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2008年8月12日 (火)

天皇の金塊

昨日は午前中に県の産業技術センターの役員会に出席。夕方事務所に帰着し、残務整理。御来客が1件。

明日13日(水)~15日(金)はお盆休みとさせていただきます。ご了承ください。

終戦の日を前にして、きっと今年も先の戦争を反省するテレビ特集が組まれるのかもしれない。

しかし、今回紹介させていただく「天皇の金塊」(高橋五郎著)を一読すれば、それがどれほど欺瞞に満ちた反省なのかわかるだろう(右の欄外にアマゾンのリンクを貼っておきます)。

この本には、次のようなことが書かれていた。

明治政府以降、日本という国が世界的金融財閥の政策によって動かされてきたこと。

第二次世界大戦のときまで日本がアジア各国から略奪してきた大量の金塊(『黄金の百合』と呼ばれる)が、日本の戦後復興の担保となりファイナンスに使われてきたこと。

ちなみにそれはフィリピンの山中などに今でも存在しており、かつて小野田少尉(陸軍中野学校卒)が、フィリピン山中から出てきて世間を驚かせたが、それは彼が金庫番をしていたからだということも書かれていた。

そして、小野田氏は口封じのためすぐにブラジルに移住させられたこと。

第二次世界大戦をはじめとする戦争が世界的金融財閥の企画立案によって起こされたものであり、その資金の出し手として日本が大きな役割を果たしてきたこと。

つまり、日本は大きなダメージを負った「敗戦国」という表向きの結果と裏腹に、金融においては驚異的な戦後復興を遂げた「戦勝国」としての裏の顔を持つことなどが、この本に記されている。

いつも疑問に思うことは、なぜ日本が戦争を引き起こしたのかであるが、要は上手に誘い込まれたのであり、日本政府の内側からカギを開ける人物がいたということでもあるのだ。

どこまで庶民をだまし続ければ気がすむのかと思うが、そうした事実はこうした本などで少しずつ明らかになりつつある。

終戦の日を前に放送されるであろう戦争特集は、こうした事実が庶民にばれないようにカモフラージュする意図があるものと思われるが、この本を読めば少しは当時の事情というものもわかるだろう。

ただ、この本の記述には理解しづらい表現もあり、また、文脈がきちんとつながっていないようにも思える部分があって、少々読みづらい点は率直に申し上げおきたい。

もちろん、そうした部分を読み飛ばしてでも、いろいろと深い発見があるのではないだろうか。

アマゾンの書評はまだあまり出ていないようだが、おそらく“とんでも本”の扱いを一部から受けるだろう。

こうした“事実”として記載されている事柄は、読者は検証のしようもないし、それを信じるか信じないかは読者の主観に判断されるからだ。

ただ、いろいろな本などの情報を統合して考えると、およそ正しいのではないか、という推測が働く。

このあたりは読者の推察力によって、本の評価は分かれるだろう。

戦争に対する反省がどうのこうのと騒がれる夏休みの読書にお薦めの一冊といえる。

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