金)

ブログを続けるということ

昨日は、午前中は顧問先を訪問。午後からは、ご来客が1件。その他、確定申告書類の作成作業など。

生暖かい朝。春の気配を感じる。

午前6時ごろ、新聞をとりに外へ出ると、月がぼんやりかすんでいた。とくに曇っているわけじゃなさそうなので、きっと黄砂の影響なのだろう。

鼻の粘膜が微妙にヒリヒリする。ここ2~3年、私は花粉症気味になっているので、きっと花粉が飛散していることだろうし、黄砂が運ぶ化学物質も影響しているのかもしれない。

そういう季節が到来したということだ。

さて、このブログを続けてきて、この4月で丸4年になる。アクセス数もそろそろ10万件を突破しそうだ。静かに始めて、ゆっくりと数字を積み上げてきた。

読者の方々から、「毎日、よく書けますね」と言われることも多いが、確かに「よく続けてきたな」と思うこともある反面、「まだまだ工夫が足りない」と感じることもしばしばだ。

書き始めたきっかけは、流行だし、「(自分もちょっと、やってみようか)」という程度の、ほんのささいな出来心だった。

毎日何を書くかも必ずしも決めていなかったので、書き続ける自信もなく、書くネタがあれば、適宜書いていこうという気持ちだった。自分にプレッシャーをかけないために「きまぐれ日誌」と名づけて、言い訳的にタイトルを決めた。

しかし、書き始めてしばらくして、毎朝、出勤後に書く習慣がついた。1日のスタートにブログを書いてから始めるという習慣がつくと、書かないと逆に気持ち悪くなってくる。

毎日読んでくださる方に対しては、「おはようございます。今日もよろしくお願いします」という、あいさつのようなものだとも感じている。

書き続けるためには、「書くことがないなあ」と絶対思わないことが重要だと思っている。実際には、朝になって何も書くことがないと思うことはよくある。

しかし、そこで「書くことがないなあ」と思ってしまうと、悪い自己暗示にかかってしまって、本当に書くことがなくなる。

そこで、「自分には書くことがありすぎる」と考えると、逆に良い自己暗示が作用して、なんでもネタになってしまう。

実際には、仕事で外出する直前まで書くことがなくて、適当に書いてアップロードしてしまったことも何度もある。時間切れとなり、電車の中で携帯からアップしたこともある。

もう一つ、続けるのに重要なことは、アクセス数にこだわらないことが挙げられる。

書き始めた当初はアクセスが増えるのがうれしかったし、人気のバロメーターのような気がして、何かと気になったものだ。

しかし、アクセス数の伸びは、実際には内容とは関係ないことが多いし、あえて話題を呼ぶようなネタを書くことでアクセス数を伸ばす人もいるし、書き手が単に有名人なだけというものもある。

また、一人の人が複数回アクセスしても、自分がアクセスしてもそれぞれ1回にカウントされる。

そもそもアクセスカウンターは操作できるから、アクセス数そのものを目標にするとおかしなことになりそうだ。(ちなみみ、このブログのアクセスカウンターは一切、操作していません)

毎日書いていれば、少しずつアクセス数が伸びてくるものだが、限界もある。アクセス数を目標にすると、それが伸びないときや減ったときに続ける気をなくす人も多いようだ。

ブログを続けるためには、アクセス数の伸びではない目的を作ることが必要で、きっと読んでくださっているであろう、一人の人を意識して、その一人に話題を提供しよう、という意識がむしろ必要だと思っている。

私の場合は最初にも書いた通り、毎日アクセスしてくださる方への「おはようございます」のご挨拶だと思っている。それだけでブログを書く目的が十分に成り立っていて、続ける動機付けになっている。

もう一つは、私の仕事ではいつも経営者の方々にお会いする機会があるので、ブログのネタ探しをすることが、そういうビジネスマンの方々と、面白い世間話ができるようにするためのトレーニングにもなっている。

書くネタに関しては、ストックしておくこともあるし、朝、新聞を読んでから考えることもあるが、「書くネタは豊富にあるぞ」と自己暗示に掛けておくだけで、今のところ何とかなっている。

今後いつまで続けるかについては、私みたいに、「朝のごあいさつ」と考えている場合、他に良い手段が見つかるまではこれを続けることになるだろう。

ただし、これも自分にプレッシャーをかけないよう、柔軟に、そして“気まぐれに”決めていこうと思っているところ。

ちなみに、記念すべき10万人目のお客様には・・・、

とくに何もございませんので、悪しからずcoldsweats01

| | コメント (0)

2009年2月12日 (木)

お食い初め

火曜日は、午前中に事務所で確定申告書の作成。今年も確定申告の時期になったが、まずは先行して贈与税から片付ける。

午後からは、外出など。

久しぶりに育児日誌を書こうと思う。

次男は先日、生後100日を過ぎ、昨日、お食い初め(ままくい)の儀式を行った。儀式といっても、お膳に鯛や赤飯を盛って、軽く口につけるだけなのだが、こうしたならわしがあることも、子供ができてから知ったことだ。

生まれたとき少なめだった体重も、ここへ来て標準体重にほぼ追いつくなど、ここまで概ね順調に育っている。

長男のジェラシーもまだ完全に収まっているわけではないので、どちらにも気を使いながらの子育てだが、どうしても長男のときに比べると、放ったらかしにしている時間が長くなってしまう。

だからなのか、少々放っておいても勝手に寝てくれたり、あまり手が掛からないように育ってくれている。

長男のときは、「まだ首が据わらないか」、「まだ笑わないか」、などと、成長が気になって仕方なかったが、次男の場合は、いつの間にか笑うようになっていて、また、いつの間にか首が据わってきていた。

長男のときの経験で、子供は時期が来れば自然といろんなことができるようになることがわかっている。遅いか早いかは、重要ではないということも経験から得られた知識だ。

結局のところ、子供は遅かれ早かれ首が据わるし、笑うようになるし、そのうち寝ながら足を上げるようになるだろうし、きっと、そのうち寝返りもするようになるのだろう。

もちろん、それは長男のときはそれがわからなかった。下手に「標準」なんてものがあるから、標準より成長が早ければ喜んだり、遅ければ心配したり。

でも、子供にはそれぞれのペースがあるということが、2人目の子育てでわかってきたような気がする。そうして心の余裕がぜんぜん違うことに気付くのである。

長男の方は、少しずつ成長しているのを実感する。最近は、お昼寝をまったくしない日も出てきた。少しずつ、体力がついてきたのだろう。

休日に散歩の出かけると、近所の人に話しかけられて、「こんにちは」と声をかけられたら、「こんにちは」と返し、「ぼく、いくつ?」と聞かれたら、「2歳!」と答えるようになっていた。

会話もすっかり一人前になり、大人が驚くような一丁前の言動もするようになってきた。

Dsc01305 いろいろ大変なことも多いが、子育てはなかなか楽しい。子供の成長を見守りつつ、自分も成長だと実感する日々だ。

写真は、最近の次男。

| | コメント (0)

2009年2月10日 (火)

過ちて 改めざる これ過ちという

昨日は、午前中に事務所で調査事案の片付け。午後からは、鳥取県庁にて監査委員の仕事。知事への報告など。

「過ちて 改めざる これ過ちという」という格言がある。

間違いを犯しても、それに気づいても、なお、改めないことを本当の過ちというのだ、という意味だと解釈できる。

経営においても、当初に作成した経営計画が途中で計画通りに進まなかったとき、すぐに検証して何が悪かったのか、どこを改めなければならないのか、柔軟に対応することがとても重要だ。

過ちに気付いても「筋を通さなければ」とばかりに、当初の計画にこだわれば、過ちに過ちを上塗りするようなもので、大変危険な行為である。

郵政民営化の中身におかしなところがあれば、即刻見直しに入ってもらうことが国民のためであり、当初計画にこだわって間違いに間違いを上塗りするような行為は、日本にとっての自殺行為になりかねない。

経営者だけでなく、政治家にしても、最初に言った公約に縛られて、誤った政策をそのまま進めてしまうことは多いと思う。そこには「メンツ」というものもあるだろうし、公言した手前、引っ込みがつかなくなるのというのが普通だ。

マニフェストというのは、そういう意味で、私はあまり好きではない。公約を作った当初から状況が変われば、柔軟に対応することの方が政治家として重要だと思うが、マスコミはすぐに「変節だ」とか、「発言がコロコロ変わる」といって批判する。

その点、麻生首相は率直に「あれはおかしいと思っていた」「実際やってみたら本当におかしかったから軌道修正しようと思う」と言った。

こういうことをさらっと言ってのける麻生首相は、名実ともに「大物」だと思うのだが、マスコミ的には、格好の餌食になってしまう。

もちろん、そうであるなら最初から反対しておくべきで、実際に郵政に反対した議員は離党するなり、刺客を放たれたり、辛酸をなめたのは事実だ。

しかし、正面切って反対に回り、力を失った議員たちの現状を見れば、亀井静香氏など、彼らに反撃の力はすでにない。

麻生首相のように与党に残って首相に上りつめるまで反撃の機会を待った政治家がいたことも、アメリカの従属国である日本の政治の中では許されることではないだろうか。

マスコミのすべてが「反麻生」でまとまったようだ。今月中には、ヒラリークリントンの来日が噂されており、日本に資金を無尽しにくるらしいが、アメリカは今、30年物の国債の引き受け手がおらず、窮地に追い込まれている模様。

アメリカ経済の崩壊が間近に迫る中、日本の首相への圧力は極限に強まっているとみられる。もう少し日本の国益を守ろうとする政治家を大切にしてはどうかと思う。

| | コメント (0)

2009年2月 9日 (月)

虎の尾を踏んだか

金曜日は、午前中に御来客が1件。午後からは事務所で調査事案の片付けなど。

今朝は新聞のない朝。その分、早めに出勤して、ネットでニュースをチェック。

気になるニュースとえいば、麻生首相が見直しを示唆した郵政民営化の行く末。しかし、大手メディアは、ほとんど黙殺の状態。

かんぽ疑惑の本丸は、郵政民営化の行く末であり、国内勢が郵貯・簡保合わせて350兆円に及ぶ資金を外資勢からどう守るかにある。

しかし、そうした重大な案件について、マスコミがあまり報じていない様子を見ると、国民にこの重大な局面を認識させない情報コントロールがすでに働いているのかもしれない。

小泉内閣時代は、外資勢の力が国内を席巻し、地方の利益が中央に吸い寄せられ、その利益は金融市場に流れ込んでいった。

大半の人が、企業が儲かっているのに賃上げなどでそれを実感できず、地方の産業は衰退してきたのだが、それが外資が牛耳る市場に利益を集中させる政策がとり続けられたからだと考える。

だから、私は株式投資の重要性を認識してきたし、それは単なる「運用」とか「財テク」というレベルの話ではなく、構造的に市場に資金をシフトする政策がとり続けられていることの対応として、株式市場を意識することが重要だったという意味だ。

その集大成であり、本丸が郵貯・簡保が保有する350兆円にも及ぶ資金であり、これを財務省が運用するか、株式市場に流してしまうかによって、大きく日本の利益構造が変わってくる。

これに備えることが、小泉改革の傾向と対策だった。しかし、外資が牛耳る株式市場に資金を流すことは、合法的に外資に資金を提供することであり、当時から国内派の議員が強烈に反対運動をしてきたものだった。

その巻き返しが内務省(現総務省)を中心に確実に始まっているということなのだろう。

そういえば、郵政民営化反対の急先鋒だった亀井静香氏も警察庁(=内務官僚)出身だった。

しかし、「間違いだった」旨の発言をした麻生首相は確実に虎の尾を踏んだ感じがする。田中角栄のように粛清される可能性があるが、アメリカは金融危機で瀕死の状態。時代が変わっている。

アメリカの意を受けて動くといわれる電通が仕切るマスコミで、麻生首相が叩かれまくっているのを見ると、外資による首相たたきというバトルはとっくに始まっている。

国内勢がどこまで踏ん張れるか、注目したい。と、同時にもう少し孤軍奮闘の麻生首相を励ましてあげてもいいんじゃないかと思う。

| | コメント (2)

2009年2月 6日 (金)

円天と政府紙幣

昨日は、朝から鳥取市内の法人で会計監査。

昨日のニュースは、円天という詐欺事件の首謀者の逮捕が大きく出ていた。「円天」という架空の電子マネーを発行し、配当を行うと約束し、会員から多額のお金を集めていたという。

一方で、政治の方では「政府紙幣」の構想がちょっとした話題を呼んでいる。

通貨の発行権は日銀が持っているわけだが、それとは別に財務省が自由に通貨を発行し、景気対策に役立てようという試みである。

これを自民党・津島派の津島氏が、「“円天”を政府がやるようなもの」と批判したから、面白いなと思った。

前にもこのブログで触れたことがあるが、通貨発行権は巨大な権力であるということだ。

江戸時代の通貨発行権は江戸幕府が持っていて、景気が悪くなると貨幣の質を改鋳して、通貨をたくさん発行し、インフレになりすぎると引き締めに走ったとは、歴史の教科書にも書いてあった。

それが明治政府になると日銀ができ、政府からこの通貨発行権を取り上げてしまった。そして、日銀はアメリカのFRBを中心とする世界の中央銀行ネットワークに取り込まれ、事実上、世界の通貨発行権という強大な権力をFRBの出資者であるNYの金融財閥に握られてしまった。

アメリカでは、金融財閥に奪われた通貨発行権を政府に取り戻そうとする試みが何度かあったが、それを試みた大統領は皆、暗殺された。その一人がリンカーンであるわけだが、オバマがリンカーンの行動をいろいろ参考にしているのを見ると、オバマは何か大きな勢力と戦いを義務付けられた運命にあるのかもしれない。

前置きが長くなったが、円天という疑似マネーで物が買えたという事実は、円天の社長がある種の通貨発行権を一瞬ではあったが、握ったということだ。だから、詐欺師であっても、瞬間的な権力者として多額のお金が集まった。

政府紙幣もこれと同じ原理。ただし、背景にある「信用」が詐欺師と政府では違うので、政府がこれをやればある程度は実効性のある効果が期待できる。

しかし、政府もやりすぎれば円天と同じく、お金が回らなくなる。それはつまり信用を失った時だ。

実は、今、世界の中央銀行が信用をなくす事態に追い込まれている。ロシアが厳しいというし、アメリカもイギリスも瀕死の状態。ユーロもロシア危機で道連れの状況。各国の中央銀行が円天になりかねないという深刻な事態。

例えば、アイスランドの中央銀行は、サムライ債については全額償還することはできないという見通しを発表したようだが、こうなると円天と同じで、誰もアイスランドの通貨を買うことはなくなる。信用が崩壊するとはこのことだ。

「アイスランド通貨じゃ何も買えない」=「円天マネーじゃ何も買えない」。同じことだ。

たとえ政府であろうと規律のない通貨の発行は、詐欺と同じであることがよくわかる。

円天の問題は、以前からマスコミ沙汰になっていたはず。政府紙幣の議論が始まったこの時期に、円天の社長逮捕をぶつけてくるというタイミングの良さ。何かを示唆するかのような意図を感じてしまう。

「もう、各国の通貨は信用できませんよ」「円天と同じですよ」というメッセージだったらどうしよう(苦笑)。

| | コメント (0)

2009年2月 5日 (木)

農業はビジネスとしての視点が必要

昨日は、午前と午後にそれぞれご来客が1件ずつ。その他は、事務所で12月決算法人の税務申告書の作成など。

山陰の経済は、良いのか悪いのかという話があちこちで聞かれる。

「景気が良い」という見解はさすがに無いが、「必ずしも悪くない」という話はわりとよく聞く。

確かに境港の水産業はまあまあのようだし、鳥取県西部に多い食品加工業も中国産の餃子問題の影響で、まずまずの増収のようだし、食品関連を中心に悪くない話も多い。

一昨日発表の寿スピリッツの四半期決算は、さすがの増収増益決算だった。当地を代表する製菓会社であるが、ルタオのブランドで売上を伸ばしているのはさすがというもの。

どんなに不景気になろうと「食」だけは、廃れることはない。大きく伸びるということがない変わりに、不祥事でもない限り大きく落ち込むということもない。

ましてや輸入食品への不信感が広がる状況下では、むしろ売上を伸ばしているところも少なくない。

こういうことを考えると、鳥取県の経済は、愛知県や瀬戸内地方、あるいは九州地方のように、製造業、とりわけ自動車産業に依存している地域ほどの落ち込みはない。

鳥取県はもともと公共事業主体の経済だったから、落ち込みはすでに小泉内閣の時代から始まっており、今さら経済が厳しいと言われても、鳥取県はとっくに厳しい状況に追い込まれていた。

最近は、景気対策の公共事業も出てきたようで、車で県内を走っていると、あちこちで道路の補修工事などに出会う。山陰道の建設も着々と進んでいる様子もうかがえる。

ものは考えようだ。工場誘致が難しい状況になった今、鳥取県は豊かな自然を背景に、食品関連産業に力を入れるべきだろう。

第一次産業ももっと見直されていい。農業などもこれから大きな可能性があるし、雇用の受け皿にもなりうる。

よく言われることではあるが、減反によって耕作放棄された農地を有効活用してもらうのも、ぜひがんばってもらいたい。

もちろん、言うは易しで決して簡単なことではない。農村に行って実際に耕作放棄地を見てみればわかるが、耕作放棄地は細切れでまとまっていないし、そもそも農家の所有地だから何かに転作しようにも効率が悪いし、手続き的なことも面倒くさい。

土地の有効利用を進めるためには、農業の大規模化が必要不可欠だが、そのためには農地法の改正を行い、規制緩和も必要だが、いろいろあってなかなか思うように進んでいない。

雇用の受け皿になるというのも、必ずしもそうはならない。たとえば、今まで電子部品の工場で働いていた人が、工場が閉鎖されたからといって農業に転職したとしても、指先だけで仕事をしていた人が、急に重機や作物を扱えるわけではない。力の使い方が全然違うから、簡単な話ではない。

また、「食糧自給率をあげるために農業の振興を」という人もいるが、これも安易に飛びつく話ではない。食糧自給率が低いという問題は、裏を返せば世界のどこからでも食糧を調達できている証拠であり、決して食糧不足の状況にあるわけではないことに注意が必要だ。

国内で食糧が不足していないから、作ってもすぐには売れない。食糧自給率が低いから農業を振興せよ、という人は日本が構築した食糧供給の多チャンネル化の意味を理解していない。

農業でがんばろうと思えば、コストダウンの実現と、消費者ニーズへの対応という、一般的なビジネスと同じ視点で捉える必要がある。

食糧は決して不足しているわけではない。あくまで、ひとつのビジネスとして確立する決意がないと、農業は簡単ではない。

しかし、そうは言っても、鳥取県のような田舎では、農業が可能性のある産業であることは間違いない。

| | コメント (4)

2009年2月 4日 (水)

金融危機後の展開

昨日も、鳥取市内の法人で、朝から一日中、会計監査の仕事。

おかげ様で何かと忙しくさせていただいているのだが、今、もっとも関心のある事は、金融危機の行く末。

ブログの内容も、おのずとこの手の話が多くなってしまって、その点は恐縮しているところだが、決して悲観的になっているわけではなく、この危機をバネにどういう戦略が打てるかという点についてもいろいろ考えをめぐらせている。

今の時点で一つ言えることは、この金融危機が新しい世界秩序の構築へ向けた序章であるということ。

簡単に言えば、今まで米英が仕切ってきた世界の秩序(グローバルスタンダードともいう)が、フランスやロシア、中国も加えた、もう少し多極的な構造に変わっていくプロセスだろうと、今のところ、私はそう理解している。

そのためには、力の強い米英を一度、弱体化させないといけない。そのための仕掛けが、このたびの金融危機ではないのだろうか。

したがって、一度大きく沈んだ経済は、その後は、アメリカの回復より先に、中国、ブラジル、ロシアなど国の経済回復が主導して、再び浮上すると思う。

大きく下がった株は、特に新興国需要に強い銘柄が注目だと思っている。逆にいうと北米地域で稼いできた会社は、回復するのにしばらく時間がかかりそうだ。

株式相場は、主要銘柄に下方修正が相次ぎ、一向に上昇に転ずる気配がないが、もう一段、あるいはもう二段、大きく下がるようなことがあれば、少しずつ動きだすときがくるかもしれない。

くれぐれも、あせって暴落相場に巻き込まれないようにしたい。

今はそれが一番大切な心構えだと思っている。

| | コメント (0)

2009年2月 3日 (火)

かんぽ疑惑

昨日は、朝から鳥取市内の法人にて、一日中、会計監査の仕事。

新聞やテレビで少しずつ問題が明らかになってきている、オリックスによるかんぽの宿の買収の話。このニュースに、日本における親米派の凋落傾向が見て取れる。

オリックスの宮内会長といえば、知る人ぞ知る親米派の代表であり、小泉=竹中時代には、規制改革委員会の委員長を務めるなど、小泉改革の一翼を担った人物だ。

その宮内氏率いるオリックスが疑惑で窮地に陥っているわけだが、下手をすると戦後最悪の疑獄事件に発展する可能性があるという。

この問題に火をつけたのは、鳩山総務大臣の一言からだが、総務省といえば、戦前の内務省であり、当時は現在の総務省以外に今でいう厚労省や国土交通省や警察庁などを内包する最も力を持った省庁だったという。

戦後は自治省などに分割され解体されたが、大蔵省が金融庁を分離されて名前を財務省と変えられたころから力を落とし、今や、再び総務省(内務省)が官僚組織の中で力を持ってきているのではないだろうか。

ちなみに地方分権など、地方の改革になると基本的にすべて総務省(旧自治省)が議論をリードするようになっており、鳥取県だけでなく全国各地の知事や幹部職員には、総務省からの出向者や天下りが多数送り込まれているはずだ。

その総務省が、かんぽの宿の売却問題に火をつけ、宮内氏をオリックスもろともぶっ潰してしまうかもしれないという動きに出たことを私は注目している。

これは、日本国内における親米派の凋落を示すものであり、アメリカの衰退とともに日本国内の権力構造にも転換が訪れているということを意味している。

麻生首相も総務大臣出身であり、今、官邸では総務省出身の秘書官が力を持っているという。

この総務省の幹部は、日本をめちゃくちゃにしてくれた張本人の一人が宮内氏であると思っているのであり、その先には竹中氏などもターゲットになっている可能性もある。

「チェ 28歳の革命」にもあったが、資本主義における「自由主義経済」というのは一つの理想であり、幻想であって、実際には一部の権力者が都合のいいように経済を仕切ってしまう。

これが、資本主義の堕落であり、規制緩和によって自由の追及を一生懸命やってきた宮内氏他の親米派たちに報いがやってきたのかもしれない。

日本をダメにした勢力は、官僚の手によって粛清される。大蔵がダメなら内務省がある。

これもまた、奈良の律令の時代から日本を守ってきた官僚のインテリジェンスであり、官僚をバカにしている人には日本の本当の姿がわからない所以である。

小泉時代はたかだか3年前の話。それが今や、時代は大きく転換していると見える。こうしたニュース一つにも、時代の転換を見て取れるというものだ。

| | コメント (4)

2009年2月 2日 (月)

ロシアの窮地

金曜日は、午前中に鳥取県庁にて監査委員の仕事。午後から、事務所に戻って調査事案の片付けなど。

週末もニュースでは大企業の下方修正ラッシュが伝えられており、この流れはとどまるところを知らない。

地元では、境港の漁船がロシアに拿捕されたニュースが伝えられているが、ロシアもルーブルの対ドルでの下落が止まらず、プーチン政権が窮地に追い込まれているという。

今回の金融危機は、ロシアが引き金を引いたという説があり、アメリカはロシアを道ずれにすることが外交的には一番重要な目的なのかもしれない。

窮地に追い込まれたロシアは、輸入中古車の関税引き上げを行い、日本車の輸入でメシを食っているウラジオストクの住民たちが暴動を起こしたという。

これは武力で抑えたわけだが、今度は日露首脳会談を前に、日本の漁船の拿捕という得意の(?)脅し作戦に出てきたというわけか。

そうだとしたら迷惑千番な話であり、外交的に強く打って出てもらいたいところだが、いろいろとロシアに物を買わせようという日本からすれば、極めてデリケートな問題をはらんでいるともいえる。

それだけロシアが窮地に追い込まれているということでもあるが、金融危機の影響がこういう形で身近に表れるというのも、思いもよらないことで、一日も早い解放を望むところだ。

| | コメント (0)

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »