商品先物
昨日は、午前中に顧問先を訪問。午後からは、担当している郡部の商工会で、確定申告の相談会。
確定申告の相談会で楽しいのは、相談の合間に相談者の方と最近の状況について雑談することだろう。
「(事業の)調子はどうですか?」と尋ねれば、近況をいろいろと教えてくださる。
例えば、お菓子屋さんが昨年は材料の高騰で大変だった、と言われると、昨年8月ごろまで粗糖の価格が急騰していたことを思い出す。
これは、粗糖が小麦やトウモロコシと同じく、いわゆるバイオエタノールの原料にされてきたからである。
しかし、折からの金融不況によって、投機的需要がはげ落ち、価格は暴落してしまった。それにも関らず、小売値は必ずしも下がっていないようだ。
よくある話だが、取り扱い業者は、原料が上がった時の値上げは早いが、下がったときの値下げは遅い。
商品先物価格の動きと、実際の市中の価格変動にはタイムラグがある。そうこうしているうちに、粗糖の価格は再び上昇トレンドに入ってきた。
商品先物取引は、多くの人がリスクが大きいと怖がるが、背景にある需要動向を調べてみると、何となく値動きがわかってくることもある。
ただ、株に比べると情報が少なく、偏向報道も多いので、注意が必要である。短期売買で利益が出たら早めに確定してしまうことが重要だ。
昨日、ロイターが報じるところによると、原油の在庫はまだまだ多いという反面、ガソリンはだいぶ少なくなってきているという。
北半球の冬が終わると、3月ごろからガソリン需要が増えてくる。そうなると、ガソリン価格は上昇しやすくなるわけだが、これまでの需要の落ち込みからすれば、もしかしたら価格が下がりすぎているのかもしれない。
原油が上がってくると、取り扱い商社などの業績に寄与するから、商社などの株も上がりやすくなる。
このように価格というのは、経済にとって先行指標となるべく動きをする。背景にある事情が明らかになってニュースになるころには、価格は次の動きをしているものだ。
商品先物取引を勉強するのは、単に投機をするためではなく、商品の価格動向を通じて、経済に強くなるために大いに役に立つ。
株も非常に勉強になるが、商品投資もとても勉強になる。投資というのは、まじめにやれば仕事にも役に立つと、私は思っている。

































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