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2008年8月 8日 (金)

最近の政治

昨日も鳥取県庁で監査委員の仕事。

少し早めに終わったが、帰り道で渋滞にはまり、事務所に帰着するのに2時間以上かかってしまった。

夏休みシーズンだからだろうか、県外ナンバーが目立つようになっていて、交通量も増えているように思う。

さて、政治の世界では福田改造内閣がスタートしたところだが、早速、中国餃子問題で外務大臣や野田消費者対策担当大臣が対応力のなさを露呈してしまった。

実力で選ばれたというよりも、選挙を前にして郵政造反組みの取り込みを狙って入閣したといわれる大臣に、いきなり肝心の問題に突き当たってもうまく対応するのは無理というもののかもしれない。

新しい内閣には選挙対策しか頭にないように見える。派閥の領袖をそれぞれ重要ポジションに配置し、“福田おろし”を防止するだけでなく、選挙の顔として幹事長に麻生氏を配置。結果を残せば次期首相なのだろう。

結果が出なければしばらく首相の芽はなくなる可能性すらあるわけで、その判断は森派(町村派)が行うことになるのだろう。

福田内閣には、小泉内閣のころのような一つ一つの政策が地方経済に与える大きさゆえの緊張感はまったくない。

おそらく、来年の選挙が終わるまで、常に政局絡みの動きに終始するのだろう。

今の自民党にはどうやって政権を維持するか、また民主党にはどうやって政権を奪取するか、それしかないから政策は常に国民の顔色を伺ったものばかりで、評価できるようなものは少ない。

目玉であるはずの公務員改革も骨抜きにされる気配が漂うし、公益法人改革などもどれほどのインパクトを残せるか、微妙なところだ。

選挙を前に、どの団体にも気を使う様子が伺え、すべての政策が小粒でインパクトのないものになっている。

おもしろい動きといえば共産党かもしれない。「格差対策」を叫ぶ声が予想以上に支持者拡大につながっているらしい。

小林多喜二の「蟹工船」がいまごろになって、また売れ始める始末。若い世代が少しずつ共産党に流れているという。

これまで、ジェンダーフリーだ、男女共同参画だといった様々な平等政策を背後から支援しながらほとんど不発に終わった革新勢力だったが、経済格差の拡大がおもわぬ党勢拡大につながっているようだ。

そういえば、昨年の鳥取県の県議選では、共産党が2期ぶりに議席を回復させた。しかも2議席。

しかし、格差を本当に埋めようと思えば、“弱者対策”ではなく“強者対策”でなければ無理だということは歴史が証明している。

強いものをしっかり富ませなければ配分すべき原資がないわけで、経済対策としてはそちらのほうが有効だ。

そうした原理原則を無視し、単なる集票対策しかないところに日本の政治のつまらなさがあるのだと思う。

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