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2008年8月28日 (木)

負ければ賊軍

昨日も県の監査委員の仕事で、朝から鳥取県庁へ。夕方、事務所に帰着し、残務整理。

ニュースを見ていると、気の毒なくらい星野ジャパンが叩かれている。昨日のニュースでは、民主党の鳩山幹事長にもけなされていた(ZAKZAK)。

今朝の朝刊の広告では、文春や新潮でも叩かれまくていた。事前の人気とは裏腹の、ものすごい手のひら返しだ。

結果については、前回同様の順位だから、決してほめられものではないけど、やはり事前の人選から、本番での采配に至るまで疑問符のつくことが多かったことが原因だろう。

つまり、負けた理由が、「仲良しクラブ」だ、「温情采配」だ、と素人にもわかりやすかったからだろうけど、まさに負ければ賊軍の扱いを受ける。

私としては山本浩二氏をコーチに選んだ時点で、大丈夫か?という疑念を持った。

山本浩二氏は言わずと知れた“ミスター赤ヘル”。しかし、監督時代は結果を残すことはできなかった。

気がつけば山本浩二氏も結構な年齢になっているが、コーチボックスに入っている姿に何となくぎこちなさを感じたのは私だけではないだろう。

ずっと“大将”で来た人だ。いまさら人気監督の下でコーチボックスに入っても、居心地が悪かったことだろう。

カープファンであり、現役時代の山本浩二氏に憧れていた私でもそう思った。

結局、星野ジャパンのベンチの中で、コーチとしての役割をはたしていたのは大野豊氏と、宮本主将だったのだろう。

大物だけに、中から批判の声を上げにくかったこともあるだろう。田淵氏とともに“仲良しで固めた”なんて言われたけど、これもやっぱり負ければ批判の対象となる。

私としては、山本浩二はあくまで“ミスター赤ヘル”であって、神輿に担がれてなんぼ、人の下で力を出す人ではないと思う。

それに引き替え、月曜日のNHKで放映されたソフトボール女子の金メダルへの軌跡は、本当に感動させられた。

中指にできたマメをつぶして、肉が出ても投げ続けた上野投手の気迫やチームメートの支えなど、ここまでできるんだなあと感心した。

水泳の北島よりも、上野に国民栄誉賞を、という声があるそうだが、納得がいく話だ。

勝負の世界は厳しい。勝つために心を冷徹にしなければ、足元をすくわれてしまう。何か結果を出そうと思えば、あそこまで純粋にそれを求めなければならないのだろう。

自分もそういう気持ちになって、何かに取り組めるかどうか。

男子の野球と女子のソフトの明暗は、とても参考になる教訓だ。

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コメント

伊木さん、こんにちは。
あまり見ていなかったので
結果は別として星野japanで気になったのが、
次につながる言葉や合理的な対策が
なさそうなこと。

総括や、次回WBCへ向けての強化策がなく
ただ精神論的な敗戦の弁が多く感じました。

自分に何が足りなくて、
補うためにどう準備していくのか。

イチローや松坂がすごいな、と思うのは
彼らはそれを実践し、
また言葉で表現できることです。

やっぱり彼らがいないとダメなんですかね~。

投稿: kinane | 2008年8月28日 (木) 09時25分

イチロー、松坂だけでなく、今シーズン絶好調の岩隈(楽天)なども選ばれなかったわけで、なんとなくその辺りから「おかしい」と声を上げる人が結構いましたね。

それで予想どおりダメだったから、批判の嵐となったのでしょう。

おっしゃる通り、監督の敗戦の弁も何となく的を得なかったような感じですが、唯一、「責任はすべて私にある」といったところは星野さんらしいと思いました。

投稿: 伊木隆司 | 2008年8月28日 (木) 11時29分

前回のWBCの優勝はやはりイチローの執念、それは全身から波動を放ち、究極のリーダーとしてチームの心の支柱となった。北京は誰がリーダーだったのか?結果だけみれば負けた、いや勝てなかった原因はそこにある。

投稿: | 2008年9月 5日 (金) 23時15分

確かにチームを引っ張っていくリーダーとなるような選手が居なかったように思います。
宮本選手がその役割を担っていたようですが、リーダーというよりコーチ役をしていたようで、今回は必ずしもうまくいかなかったようですね。

投稿: 伊木隆司 | 2008年9月 6日 (土) 15時27分

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